二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

もう一つの写真の醍醐味

2014年10月03日 | Blog & Photo
ん~。
いささか大げさなタイトルだけれど、まあ、いつものことか(笑)。
ひと口に写真が好き・・・といっても、その中身はほんとうに人さまざま。
マイミクさんを見ていても、そう思う。

美しいものを、ただ美しく撮ることに、いつのころからか少し飽きてしまった。
もう40年以上、こんなことをやっているからねぇε(・_・)

で、世界を探索するというか、世の中を見回してみて、
わたしの好奇心を刺激したものを撮るようになってきた。
デジタルなので、失敗しても、なんらダメージはない。
「削除! また削除!」

だから、お気楽にシャッターボタンを押している。
極端ないい方をすると「へええ、こんなものが写った」みたいな、ね!!( ・_・)
いやいや、写真はもっとまじめにやりましょうとおっしゃる方もおられるだろう。
別に茶化しているのではない。

トップにあげた写真の「おもしろさ」を、どう説明していいのか、わたしにはよくわからない。久しぶりにフラグメントらしいフォトになったな・・・と思うばかり。
ちなみにこの中年のお二人、ただの通りすがりである。



こちらは街中の小公園でみつけたDVDのケース。
わたしが捨てたのではない。
不燃ごみの捨て場が近くにあり、こんなのがベンチの脇にころがっていたのだ。
それをベンチの上にあげて撮影したのはわたしだけれど。木漏れ日が妖しい雰囲気を強調してくれた。



はじめは交通事故(*゜ο゜)ゞ
と思って、ヒヤ~リ。ここは高速道路の側道。どうやらここを住処としているホームレスのようだ。



これは何だと思いますか?
あるカフェで見かけたライター。
サックスのこういった置物はめずらしくもないけれど、ちゃんと火がつく。

つぶやきで取り上げた商店街のリヤカーもそうだけれど、好奇心を刺激してくれるものって、おもしろい。
よく観察していると、どこもかしこも、演出家のいない野外ステージなのだ。
いまでは「フラグメント」はもちろん、「郷土遊覧記」にも、
ちょっと説明がむずかしいモノがふえてきた。
これを徹底させたら、赤瀬川原平さんの「路上観察」になっていくのだろう。

世の中はキレイなもの、必要なものだけで出来上がっているのではない。
わたしはそういう“リアル”に惹かれる。
これも「写真の醍醐味」だと感じているから。
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