↑ (ロボットの)ハエです。
前回の続きです。
② 「課題を作り出す」ことが上手になります。
サイズへの気づきが数の増減の理解につながります。
物作りに親しんでいると、「もっと高くしたい」「本当に水が出てくるみたいに見えるシャワーのついているお風呂がつくりたい」
など、日常の中で、「こんなことできないかな?試してみよう」という気持ちが起こりやすいです。
ものさしを使うのが難しい年齢の子でも
高さや長さを簡単にそろえることができるのがデュプロブロックのいいところです。
また自然に同じサイズのパーツを扱うことが増えるので、
そうしたサイズをそろえる作業が、
そのまんま数の増減の理解につながりやすいです。
身近な大人が、トンネルや車庫、牧場の囲い、立体駐車場、
お家などのシンプルな立体作品の見本をいろいろ作ってあげることも大事です。
③ 想像力を膨らませます。
ブロック遊びにいっしょに付き合うことで、子どもの想像力を広げるお手伝いができます。
たとえば、動物で遊んでいたなら、動物たちを調教してサーカスに出場させるようなストーリーで遊べるし、
動物の住んでいる環境(ジャングルや砂漠や氷の世界など)を作って遊ぶこともできます。
パレードをして、音楽を演奏してもいいし、サファリパークを作って子どもと車に乗って見て回るのも
楽しいです。
④ 科学的な力に精通します。
輪ゴムがあれば、デュプロブロック数個で、
ブロック電車を連結できるし、開閉するドアも作れるし、知恵の輪のようなパズルも作れます。
体操人形も作れるし、野球ゲームも作れるし、さまざまな働く車も作れるし、回転する遊具も作れます。
磁石や懐中電灯にしても虫眼鏡にしても鏡にしてうちわにしてモーターや豆電球にしても、それを使って、
幼い子でも簡単に
ありとあらゆるものが作り出せるところがデュプロブロックのすばらしいところです。
そうして遊ぶことで
その働きに精通していくことができます。
⑤ 理由に対して敏感になります。
論理的に考えるようになります。
(写真は以前のものです)
くるくる回すだけで車が引っ張られるのはどうしてなのか?
ブロック遊びに動きを取り入れることで、
疑問がたくさん生じて、理由を知りたいという気持ちが高まります。
論理的に考える力も育まれます。
⑥興味の世界が広がる。
(写真は以前のものです)
「清水の舞台から飛び降りる」なんてことわざがどうして生まれたのか、作ってみて納得した子どもたち。
歴史的建造物にしても、宇宙開発にしても、ブロックで気軽に作るうちに
興味がどんどん広がっていきます。
(今回のブロック講座は写真を少ししか撮っていなかったので、過去の写真も使用しています)