二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

2013年ベストセレクション 番外編「カメラの肖像」

2013年12月12日 | Blog & Photo
好きだなあ、カメラ。
バイトでかせいだお金で、はじめてカメラを買ったのは20歳だったか、21歳だったか。
ハッキリとは覚えていないけれど、西暦でいえば、1973年前後のこと。
それからたくさんのカメラボディ、レンズを、買ったり売ったりしてきた。わたしにとっては最大の「道楽」といっていいだろう。

よく中古カメラショップへいったり、田中長徳さんの本を読んだり・・・。景気がよくて、収入があった時代には、ライカ2台のオーナーだったこともある。





こうして、意識して「カメラの肖像」を撮るようになったのは、2年ばかり前から。
どうしてかというと、かつて所有していたM3やM6、ズミクロンの写真が、ほとんど手許に残っていないから。「そうか、これらのカメラも、永久に手許にあるかどうか、わからないぞ」
そんな思いが動機だった。

デジタルのカメラに比べれば、銀塩フィルムカメラは、はるかに長い時間軸の中を旅している。これからもそうだろう。フィルムがこの世から消えてしまわないかぎり。
長いつきあいだから、真に愛機というに値する。

むずかしい理屈なんていらない。
こういうカメラを眺め、研いたり、空シャッターを切ったり、こうしてポートレートを撮ったりしているとき、わたしは心底くつろいでいる。他人から眺めたら、さぞやだらしない顔に見えるだろう(*’v'p

昨年は二眼レフにほの字だった。
1.タイムラグがほとんど感じられない
2.被写体にお辞儀しながら撮影するウエストレベルファインダーの味わい
3.クイックリターンミラーがないので、撮ったその一瞬の像の消失がない
4.シャッター音が撮影者本人にすら聞こえないほど小さい
5.ボディのあの独特な箱型スタイル

そんなところが気に入ったのだな。
スローライフなまだるっこしい操作感だが、置きピンすれば、スナップショットだってこなしてくれる。








35�ではニコンF3、中判ではローライフレックス3.5F。昨年から、これがわたしのメイン機材なのである。
フィルムカメラは、当面、これ以上ふやすつもりはなくなったから、このフィルムカメラに来年も変更はないだろう。
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