虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

算数の世界に親しむ遊び

2015-05-08 19:00:33 | 算数
小1の子たちと、玉入れ遊びをしました。
本格的に天井からかごを吊って投げ入れて、
その後、玉の得点計算をしました。

全ての玉が1個ずつ入っていたので、1+2+3+4=10点

ついでに少し難しい問題にチャレンジ。
色ごとにA~Dの記号をつけて、

A+2×B+C
とか、
3×B+D
を計算。
なんとか解けました。
 
Y くんが、じゃんけんのおもちゃを出してきて遊び始めました。そこで、じゃんけん遊びを通して表の見方を学ぶ遊びをしました。
3体ずつ人形を持って、勝った人が、負けた人から人形を1体もらいます。
それぞれの人形の数を表に書いていきます。
 
後から、表を見ながら、どちらが勝負に勝ったのか当てます。表なしで遊ぶなら、もっと幼い子も楽しめる遊びです。
 
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<ニュートリーコというゲーム>

簡単に作ることができる

詰将棋に似た数学的な『ニュートリーコ』というボードゲームの作り方を

紹介します。

 

写真のように5×5のマスと

色の異なるコマを3つずつ作るとできあがり。

 

<ルール>

最初に↑の写真のようにコマをセットします。

赤チーム、緑チームで、自分の色のコマを

タテ・ヨコ・斜めにまっすぐ3つ並べた方が勝ちです。

★ コマの動かし方に特徴があります。

順番に自分の色のコマをタテかヨコかナナメに動かします。

その時、相手のコマの手前かボードの壁まで止まることができません。

どこまでも滑って行くようにコマを動かします。

 

自分の好きな場所で止まることができないため、

3つ並べるには、何手順も先の

コマの動きを読んでいかなくてはなりません。

 

幼児や小学校低学年の子が将棋をすると、コマの動かし方を覚えることに

気を取られて、先を読むことまでできないものです。

このゲームは、シンプルな作りのため、幼い子たちも

自然に先を予測しながら遊ぶようになっていきます。

 

 

ネットで、『ニュートリーコ』で検索すると

オンラインゲームを楽しむこともできますよ。

 

 

 

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<サイコロの見えない面を推理する教具>

サイコロの見えない面を推理するための教具を作りました。

100円ショップの半透明のプレゼント用の小箱とドッツシールを使っています。向かい合う面の関係に気づきやすいように同じ色のシールを貼っています。半透明の箱を使うと見えない面に対する推理力が働きやすくなりました。

 

 

 

詰将棋のように先を読みながら勝負するゲーム。

裏面には、同じこのマス目を使って、

それぞれの子が自由に自分で考えたゲームを作りました。

 

 

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サイコロをいくつか重ねて、見えない面の数を当てるゲームをしています。

 

サイコロの見える面の数から見えない面の数を推理する力は、中学入試でも出題されています。こんな風に、実際のサイコロを見ながら、面の数を当てて遊ぶうちに推理するコツがわかってきて、こうした問題を考えるのが大好きになっていくはずですよ。

 


マヨネーズの溶岩ドーム実験

2015-05-08 14:45:40 | 理科 科学クラブ

 

『世界一おいしい火山の本』(林 信太郎著/小峰書店)を参考に

マヨネーズを使った溶岩ドームの実験をしました。

穴を開けた紙皿の下からマヨネーズを絞りだすと、

写真のようにまるでお正月の鏡餅のような形になるのです。

同じように粘り気が強くてもはちみつや水あめでは、この実験はうまくいかないそうです。

 

 

溶岩ドームの実験をしていたのは、 年長さんの女の子たち。

ドキドキワクワクして大はしゃぎで実験しながら、「お母さんに怒られそう」と心配し、

「ねぇねぇ、おじちゃんに怒られない?」とわたしに気づかってくれていました。

「先生は自分がお母さんだから叱られないよ」とひとりが言うと、

「お母さんのお母さんに叱られない?」と別の子。

しまいに、「お姉ちゃんに叱られない?」とも小声でつぶやいていました。

さすがにわたしも食べ物を使った実験はバチが当たりそうで、もったいなくて怖々……。 

実験結果の意外なほど美しいドーム型には、とても感動しました。  

 

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<火山のめぐみ実験>

火山がたくさんの水をためこんで、ダムの役割を果たすことを

スポンジケーキで実験しています。

 

この『世界一おいしい火山の本』には

牛乳による火砕流実験やら、コンデスミルクでするカルデラ実験やら

マヨネーズでする溶岩ドーム実験やらソースを使った溶岩実験など

火山の仕組みを学ぶための実験を身近にあるものでする方法を

たくさん紹介してくれています。

 

今回の実験、実験後の牛乳のしみ込んだカステラは子どもたちと分けて食べましたよ。

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<火山の噴火>

2、3歳児さんたちのグループレッスンで、

ブロックを使って火山が噴火する瞬間を再現して遊びました。

ブロックで火山を作った後で、山頂に置いている小さな容器に

重曹とクエン酸を入れました。

スポイドで水を落とすとぶくぶくと噴火開始。

子どもたちははしゃぎ過ぎて、これまで見たことがないほど大笑いしていました。

 

↓100円ショップで購入。

実験の後で水をかけてブロック全体を洗浄することにしました。

一石二鳥ですね。