二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

11年前のデジタル一眼、キヤノン5Dと遊ぶ

2016年05月17日 | Blog & Photo
ひょんなことから手許にやってきた、初代の5D。
アルバムにおよそ100枚の画像をUPしたので、主観的な(独断的なといってもいいけれど)感想を、手短に書いておこう。

知り合いから買ったとき、12000円。しかし、充電器がなく、中古ショップへ問い合わせて、中古品を手に入れた。それが2500円(税込)。CFカードの手持ちが2枚しかないため、4GB1枚を新品で買ったが、最安値の製品で約3500円。
SDカードに比べてCFはずいぶん高価である。

しかも使いはじめてすぐにカードを認識しなくなり、ただのゴミになってしまった。
調べてみたら、メーカーの公式修理受付期間は10年間なので、2015年に終了、キタムラへ持っていってお訊きしたところ、部品の供給がないため、修理できないと断られた。
仕方なくネットで修理可能な業者を探し、使えるようになったが、メンテナンス料金が、約15000円。

お安いと思って買ったのに、結局なんだかんだと約33000円の出費\(_ _*)m
はじめからこういう費用がかかるとわかっていたら買わなかったろう。しかし、乗りかかった船、まったく予測できなかったわけではなかった。
それにEFレンズが3本寝かしてあったから、それを再登板させたいという願望があった。

■EFレンズ
1.20~35ミリズームF4-5.6USM 1993年発売
2.35~135ミリミリズームF4-5.6USM 1990年発売
3.100~300ミリズームF4.5-5.6USM 1990年発売

デジタル時代が開幕する十数年前、フィルム時代のEOS10を買ったころ、前後して新品で買ったことを覚えている。鏡胴はプラスチック、チープなつくりの安レンズであるが、キヤノン製品からニコンに乗り換えるとき、売り損ねてしまった´Д`

カメラは古いし、レンズはもっと古い。
こんなカメラ、レンズがいま、実用になるかどうか、どんな写りをするか、好奇心が働いた。
フィルムカメラを現在でも使っているわたしには「進歩」に対する幽かな疑いがある。
「メーカーやカメラ情報誌のアナウンスに踊らされてどうする」という、反骨精神が頭をもたげる。
まあ、単に予算がないため、“貧者の反感”とえないこともないけれど(笑)。


麦秋の沿線を走る地元の上毛電鉄。望遠側で撮影したが、オリジナルだとディテールで画像の乱れが気になるレベル。コントラストが低いため、レタッチした。


真っ赤なブラシの木。名前通り柄付タワシそっくり。ボケはよくも、悪くもないといったところか。


ISO400に設定してある。暗所の描写はよくないが、mixiサイズにリサイズしてしまうと、まあ、こんなもの。手振れ補正がないため、ガッチリカメラを構えないと不安である。


「ばら園」の薔薇、後ろは松林。明るい屋外では不満がないレベルだと思うが、グラデーションのきめ細かさが、多少気になる。色再現は悪くない。
最大で1280万画素、DIGIC 2の時代であ~る。(わたしはL-FINEでは滅多に撮らないが)。


当たり前だけれど、こういう大きなボケが愉しめるところが、フルサイズ機のメリット。
背景のハイライト部、二線ボケが少々うるさいがやむをえない。

わたしはフルサイズ機をほかに使ったことがないから、比較レポートは書けない。
2005年当時、5Dはアマチュアに“爆発的”な売れゆきをしめしたのではなかったろうか?
新品売り出し価格は、調べてみると380000円前後とある(^^♪
風景写真がお好きな方がおもに買って、三脚に据えて使われたのだろう。

トップ写真をご覧のように、キヤノンF-1Nと比較してもかなりの大きさ。こういう機種をさげて、長時間歩きまわり、スナップを狙うのは体力を必要とする*´∀`)ノ
要するにどんなカメラ、レンズを選択するのかは、どんな写真を、どんなふうに撮影したいのかに、密接に関係している。
お古のカメラと遊んでもらいながら、わたしはその経験を愉しんでいるわけである。むろんマイナス面だけでなく、プラス面だってある。
そのあたりは、感情的にならず、冷静に判断しようではないか。


※今回使用レンズはすべて35~135ミリの高倍率ズーム。
望遠側より広角側のほうが写りがいいという印象だが、わたしの錯覚かもしれない。
尚、設定は基本的にデフォルト。スタンダード、J-peg、PまたはAモードで撮影。

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