二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「本の家」のキリコ

2017年04月15日 | Blog & Photo
ムリやりとった連休の二日目、花を探し、本を探すため、自宅を出てから南へとクルマを走らせた。
すると、こういう店舗が眼に飛び込んできたので、急ぎUターン。

「本の家」
http://honnoie.sakura.ne.jp/



群馬県唯一の「子どもの本」専門店であった。
広さ12帖ばかりの店内には、あふれんばかりの本、本、本。
児童文学や絵本には興味がないわたしは眼をシロクロ(@_@)フ~ムム 興味がある人にとっては、たいへんな宝の山だろう。



奥にある事務所の片隅から、黒っぽい衣装を身に纏った大型犬が起きあがってきて「いっらしゃい♪」とばかり近づいてきた。
それがこの子、キリコ。
13~4才のご高齢だそうで、雌。犬種をお訊きするのを忘れたけれど、セッターかな?
深い茶色の眼が、なんともいえない愛嬌とうれいをもっている。江戸時代か明治か、そのころの人間の生まれ変わり・・・そういう印象を、わたしはうけた。





春はとっくに本番を迎えているが、なぜか今年はだらだらと雑用に追われて、撮影に十分な時間がとれない(^^;)
読書モードのスイッチもONのまま。

本庄のBOOK OFFでは、蔵書印などがあるつぎのような本8冊ばかりを買った。







堀田善衛・司馬遼太郎・宮崎駿の鼎談集「時代の風音」につづき、「物語 フランス革命」(中公新書)を、昨夜は遅くまで読みふけった。
というのも、堀田さんの「ゴヤ」を読んでいるとき、フランス革命に対する基礎知識が不足していることを痛感したからだ。バルザックを読んでいたときから感じてはいて、ミシュレの「フランス革命」を手に入れてある。
しかし、どうもちょっとハードルがたかいな・・・と放置してあった。

安達正勝さんのこの本は、とても読みやすく、読み出したらやめられない推進力をもっている。ルイ16世やマリー・アントワネットへのわたしの偏見を拭いさってくれたし、ナポレオン登場前夜のフランスが、政治的にどんなことになっていたか教えてくれる。初心者の蒙を確実に啓いてくれるすぐれた一冊。
Amazonにも、35件のカスタマーレビューがある(^^)/

ところで・・・今年度こそは完全週休二日にしようと考えているけど、果たしてどうなることか?
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