虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

音楽が好きなのでリトミックを習わせることを考えています。

2008-08-06 13:07:53 | 子どもの個性と学習タイプ
2歳7ヶ月の☆くんは、
UFJが大好きで、お家に帰ってからもショーの様子を
繰り返し全身で表現します。
そこでお母さんは、こんなに音楽や踊りが好きならば
リトミックを習わせてあげようかしら?
と考えたそうです。

私は☆くんの性質や、学び方から考えて、
リトミックを習うよりも、
幼児向けの有料の人形劇や子供向けのミュージカルに連れて行って、
本物体験をたくさんさせてあげる方が良いように感じました。

☆くんは、今「なぜ?」「どうして?」がブームです。
さまざまな物事の理由を知りたがり、
自分が考えたことを言葉で表現しようと一生懸命です。

「何歳?」とたずねると、「2歳」と答えてから「ん~もうすぐ3歳だよ。」と言い直します。
「これはね~こういう風にしたいんだよ。ちがうの。こういう風にしたいの。」
と自分の内側にあるイメージを外に表現しようとして、
言葉を練る姿が見られます。
☆くんのお母さんの話では、
「考える」という面でとても発達している一方、
何も考えずに集団のテンポに乗っていろいろこなすことは苦手なようです。
☆くんのお母さんはそれでも好きな歌や踊りなら
喜んで参加してくれるのではないか?
と考えたのかもしれませんね。

私が、リトミックより本物体験と思ったのには、
☆くんといっしょにブロック、ねんど、絵本、木製パズル
などで遊んでみた結果、
☆くんが私が提供する遊び方を真似て繰り返したがる子ではなく、
自分の中のイメージを再現するのを私に手伝ってもらいたがって
いる子だと感じたからです。

こうした自分の内発的な動機を大切にして動く子は、
習い事のように、次々指示を与えられる場でなはなく、
自分のイメージの世界を大きく広げてくれる本物体験によって
その潜在的な能力が引き出されるように
思います。

写真は☆くんと作った「こぐまちゃんのほっとけーき」の世界です。
うちわをアルミ箔で巻くとふらいぱん。
紙皿に色を塗るとホットケーキができます。

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