二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

福田和也「作家の値打ち」が出てきた

2024年07月09日 | シャッフル/books
福田和也「作家の値打ち」(飛鳥新社 2000年刊)、こんな本があったのを思い出した。 「作家の価値は、人の記憶に残る作品をどれがけ書けるかで決まる。その点からすれば、やはり《第三の新人》までの作家は偉い、というか高い値打ちをもっていると云わなければなるまい。」 文学の世界の“偏向”がどうやら許せないらしい。 全574点のうち、最高点をたたき出しているのは「仮往生伝試文」古井由吉、「ねじまき鳥クロ . . . 本文を読む
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