二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ヒゲナガコメツキに出会った日

2011年06月09日 | Blog & Photo
お昼近くなって、高崎にある「N湖小湿原」へ出かけた。
地図上に「N湖小湿原」という場所があるわけではなく、これは三毛ネコのsyugenの命名による。
乾燥がすすみ、湿原そのものは、半ば死にかけている。
4年ばかり以前に発見して、毎年数回通っている。
ことしはこれが2回目。ようやく「生態写真」のエンジンが始動しはじめた(^_^)/~

規模は小中学校の校庭ほど。たまに草刈りがおこなわれる程度で、ほとんど放置されているので、小動物や昆虫にはうってつけの環境。わたしにいわせれば、棲息密度の高い観察&撮影ポイントなのである。
そこから数枚ピックアップし、コメントを書いておこう。

1.まずはこれ。マクロレンズと、CX4の広角接写画像。





少し調べてみると、どうやらヒゲナガコメツキ(?)のようである。川沿いの梅林の一角で発見した。初見なのでいささか興奮し、20枚くらい撮影(笑)。この立派なひげをご覧いただきたい。コメツキムシの仲間は地味で写真うつりが悪いから、めったなことでは撮影はしないのだが・・・。


2.こちらはサカハチチョウ。出会ったとき、蜘蛛の巣にかかって、さかんにもがいていた。そのねばっこい糸が左上に見えるだろうか? 自然には手をくわえてはならない・・・と考えているので、ヒカゲやジャノメの類なら救出しないのだが。むろん、すぐそこに、クモの魔手がせまっている。もがいたため、翅の傷みが目立つ(=_=)




3.トンボ三態。上2枚はカワトンボの仲間だろう。陽に透けて、翅がきれいだった。3枚目は、イトトンボの仲間。シックないでたちだけれど、こんなロンパリでは、世界はいったいどういうふうに見えているのか?





  


4.つぎは、まず、ヒメクロオトシブミ。揺籃はあちこちにぶらさがっているのに、これまでなかなか成虫がみつからなかった。その下はハエトリグモ。マミジロハエトリはよく見かけるけれど、これはめったにいない。いまどきの小娘みたいに、脚が異常に長く、色白さん(笑)。






5.つぎはまず、シロコブゾウムシ。いかにも由来の「ゾウムシ」らしい風貌の持ち主で、骨が歩いているよう・・・。驚かすと、死んだまねをし、ころんと地面に落っこちる。下はヒメカメノコテントウ。5mmほどなので、マクロレンズの先に、クローズアップレンズをつけたいほど。こいつらとは、よく出会う。






6.最後はテングチョウ二態。先日の三ノ輪にもいたけれど、撮影のチャンスがなかった。駐車場で2頭がテリトリー行動。下の1枚は「飛翔の瞬間」を狙ったものだが、残念なことに、形が崩れてしまった。



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