二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「万葉群像」北山茂夫(岩波新書)を読む

2016年10月21日 | エッセイ(国内)
久しぶりに、昨夜は一冊の本を遅くまで読みふけってしまった。北山茂夫の「万葉群像」(岩波新書)。

過去に万葉には数回チャレンジし、その都度挫折した苦い経験がある。この本をもっとはやく読んでおくべきだった、せめて40代に。
大津皇子、柿本人麻呂を叙する筆致は、誠意と共感に満ちていて、すぐれた説得力があり、目頭が熱くなった。

1300年も昔の歌人たちが、生きいきと甦るさまは圧巻といっていい。
北山さんは古代史専門の学者で、若いころ「大化の改新」(岩波新書)を読んだが、ほとんど覚えていない。
同新書に他の著作があるから、いずれ手をのばそう♪ 
その前に、茂吉の名高い「万葉秀歌」がひかえている。


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