二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

五木寛之「大河の一滴」

2007年12月26日 | エッセイ(国内)
 日本の社会や自然にほころびが目立つようになったのは、いつからだろう。  迷走、混迷、荒廃、欺瞞・・・いろいろな分野で問題が噴出し、そういった問題が改善されるどころか、ますます悪化しているようにみえる。わたし自身をふくめて、人びとの生活や心に、不安が拡がっている。とくにここ数年、時代の閉塞感が強まり、希望のもてない暗い未来を予測する人がふえてきた。「いったい、世界はどうなるのだろう? 日本や自分自 . . . 本文を読む
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