昨晩の夢に思いがけない学生が出現した。何の脈絡もない彼が今頃どうして夢にでてきたのか。なぜか眠れなくなって
少し明るみ始めた朝5:00にベットを出た。彼はずいぶん昔、悩みを僕に打ち明けた学生だ。
人間って失敗や間違いを冒すもの。どうしてあんなことを言ってしまったのだろう。友達との関係で落ち込んでいたの
が彼だった。先生アドバイスください研究室にやってきた。僕のアドバイスは簡単だった。人は間違いおかしたり、人を
傷つけたり、それが人間という証し。
完全な人間など、この世に存在しないのだ。ぼくも失敗して悩んで、苦しんで、ひそかに涙したものだ。50年も前
にアメリカ留学など考えて、宣言したことは実現させてやると自分に言い聞かせて悩みまくった。
出来る限り真面目に真剣に人生に取り組まなければならないことは当たり前。でも、なぜかいっぱい失敗する。
でも、でも、失敗したら、 Nobody is perfect.(完全な人間などいない)ということを思いだすこと。
メチャ気が楽になって、やっぱり“よ~し、やってやろうじゃないか”とその気になるのも人間なんだな―。ホンマやで。