二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

運命の足音

2007年12月28日 | エッセイ(国内)
 「大河の一滴」がおもしろかったので、小説家としてではなく、エッセイスト五木寛之に関心が出てきた。休筆宣言などをして執筆から遠ざかっていた時期もあるようだが、もともと多作の人である。売れているだけに、五木さんの本は、よく散歩にいくBOOK OFFの棚にたくさんならんでいる。  何冊か買ってきたなかから、まずこれを、・・・と考えて読みはじめた。  抑制の効いた、知的で洗練された文体である。お行儀がよ . . . 本文を読む
コメント (2)