学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

挑戦心が生み出す好循環

2022-06-07 16:27:46 | 日記
 ヨットでの単独無寄港太平洋横断に挑んでいた堀江謙一さん(83歳)が6月4日、69日間かけて日本に帰ってきた。1962年の彼の初めての太平洋横断の時の“独りぼっち”とは違って今回は衛星通信でいろんな支援者との通信の中で運も味方して達成できたと堀江さん言った。挑戦には細心の注意と準備、そして運も忘れてはならない。挑戦をする人はいろんな名言を残す。「ヨットはやればやるほど健康に良い」という彼の言葉が僕を刺激する。“健康に良い”というのはどういう意味だろうか。物理的な健康もあるだろうし、精神的な充実からくる健康もあるだろう。挑戦するということは身体も心も充実するというバランスの取れた健康を意味しているように感じた。
 「考えているだけでは見えてこない世界がある。幾つになっても挑戦すれば世界が開け刺激を受けられる」とも言った。あんなこともこんなことも、できればいいのに、と人は言う。なんのことはない、本当は何もしないから何も起こらないのだ。何かの変化を期待するなら心の奥深くから湧き出るような変化への希求が必要だ。私事で少し気がひけるが、60数年も昔の僕のアメリカ留学への挑戦を思い出す。挑戦とは自分の可能性を探究する行動だ。可能性を見つけようとする心がその本人を行動に駆り立てる。行動を起こすことで自分の可能性を見つけようとする心をますます刺激するのである。プラス思考の好循環とはまさにこの連鎖のスパイラルだと思う。「自分にはまだまだ可能性があると感じる事ができる旅だった。100歳になってもチャレンジャーでいたい」と言う堀江さん、挑戦心が生み出す真の健康の意味を教えてくれている。