バッハに「インベンションとシンフォニア」という名曲があるのは知っている方が多いと思うけど、わたしの定番はヴァルハ(ヴァルヒャ)だった。
モダンピアノでこの曲はないだろうと。ところがそうでもないぞ(=_=)
グールドの演奏を聴いているうち、しだいに引きずり込まれてきた。
ううむ、これは今季の収穫だにゃ。 . . . 本文を読む
(夕景 2014年7月)
1 詩集という光の束
故郷へのまなざし
故郷からのまなざし。
そのあわいに 微かな光の束がひろがっている。
あれはなんだろう。
あれはなんだろうと思いながら
散歩をしている。
意味があるような
ないようなご近所の散歩。
今日は中也がぼくのかたわらに寄り添っている。
中也の「朝の歌」が。
ふうっと吐息をもらすと
そこに侘びしそうな中也がいる。
薄汚れた . . . 本文を読む