梅芸の銀ちゃん昼の部初日を見終えて、兵芸に出向き夜の部を鑑賞してきました。
いい意味で上質な小劇場作品って感じです。
人間ドラマが熱く繊細に描かれていて、下ネタを含め笑いとごろや泣きどころ(私は泣いていませんが…)もいかにも小劇場風だったし、テンポも間も良かったし、キャラも個性的だったし、家庭的というか庶民的な雰囲気が小劇場的(いい意味ですよ)だったのでとても良かったです。
戦後に実在した宝塚男子部の話。本が出版されなければ語り継がれることはなかったであろう実話を元にした内容。
決して綺麗事でまとめず、下手すると完全に記憶から消え去ってしまっていたかもしれない男子部の生き様を現代に蘇らせた秀作です。
戦争を知らない私からすると、戦争は単なる時代背景にしか映りませんが、実際にその時代に生きていた人々にとっては、常に生と死の間でもがき苦しみ、夢と希望が生きる糧となっていたことと察します。
決して反戦を描いた作品ではないのですが、再演を重ねることで、忘れ去られていたかもしれない男子部と、そして、忘れさられる危険性がある戦争で多くの犠牲者を出したという事実がいつの世にも受け継がれていくことを切に望むそんな作品でした。
他人事で申し訳ありませんが、戦争を経験していない今の若者が(役者も観客も含め)、その時代にタイムスリップして擬似体験することに意味があると思うので、この作品はこれからも未来の若者のために受け継いでいって欲しいです。
キャストの皆さんは本当ピュアなハートで役に臨んでました。
レビューの歌やダンス、上手いも下手も含め、そういう役として見ることが出来ました。キャスト全員熱意をもって懸命に役として生きていたので、彼らの努力はそれだけで拍手もんでした。
意外と皆さん庶民的だったので驚きました。もっと洗練された方たちと想像していたもので…。いい意味でその庶民的さが役にピッタリで、っていうか、その役にしか見えませんでした。皆それぞれ役を作り込んでいて、宝塚とは違う団結力もあって、本当良かったです。
この男子部はどういう意図で集められたんですかね?オーディション…?いや、鈴木さんのラブコールだとは思いますが、ここまで完成度が高くなると想定してのチョイスなら本当凄いです!鈴木さんも男子部も。
そう、浦井君。あんたは…天才!こんな褒め方はしたくなかったのですが、この言葉しか出てきませんでした。自分の短所をプラスにもって行ける人はそうはいないよ。っていうか、口封じされた感があって悔しいんですが…。そりゃ、演技力で賞を取るだけあるわ!「ヘンリー六世」、BSでやってくれませんかね~。この上原役も何かの賞の選考対象になっていることは間違いないですね。←お前は何様や!m(__)m
他のキャストの方も本当に良かったですよ。ただ誰かを模倣してる感が見えましたが、浦井君は別でした。いくら浦井君贔屓とはいえども、私は私で公平に見ていますので悪しからず…。もちろん偏見多しですが…。
キャストの中には声を潰された方もいましたが、喉を酷使してまでも役の気持ちを伝えようとする熱意が、観客の涙と笑いを誘ったは間違いないです。
なのに、宝塚より確実にリアルなお話だったのに、私は泣けなかった。何故だろう…?分からん。
それはさておき、もの足りなさがあるとしたら、どのキャストにも関西弁をどこかで使って欲しかったかな。なんか違う宝塚の話を観ているような感じがありました。
それから、小林一三翁のイメージが悪く受け止められてしまっているようで、宝塚ファンの私としましてはちと不満です。「男たちの宝塚」を読んで下さい!と訴えたいです。これは脚本のダメ出しですが…。
少なくともこの本には一三翁のユーモアさ(?)や優しさが垣間見れます。それから、宝塚BOYSの真実の軌跡も辿れます。舞台では、肝心なところが、独白で流されてしまっているんですよね…。
一日で、片や女性ばかりの宝塚、片や男性ばかりの宝塚の二作品、似ているようで全く違う作品が観れて、本当贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
やっぱり、わたしゃ宝塚が好きなんだと改めて感じる一日でした。
さあ次は月組だ!花組は見逃した…(悔)
今日のまとめ:実在の男子部の方には申し訳ありませんが、やはり宝塚には男性は要らないです。
ですが、男子部が存在したことは史実です。彼らの男子部として過ごした短い期間が幸か不幸かは本人にしか分かりません。「男たちの宝塚」には書かれていることを100%信じることは出来ませんが、彼らの辿った軌跡から少しは読みとることが出来ると思います。
舞台を観られた方は絶対に!と言いたいところですが、「男たちの宝塚」良かったら読んでみて下さい。追加された植田紳爾先生の言葉、私も共感しました。
いい意味で上質な小劇場作品って感じです。
人間ドラマが熱く繊細に描かれていて、下ネタを含め笑いとごろや泣きどころ(私は泣いていませんが…)もいかにも小劇場風だったし、テンポも間も良かったし、キャラも個性的だったし、家庭的というか庶民的な雰囲気が小劇場的(いい意味ですよ)だったのでとても良かったです。
戦後に実在した宝塚男子部の話。本が出版されなければ語り継がれることはなかったであろう実話を元にした内容。
決して綺麗事でまとめず、下手すると完全に記憶から消え去ってしまっていたかもしれない男子部の生き様を現代に蘇らせた秀作です。
戦争を知らない私からすると、戦争は単なる時代背景にしか映りませんが、実際にその時代に生きていた人々にとっては、常に生と死の間でもがき苦しみ、夢と希望が生きる糧となっていたことと察します。
決して反戦を描いた作品ではないのですが、再演を重ねることで、忘れ去られていたかもしれない男子部と、そして、忘れさられる危険性がある戦争で多くの犠牲者を出したという事実がいつの世にも受け継がれていくことを切に望むそんな作品でした。
他人事で申し訳ありませんが、戦争を経験していない今の若者が(役者も観客も含め)、その時代にタイムスリップして擬似体験することに意味があると思うので、この作品はこれからも未来の若者のために受け継いでいって欲しいです。
キャストの皆さんは本当ピュアなハートで役に臨んでました。
レビューの歌やダンス、上手いも下手も含め、そういう役として見ることが出来ました。キャスト全員熱意をもって懸命に役として生きていたので、彼らの努力はそれだけで拍手もんでした。
意外と皆さん庶民的だったので驚きました。もっと洗練された方たちと想像していたもので…。いい意味でその庶民的さが役にピッタリで、っていうか、その役にしか見えませんでした。皆それぞれ役を作り込んでいて、宝塚とは違う団結力もあって、本当良かったです。
この男子部はどういう意図で集められたんですかね?オーディション…?いや、鈴木さんのラブコールだとは思いますが、ここまで完成度が高くなると想定してのチョイスなら本当凄いです!鈴木さんも男子部も。
そう、浦井君。あんたは…天才!こんな褒め方はしたくなかったのですが、この言葉しか出てきませんでした。自分の短所をプラスにもって行ける人はそうはいないよ。っていうか、口封じされた感があって悔しいんですが…。そりゃ、演技力で賞を取るだけあるわ!「ヘンリー六世」、BSでやってくれませんかね~。この上原役も何かの賞の選考対象になっていることは間違いないですね。←お前は何様や!m(__)m
他のキャストの方も本当に良かったですよ。ただ誰かを模倣してる感が見えましたが、浦井君は別でした。いくら浦井君贔屓とはいえども、私は私で公平に見ていますので悪しからず…。もちろん偏見多しですが…。
キャストの中には声を潰された方もいましたが、喉を酷使してまでも役の気持ちを伝えようとする熱意が、観客の涙と笑いを誘ったは間違いないです。
なのに、宝塚より確実にリアルなお話だったのに、私は泣けなかった。何故だろう…?分からん。
それはさておき、もの足りなさがあるとしたら、どのキャストにも関西弁をどこかで使って欲しかったかな。なんか違う宝塚の話を観ているような感じがありました。
それから、小林一三翁のイメージが悪く受け止められてしまっているようで、宝塚ファンの私としましてはちと不満です。「男たちの宝塚」を読んで下さい!と訴えたいです。これは脚本のダメ出しですが…。
少なくともこの本には一三翁のユーモアさ(?)や優しさが垣間見れます。それから、宝塚BOYSの真実の軌跡も辿れます。舞台では、肝心なところが、独白で流されてしまっているんですよね…。
一日で、片や女性ばかりの宝塚、片や男性ばかりの宝塚の二作品、似ているようで全く違う作品が観れて、本当贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
やっぱり、わたしゃ宝塚が好きなんだと改めて感じる一日でした。
さあ次は月組だ!花組は見逃した…(悔)
今日のまとめ:実在の男子部の方には申し訳ありませんが、やはり宝塚には男性は要らないです。
ですが、男子部が存在したことは史実です。彼らの男子部として過ごした短い期間が幸か不幸かは本人にしか分かりません。「男たちの宝塚」には書かれていることを100%信じることは出来ませんが、彼らの辿った軌跡から少しは読みとることが出来ると思います。
舞台を観られた方は絶対に!と言いたいところですが、「男たちの宝塚」良かったら読んでみて下さい。追加された植田紳爾先生の言葉、私も共感しました。