二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

食いしん坊だった正岡子規その他のこと

2013年02月20日 | エッセイ(国内)
うろ覚えで恐縮ながら、そこに正岡子規の食にまつわるエピソードがいくつか紹介されており、これにインスパイアされるようにして、「病床六尺」「仰臥漫録」を読んだ・・・ということはすでにどこかに書いた。 このあいだ岩波文庫「飯待つ間(めしまつま)」を手にしたのも、この本に収録された「くだもの」という子規のエッセイが読みたかったから。いやー、こんな痛快なエッセイはそうめったにあるものではない。本書のタイトルとなった「飯待つ間」も悪くはないけれど、この一編といえば「くだもの」にとどめをさす。彼は自分でも認めているように、異常なほど食い意地の張った男であった。 . . . 本文を読む
コメント