今回のユースホステルのレッスンには、
ニコニコママのおうちで知育実践中の娘ちゃんも
参加してくれていました。
この娘ちゃん。「おそらく内向的感覚タイプ?」というニコニコママさんの判断そのものの言動を取り続けていました。
が、わたしはこの子は内向的感覚タイプの子ですといえば、そのまんまその通りの姿なんだけど、
「ん?」と感じる面が多々あったので、
私側からのそうしたタイプの子に対する関わりを極力抑えて、
娘ちゃんの発信しているものを、ありのままに受信することだけに努めました。
せっかく参加していただいているので、本人の興味を広げてあげる活動もたくさんさせてあげたかったので、
その点、レッスンの手伝いに参加してくれていた事務Kちゃんが実力を発揮してくれていたので、
ホッとして、それにお任せしていました。
帰宅してからうちの娘に、
「事務Kちゃんが参加してくれていてよかったわ。ほら、私はちょっと男っぽいところがあって、
次々アイデアを出して、楽しいことを発展させていこうっていう男の子たちと意気投合して、動いていることが多いから、
ゆっくりとていねいに関わっていく子たちの相手をしそびれるところがあるのよ。
ほら、女の子って、自分が、○○の本を読んだのって言うと、それに対して、そうなんだ~すごいね~っていう
自分の期待通りのフィードバックがないってだけで傷つくような
繊細な感性があるじゃない?
私は、ある面、裏も表もないような男の子っぽい感性で、
物事を素のまんま捉えて、そのまんま発するから、
悪気なくそうした子たちの期待を裏切ってしまうことも多いのよね。
その点、☆が参加してくれていた時も、事務Kちゃんが参加していくれていた時も、
そうした繊細な感性に、その気持ちわかるわかるっていう細やかな部分にまで配慮が行き届く
対応で助かったわ」
と言いました。
すると、娘は、「そういう女の子~って気持ち、本当にわかるもの。
でも、私も事務Kちゃんも若いっていうか、
自分の性質で理解できる範囲で、人を理解して接しているところがあるけれど、
お母さんはそういうのを超えて、もっと大きな視野で子どもを眺めていて、
先のことも考えて、接しているのがわかるからすごいと思うよ」と答えました。
そうして うちの娘ちゃんに持ち上げてもらうと、
「そうなのよ~別に苦手だから避けているわけではないの。
ちゃんと、この子の今への対応は若い子たちがしてくれているから、
私は私にしかできない、ん?という引っかかりへの適切な対応に努めるのが
最優先と思って、私なりの行動を選んでいるわけでもあるのよね」
と思えてきました。
私がニコニコママさん家の娘ちゃんが、内向感覚型ということに「ん?」と感じたのは、
これまで出会ったこのタイプの子たちは、夢見るようなどこかぼんやりした優しい眼差しをしていて、
表情もヨーロッパの陶器のお人形さんのような透明感と謎をたたえていることが
多かったので、
娘ちゃんにはその雰囲気とは異なるものを感じたからなのです。
内向感覚型の子たちには、舞うちょうちょののような掴みどころのない可憐な雰囲気があって、
ひとつの作業に熱中しはじめるとき、
できてくる作品と溶け合うような、まるで作品がその子自身の姿であるように感じるときがあるのです。
その点で、ニコニコママさんの家の娘ちゃんの表情からは、自分の考えを表現したいという
強い意志のようなものが感じられて、
感覚的な作業に没頭しているとはいえ、
それを踏み台にして、もっと外に表現したい何かがあるような印象を受けたのです。
最初のレッスンで、娘ちゃんはお家で作っているというドールハウス作りに没頭していましたが、
私はその様子から、その作業への深い愛情からそれを発展させてもらいたいという思いよりも、
今は取りあえず安全な自分の慣れた仕事をしながら、
今まで外に表現する機会を失っていた何かを出す機会をうかがっているというギューっと凝縮された
エネルギーのようなものを感じたのです。
次回に続きます。
今回のレッスンを記事にしていただきありがとうございます。
先生がどのように娘とかかわってくださっていたのかを知ることができて感謝しています。
これからの続きも楽しみに読ませていただきます。
ありがとうございました。