虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

2歳の子どもですが、集中力がないように思うのですが…

2008-04-23 20:15:45 | 通常レッスン
今日は、2歳のとても発達が早くしっかりした☆くんの親子レッスンでした。
ご主人から、
集中力がないように思うけれど、おもちゃの与えすぎではないだろうか?
という指摘を受けたことで、
相談をいただきました。

子どもの遊ぶ様子を見ていると、
同じ月齢の子にしては、集中力がある方です。
発達が早いために、欠点が大きく見えてしまうのかもしれない…
と感じました。
ただ、少したってから、☆くんが写真の「おもちゃにりんごのペグを指す遊び」を
始めたときに、
「次、先生」
「次、☆くん」
「次、先生」
「次、☆くん」と私にかわりばんこにペグを指すように指示しながら、
非常に高い集中力をしるしていることに
気づきました。
ままごと遊びの時も、お人形や私と、
やりとりしながら遊ぶときは、
自分ひとりで遊ぶおもちゃのときより、3倍くらいの集中力をみせてくれました。

☆くんは、、男の子ですが、おままごとやお人形ごっこでも
とても上手に遊べます。
私は、[コミュニケーション能力の高いお子さんなので、
人とかかわりながら遊ぶゲームやごっこ遊びでは高い集中力を見せてくれているようです。そうした子は、一人遊びに近いものではあまり集中できないという特徴もありますが、いかがでしょう?」
とたずねました。
すると、その通りだったらしく、
そういえば、いっしょに遊んであげている限りは、
いつまでも集中しているとのこと…。
お父さんとお母さんが会話をしていたりしたら、
邪魔に入って自分に注目してくれるように求めたり、
一人遊びだとすぐに飽きてしまうなど、
ある条件での集中力のなさが、気にかかっていたことに気づかれました。

こうしたタイプの子には、
これから先もゲームなどを通して、
たくさんの学びや成長を与えてあげやすい子です。
能力を伸ばしやすい性質なんです。
ひとりで遊んでほしい…という親の思いは、なかなか汲んでくれませんが、
とても集中力が高い子には間違いありません。

親御さんがいつも付き合うのでは大変なので、
「少しずつ、ひとりでも楽しく遊べた…という経験をためていくことと、
集中しない様子が気になる間は、
おもちゃや習い事を増やさないようにして、
刺激を少なくしてあげると良いですよ。」
とアドバイスをしました。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ
 ↑とても励みになります。どうぞクリックをお願いします。
たくさんの方にクリックを押していただき感謝しています