二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

過ぎ去った時との情交

2012年11月03日 | Blog & Photo
写真とは光の化石である・・・といったのは、かの森山大道さん!これにインスパイアされ、わたしは以前、撮影とは「時の化石を探す旅である」という意味のことを書いたことがあった。「過去はつねに新しく未来はつねに懐かしい」これもまた、現代写真界の大スター、森山さんのことばで、著書のタイトルにもなっている。http://www.bookoga.com/moriyama/kako_mirai.html 「過去はいつも新しいという謂は、カメラマンであれば当然の日常感覚であり、未来がつねに懐かしいという謂も、きたるべき未知の時間や風景は、いま街角の片隅のそこそこに、予兆となって浮遊しているという日ごろのぼくの実感である。」(森山大道)いまのわたしには、森山さんがここでいおうとしていることが、じつによく理解できる。 . . . 本文を読む
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