二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ネガカラーの“訴求力”を堪能する

2018年10月20日 | Blog & Photo
   (先日この「ぼんくらカフェ」で旧友とランチ♪ カクテルが500円とは安いなあ)



今年はどーしたわけか、銀塩フィルムカメラに入れ込んでいる。
フルサイズのデジタル一眼、あるいはミラーレス一眼を買ってしまえばいいのだが、わたしの心のどこかに、それに対する抵抗がある(^^;)
予算はそこそこ溜まった。
し、しかし。
う~む、心底欲しいと思えるカメラが“ない”とは、どーしたわけだろう(?_?)

2018年秋現在、いろいろと取沙汰されているキヤノンRのカタログを眺めていたら、35ミリF1.8という単焦点レンズがあるのに注目。
何と、なんと、このレンズは最短撮影倍率0.5倍というすぐれもの、手振れ補正機能付(@_@)
https://cweb.canon.jp/eos/rf/lineup/rf35-f18/

まさにわたしが待望していた“お散歩”用のレンズではないか!
近所のキタムラに展示してあったRの現物を見てぐらっときたけど、まだ買うつもりはない。
わずか3年かそこいらで次期モデルが登場するような機材に、大金(わたしにとっては)を投入する気にはなれないのであ~る。まあ、いずれ買うハメにはなるにしても。

というわけで、本日はキヤノンAE-1と50ミリレンズによる「フィルム写真工房」の続編をUPさせていただく。


1.鉄道の「非常警報装置」
近所に鉄路はない。
マニアな人が、どこから手に入れたのか、自宅の庭にこんなものを飾って愉しんでいるのである。
わたしはそれをオブジェと見て、撮っている。

シュウメイギクの白花が咲きこぼれていた。


2.あるお宅の庭先。
外流しの内側まで、ブルーにペイントされている。
ポンプが現役なのもすごい!!
ロモネガ独特の青がとてもコクがあって、吸い込まれるよう・・・。
うーん、いいなあ、音楽のようなもの、時間のさざなみのようなもの、が聞こえる♪


3.色と形のハーモニー・・・のつもりで撮影。
赤、オレンジ、ブルー、グリーン、ピンク。
レタッチしているけど、フィルムならではのテイスト感が胸に迫る。


4.とある街角。
白いレースのカーテンがある窓、濃いベージュの外壁塗装、通りすぎる青い軽乗用車。
軽の青に反応し、シャッターを押した。
理髪店なのだ。
ずっと奥には送電線が見える。


5.聳えるサインポールの青と赤。
デジタルで撮っていたら、何てことない“ソシアルランドスケープ”。
ここでもカラーを意識し、視神経の快楽に寄り添おうとしている(^ー^)ノ


6.2020、eco~れ、って何だろう?
背景は前橋の“トポス”ともいえる群馬大橋。
薄日射す曇り日なので、半逆光でも光がよく周っている。


7.線路際のコスモスが揺れている。
通過する電車とわたしのオンボロ車。
手動巻き上げのカメラなので、一枚しか撮れない(^^;)フフ


8.建築現場に咲いていたブーゲンビリア。
背景は青空ではなく、建材をおおうブルーシートだけど、
近づいて写したら、色のハーモニーが際だった美しさを訴えてきた(^^♪


フィルムは36枚撮りを常用している。
だから、何時間もかけて、36枚しか撮れない。銀塩フィルムならではのお作法なのだ。
だから、これらはわたしにとっては、眼に沁み入る光景ということになる。
いや、単なる思い入れなのか? わたしの錯覚なのだろうか?
だとしたら、「この時よ、永遠なれ」と、心の隅でつぶやいている人が、わたしの中に棲んでいることになる。
その人とわたしが、会話している。
「被災地ではこーゆー風景が毀れてしまうんだよ、あのときのニュース見た?」
なんてね。

――そうさ、あらためて、ネガカラーの訴求力について語りたくなってきたんだ、この秋は。フィルムで撮るというのは、一枚、一枚の価値が、デジタルの画像とはまるで違うのだから。



1)機材はキヤノンAE-1&NewFD50ミリF1.4 ロモネガカラー100
2)「フィルム写真工房2018 ~キヤノンの巻」はこちら♪
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000105472162&owner_id=4279073

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