学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

あたり前からの脱却

2019-02-22 19:32:34 | 日記

NHKの教育テレビの子供向け番組の‘カガクノミカタ(科学の見かた)’という朝に放映される10分番組をたまたま見た。この日は我々の生活に身近にあるいろんな物の断面を見るという内容だ。リンゴは縦に半分に切るのが常識。横に半分に切ってみると全く違った模様が芯の部分に現れる。
‘あたり前’からの脱却、常識を打ち破る、などとたまたま見たこの短い番組を見ながら考えていた。社会生活を営むわれわれ人間には常識も生活の安全を確保するためには大切な取り決めのようなもの。しかし、いったんこの当たり前に取りつかれたら最後、新しい発想は出で来ない。物事は、正面から、背面から、上から下から視点を変えてみると新しい発見が必ずある。

30年近くも前になるだろうか、アメリカからの帰りの飛行機の中で空港の売店で買ったばかりのプラス思考の本を読み始めた。まっさらのペーパーバックの数ページを読んだところでいきなり“Are you a thinker or a doer?(君は考える人?それとも行動の人?)という文が目に入って、関西空港に着くまでなぜだか理由は分からないのだが頭から離れずにずっと考えていたことを思い出す。僕はやっぱり‘考える人’なのか?でも、でも、‘行動の人’と呼ばれたい、即行動の人に憧れる、いやそうなりたい…。だって考えてばかりでは何も起こらない、行動を起こすから何かが起こる。考えることと行動することは、どちらが先行すべきなのだろうか、などと考えていたのだ。
思い付いたことには先ず計画を、それから分析して、行動に移す。いったん動き始めたら徹底する。寝ても覚めても行動を具体化する努力を楽しみながら継続する。ただし、いつも分析と工夫が大切だ。同じ一個のリンゴは縦に切る時と横にして切る時の芯の部分の模様が異なる。‘成功とは当たり前からの脱却である’などということを久しぶりに考えた。