虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

ウォータースライダー と新幹線のサクラちゃん

2015-10-18 16:21:25 | 工作 ワークショップ

 小3のAくんが、「どんぐりを滑らせるウォータースライダーを作りたい」

と言いました。

ペットボトルに透明のチューブを取りつけて、水を入れるところまでは

よかったのですが、どんぐりをどうやってチューブの中に入れるのか……

どこから滑らせたらいいのか……という点で困ってしまいました。

そこでチューブの一部に切り込みを入れて、そこからどんぐりを入れることにしました。

 

少し水は漏れましたが、見事、成功。

お手伝いしていた妹ちゃんたちも大喜びしていました。

 

Aくんは、幼い頃から工作が大好きだった男の子。

3年生になった頃から、思考力がメキメキ伸びだしました。

算数の力はたいしたものです。

 

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<おまけ>

 

年長のBくん。

いっしょにレッスンしていたホラー好きのCくんが、

「トイレの花子さんのポップアップ絵本を作りたい」というのを聞いて、

「ぼくは、新幹線が好きなんだけど……」と言いながら、

Cくんといっしょにちょっぴり怖いしかけ絵本も作りたくて心が揺れているようでした。

 

結局……作ったのは、「新幹線のサクラちゃん」という新幹線内のトイレに潜んでいるという

お化けの絵本でした。

 


ままごと遊びで能力アップ

2015-10-18 13:00:15 | 0~2歳児のレッスン ベビーの発達


  

 

手先が不器用な子のために、ペグさしやモンテッソーリ教育のお仕事をすすめても

嫌がってしないことがよくあります。

教室に来るちょっぴりこだわりの強い子たちが好きな手先のお仕事を紹介します。


◎封筒におもちゃのお金を入れる

◎さいふにおもちゃのお金を入れる

◎貯金箱におもちゃのお金を入れる

などです。

学習っぽくない、封筒にお金を入れる作業は特に人気があって

不器用さの目立つ子も熱心に取り組んでくれます。

他に、100円ショップの南京錠をはずす作業も喜びます。

 

ままごと遊びを少し工夫すると、さまざまな能力を育てることができます。

まず他と区切られた空間は大事ですね。教室ではテントを吊ることが多いですが、

お家なら敷物を敷くだけでもいいと思います。

ごっこ遊びのお家のインターホンをならして(声真似です)宅配品を届けます。

宅配ごっこは「包む練習」にもってこいです。

 

おりがみで包む場合、小さめの小物を。いらない包装紙を適当な大きさに切ったものも

重宝します。あまり引っ付かない状態にしたシールやテープで最後にとめます。

紙で包む以外、ハンカチやナプキンで包むのもいいです。

手先が器用になる上、見積もる力がついてきます。

こうした遊びを加える際は、教え込むことよりも

遊びの世界のバリエーションを豊かにして、子どもの「やってみたい」を増やすことが

大事です。

きれいに包ませようと教えすぎると、遊び心が失われて学ぶ意欲が弱くなります。