二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

鳥撮り1年生の悩み

2014年04月22日 | Blog & Photo
(縄張りのパトロールを怠らないモズ♂)


キヤノンパワーショットSX50HCという高倍率ズーム機がやってきたのが、3月15日のこと。
それから野鳥撮影に入門し、1か月と少々が経過した。
鳥撮り1年生はいろいろな悩みをかかえている∵ゞホエ

なにしろ警戒心のかたまりのような生きもの。近づくことができないので、遠くからの撮影となる。それがなんとも、歯がゆい。
現場に到着すると、まずは耳をすます。虫は秋の虫以外はめったに鳴かないけれど、野鳥はよく鳴く。
ある程度経験を積めば、声を聞くだけでなにがいるかおおよそ見当がつく。
それはわかっているが、わたしにはまだムリ(´д`;;


このところ、出勤時刻を1時間ばかりはやめ、通勤途上にあるM公園(利根川河畔)を散策してから事務所へいくことが多い。
野鳥たちは大抵、夜が明けるとすぐに行動を開始する。その代り、夜がはやい。
午前中なら11時ころまでかしら? そして、夕刻ふたたび行動する鳥もいる。

鳥の気持ちはまったくわからない(笑)。
その日、なぜそこにいるのか?

けさはM公園に着いてすぐ、いつもと違う鳴き声がかすかに耳に届いた。
「おや?」
それから、体に黄色みのある鳥影が、灌木の茂みにチラリ、またチラリ。
なんだ、またカワラヒワかな・・・とおもったが、声が違う。


そうして、キビタキと出会うことができた。
新緑が茂りはじめたサクラの梢を、落ち着きなく動き回るので、ピント合わせが追いつかない|*゜Д゜|┛ ズームし、ピントとAEが決まるころには、もうつぎの梢へ移動。
「あらら、あらら・・・あらら」
はずしっぱなし´Д` さんざんからかわれた。


ところが・・・。
キビタキを眼で追っていたら、背中が青い鳥らしい影!!
ん、もしかしてオオルリかな?
夢にまでみたキビタキのつぎは、幸せの青い鳥、オオルリがやってきたのだ。興奮したがまるで写真にならない(゜ヘ゜)?
つぶやきにも書いたように「証拠写真」ということでお許しを(^^;)!
初見にして、初撮りは苦い経験となった。

小さな野鳥はひとつ場所に長く留まることは、まずない。天敵や人間に狙われるからだろう。人間なんて、まるで信用されてないのだ。
こっちからは富士山が見えるけれど、富士山からこっちは見えない。
つまり初心者だと、大抵の場合、向こうがこちらの存在にさきに気がつくのである。野鳥たちに比べたら、人間の体はあまりに巨大だ。
怖がるのも、ムリないよね。

サクラの木でなにをしていたのか?
花が落ちたあとのガクの部分を食べていたように見えたが、確信はもてなかった。


キビタキ、オオルリがやってきたサクラの並木。
ご覧のように、路面が茶色に染まっている。花柄(かへい)という部分だろうとおもわれるが・・・。
数羽でやってきて、10分ほどせっせとそれを啄んでは、さっとどこかへ飛んでいく。しばらく待っていると(10~20分くらい)、ふたたび数羽でやってくる。
そして11時まえには、完全に姿を消した。
「鳥の気持ちはわからない」
わたしはそうつぶやいて、クルマにもどり、会社へ向かった。
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