雪組「JIN‐仁‐」

2012-10-25 23:33:32 | TAKARAZUKA
普通に良かった!結構ウルウルするシーンがあった!

宙組に引き続き、今日もガラ友さんと観てきました。このガラ友さん、結構この作品の原作漫画や日本史に詳しいので、見終えた後はちょっとしたバトルが…(笑)

私はこの漫画を読んだことないしドラマも観てないので、完全に真っ白な状態で臨んだのですが、ラストに至るまで齋藤先生の愛の詰まった脚本演出に感動したのに対して、ガラ友さんはラストだけ大不満で納得いかない様子で、ラストに関しては二人でバトルしまくってました(笑)

これを書くとネタバレになるのでめちゃ曖昧に書きますが…、多分ネタバレになってると思うけど…。

もし現在が変わったとしても、私が私である限り、私自身が以前と変わらないのであればもう一度やり直しが効くと思うので、今は医者でなくてもかつて医者だった経験があるならもう一度医者になれると思うんだよね。

ガラ友さんは、女が身元不明者を好きになるか!?何者か分からん者と恋愛が始まるなんてありえへん!と超現実目線で語ってましたが、いやいやいやいや、愛する人が生きていたら、それだけでどんな困難も乗り越えられると思うし、人間自身が変わってないなら絶対医者になれると思うし、身元不明者でも過去は必ずあるんだからひょっとしたら医者かもしれないし、そうでなくてもなんとでもやっていけるよ!と言い返しました(笑)

前世で愛しあったなら現世でも愛し合うよ!咲さんが一生独身なら尚いいやん!結命が仁と咲の子孫でなく、お兄ちゃんの子孫ならもっといいやん!と思っているので、私には全然アリ!アリ!のラストでした。ガラ友さんは、男と女で考え方が違うと言ってましたが、ま、確かにその通りで男には都合のいい話かもしれませんが(笑)でも筋は通っていると思うんですが…。いかがなもんでしょう?勘違いな部分もあると思うのでその点は悪しからず…。

輪廻転生じゃないけど、ロマンチックなストーリーだと思いました。

この公演でサヨナラとなるキム君と美海ちゃん。まさにサヨナラ仕様な展開でしたが、齋藤先生の愛がいっぱい詰まっていて、本人達もファンも納得の演出だと思います。まさに二人にあて書きされたようなキャラ設定で、ラストの未来を想像させるこの終わり方マジ好き。ウルウルしました(涙)

キム君のために集結したかのような、同期のみっちゃんの特出とマッツの二人がキム君に花を添える形で存在していて、とても良かった。みっちゃんの方がキム君との絡みが多かったけど、ここにも齋藤先生の愛を感じました。あ、ナガさんも特出されてましたね。エエ役でしたね。キム君のサヨナラを意識しての配役・脚本・演出に本当齋藤先生の愛を感じました。


ガラ友さんが一番目を引いたチギ君の坂本竜馬の三枚目ぶりも良かった。ぶっちゃけ、チギ君はいつでもトップになれる素質はあるので、個人的に秘密兵器としてもう少し二番手に君臨して欲しいから壮さんの許で力を蓄えて頂きたいです。


ガラ友さん曰く、たくさん原作の要素を詰め込んでいたことに感心していましたが、登場人物も豊富で、これまた書ききれないのですが、キャラが立っていて良かったです。

特筆はやはり、あゆっちの花魁。貫禄あるわ!マリー・アントワネット心配なし!歌もお芝居も上手だから壮さんと互角に張り合える!安心安心。プレお披露目のおふく様頑張ってね!

最初スリ役のお駒を演じる大湖せしるさん、いい味出してる。男役から転身しただけあって姐御肌のお駒を上手く演じてた。いい存在感だった。

だんだん名脇役になりつつある、いや、もうなってるか…りん姐さんのおばあちゃん。めちゃウケる(笑)めちゃ遊びまくってるやん!あの老け化粧好き!(笑)


夢乃聖夏さん、めちゃミユさん(海峡ひろきさん)にソックリ!星組の時はチエちゃんと瓜二つだったけど、昔の雪組を知る者としては、驚きと同時になんか嬉しかったりもした。っていうのもあってかなり目を引いたよ。役不足は否めないけどいい存在感だった。

前回の宙組の「華やかなりし日々」から注目している大ちゃんのフランス人もインパクト大で良かった。あの掛け合いは笑えた(笑)未見の方は観てのお楽しみ!

やはりベテランが目立つ存在ではあったけど、中堅も若手も頑張ってました。キャラが立つというのはホント脚本の良さを証明するので、齋藤先生Good Job!です。

ぶっちゃけ、今年は齋藤先生のお芝居はないと思っていたのですが、まさかこういう形で観れるなんて齋藤先生ファンとしましては本当それだけで大満足&大感激でした。しかも期待を裏切らない内容だったのでホント大満足です。

原作を知らないからなんとも言えないのですが、スピリチュアルな要素も豊富で、本当に良かったです。日本史・医学の発展を軸に、タイムスリップというファンタジー要素の中に、人情や人道的要素をメインにして、生きることの意味を教えてくれる素敵な作品でしたね。

あ、奇形胎児型腫瘍って…横溝正史の本で取り上げられてませんでしたっけ…?何かで取り上げられてたような…。思い出しました。タイトルは忘れたけど、スチーブン・キングや!でも、あれは目やったような…。←めちゃ適当。横溝氏のは確か人面顔の痣でしたね。どうでもいい話でした…。凄くスピリチュアルなもの感じました。こんなこと書いたらなんですが、スピ好きな方には特にオススメします!

原作ファンの方は…どうなんやろね。ガラ友さんはラストが気に入らなかったけど…。

ショーは後日書きます。

今日のまとめ:本当はもう一回観たいとこなんですが、休みが水曜日だったり、別の観劇予定で今日がマイ初日&楽になってしまいました。千秋楽も並べません。キム君と美海ちゃんファンの方は是非とも私の分も応援して下さいね!

コメント (2)