今日はオーストラリアで暮らしている☆ちゃん、★くんが、
1年ぶりに虹色教室に遊びに来てくれました。
☆ちゃんは日本の小学1年生にあたります。オーストラリアの学校では
教科書を使わず、それぞれの子の進度に合わせて学ぶそうです。
参観に行くと、ひとりひとりの子が他の子とは異なる課題をしている
そうです。
☆ちゃんは自分が選んですることに安心感を抱いていて、
日本の一般的なこの年齢の子より
集中力や根気があるように見えます。
遊んでいる最中にうまくいかない場合に、自分で問題を解決する能力や、
目の前の課題に真剣に集中して考えるのも得意です。
海外から(それもまだ自然がたっぷり残っている地域から)来てくれる子どもたちに接していると、地頭の良さのようなものと、
「自分」というものの核がしっかりあるな~という印象を受けます。
自分が自分であることに安心している感じです。
自分が自分であることに安心している子って、
自分なりの尺度で、「成長したい」「できるようになりたい」という気持ちを外に向かって放っています。
かといって大人からの承認や評価を気にかけていません。
海外から教室に来てくれる子たちに接していると、
今、日本の子どもの生活から何が奪われているのか、気づかされます.
ぼーっとしたり、ぼんやりしたり、好きなことを好きなペースでしていると、
今の日本では、「怠けている」「時間の無駄」「非生産的」ととられがちです。
幼稚園の年少さんの段階で、今の日本の子は
とてもあわただしい日々を送っているものです。
さまざまな場で何かすることを与えられ、結果を評価されています。
また隙間の時間も子供向けのビデオなどで埋まっている子が多いです。
そのビデオが英語学習や知能アップのための質の良いもの
だったとしても、
ぼーっとする時間が減るのは事実です。
ぼーっとする時間がないということは、つまり、空想したり、想像力を膨らませる時間がないということですよね。
エセル・S・パーソンは、『人はなぜ空想するのか』という著書の中で
次のようなことを書いています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空想する能力を身につけることは、発達課題の達成であり、この能力がなければ
活気や情熱を持てず、
ときには希望や前進力に欠けた人生を送ることになる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海外で、日本とは全く異なる環境と時間のもとで暮らしている子たちに
接していると、
この空想する能力というか、イメージしながら考える力の高さを
感じるのです。
そのため、活気や情熱にあふれています。
幼児期に、「子どもの時間を有意義なものにしたい」「価値あるものにしたい」と気持ちが急くときには、
そうして何かさせることが
子どもの想像力の発達を妨げていないか
注意する必要がありますね。
web拍手を送る
1年ぶりに虹色教室に遊びに来てくれました。
☆ちゃんは日本の小学1年生にあたります。オーストラリアの学校では
教科書を使わず、それぞれの子の進度に合わせて学ぶそうです。
参観に行くと、ひとりひとりの子が他の子とは異なる課題をしている
そうです。
☆ちゃんは自分が選んですることに安心感を抱いていて、
日本の一般的なこの年齢の子より
集中力や根気があるように見えます。
遊んでいる最中にうまくいかない場合に、自分で問題を解決する能力や、
目の前の課題に真剣に集中して考えるのも得意です。
海外から(それもまだ自然がたっぷり残っている地域から)来てくれる子どもたちに接していると、地頭の良さのようなものと、
「自分」というものの核がしっかりあるな~という印象を受けます。
自分が自分であることに安心している感じです。
自分が自分であることに安心している子って、
自分なりの尺度で、「成長したい」「できるようになりたい」という気持ちを外に向かって放っています。
かといって大人からの承認や評価を気にかけていません。
海外から教室に来てくれる子たちに接していると、
今、日本の子どもの生活から何が奪われているのか、気づかされます.
ぼーっとしたり、ぼんやりしたり、好きなことを好きなペースでしていると、
今の日本では、「怠けている」「時間の無駄」「非生産的」ととられがちです。
幼稚園の年少さんの段階で、今の日本の子は
とてもあわただしい日々を送っているものです。
さまざまな場で何かすることを与えられ、結果を評価されています。
また隙間の時間も子供向けのビデオなどで埋まっている子が多いです。
そのビデオが英語学習や知能アップのための質の良いもの
だったとしても、
ぼーっとする時間が減るのは事実です。
ぼーっとする時間がないということは、つまり、空想したり、想像力を膨らませる時間がないということですよね。
エセル・S・パーソンは、『人はなぜ空想するのか』という著書の中で
次のようなことを書いています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空想する能力を身につけることは、発達課題の達成であり、この能力がなければ
活気や情熱を持てず、
ときには希望や前進力に欠けた人生を送ることになる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海外で、日本とは全く異なる環境と時間のもとで暮らしている子たちに
接していると、
この空想する能力というか、イメージしながら考える力の高さを
感じるのです。
そのため、活気や情熱にあふれています。
幼児期に、「子どもの時間を有意義なものにしたい」「価値あるものにしたい」と気持ちが急くときには、
そうして何かさせることが
子どもの想像力の発達を妨げていないか
注意する必要がありますね。
web拍手を送る