大学で教えていた頃の洋書の整理をしていたら、20年前にアメリカ・オレゴン州ポートランドの有名な本屋さん、パウエルズ・ブックスで購入した本、『Why We Hate 憎み合う理由』 著者Rush W Dozier,Jr. が出てきた。タイトルの日本語はボクの訳であるが “私たちはなぜ憎しみを持つのか” と疑問文風に訳した方が分かりやすいのかも。結局前述のようにしたのはWe という単語があるので“憎み合う…”ということにしたのだ。(細かいことに気を使う昔の癖?)
タイトルの訳はさておいて、現実に世界では“ヘイト”と言う言葉が乱れ飛んでいる。ウクライナとロシアの衝突、そして連日報道されるウクライナの惨状に、「なんとかならないものなのか」と無力感を感じる一方で、彼らが憎み合う理由はどこからくるのだろうか。先の本によると、人は人間同士の関係を二分する本能 (binary instinct)という衝動を持っているという。著者が言うには私達が住む社会では人を、良いー悪い、子供ー大人、内ー外、既婚ー独身…最終的には敵と味方などなど、とにかく二つのグループに分けることが生活の一部になっていると。憎しみの根源はここにあると言う、う〜〜ん…頭を整理したくなる。だからと言って殺しあう必要はどこにもない。人は皆違うから面白い。皆が同じだったら人間とは面白くない存在だ。例えば男と女の関係はどうだろう。男女は人間として同等平等だ。でも違いがあるから面白い。やっぱり人は先ず皆に違いがあることを認め合って、そこから共存共栄の精神を学ばなければならないのだ。人はこの“二分本能”を乗り越えなければ“争いの業(ごう)”から抜け出すことはできないのかもしれない。「我々ー彼ら」の意識を捨てて、「その引き金をひいてはいけない!」
タイトルの訳はさておいて、現実に世界では“ヘイト”と言う言葉が乱れ飛んでいる。ウクライナとロシアの衝突、そして連日報道されるウクライナの惨状に、「なんとかならないものなのか」と無力感を感じる一方で、彼らが憎み合う理由はどこからくるのだろうか。先の本によると、人は人間同士の関係を二分する本能 (binary instinct)という衝動を持っているという。著者が言うには私達が住む社会では人を、良いー悪い、子供ー大人、内ー外、既婚ー独身…最終的には敵と味方などなど、とにかく二つのグループに分けることが生活の一部になっていると。憎しみの根源はここにあると言う、う〜〜ん…頭を整理したくなる。だからと言って殺しあう必要はどこにもない。人は皆違うから面白い。皆が同じだったら人間とは面白くない存在だ。例えば男と女の関係はどうだろう。男女は人間として同等平等だ。でも違いがあるから面白い。やっぱり人は先ず皆に違いがあることを認め合って、そこから共存共栄の精神を学ばなければならないのだ。人はこの“二分本能”を乗り越えなければ“争いの業(ごう)”から抜け出すことはできないのかもしれない。「我々ー彼ら」の意識を捨てて、「その引き金をひいてはいけない!」