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猫田ジャレの 『 天然!にゃー語 』

~ 見ネコ聞くネコ言うネコの とびきり天然な日常 ~

田中千絵さん

2010年03月26日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)
長野県在住のみなさま。

HNK長野放送局の『イブニング信州』って、ご存知かしら?
そこでメインキャスターを務める、
田中千絵アナウンサーは、実は私の遠縁に当たる人なのである。

えっとですね、話せば長くなるんだけど、
母の姉妹の、長女(産後まもなく病死)の夫・和男(昭和20年ボルネオ島にて戦死)の弟・保の、千絵さんは孫に当たるらしい。
ここだけ見たら血のつながりはなく思われるだろうが、母の義兄の和男さんは、実は母の父(私の祖父)義惣次のいとこの子供らしい(昔は遠縁からもらうことが割合あったのです)ので、やっぱり、うんと、うんと遠いんだけど、私とも血のつながりがあるということになるんざぁーますのよん。 おほほ。(保さんは叔父の異母弟であるようだが、父は同じなので血はつながっている、のよね?)

で、うちの両親はNHKマニアなので、夕方になるとTVをつけて、当然NHKを見てるんですが、特にこういう人が出てるよ、見においで、とか呼ばれなかったし、ずっとそんなことは知らないでいた。(てか、もしかしたら、おととしくらい、つまりは下に書くYさんの四十九日とかの法要に母が行って聞き出してきて、そのときに聞いてたような気もするのだが、何しろちょうど具合悪い、絶不調のときだったので、あんまり気に留められなかったのだと思う。)


昨年のこと、本家(祖父の出たうちで、松本の、とある造り酒屋)のご当主で社長であられたYさん(母のいとこの子供に当たる人で、私達夫婦の御仲人でもあった。)の一周忌に、母が行った帰りに、なんと千絵さんのお母様(保さんの娘)が、車でKまで母を送ってきてくれたのだ。
それで話の中から、娘さんがアナウンサーであり、TVに出ているらしいということを、恥ずかしながらはじめて知る私であった(いや、だぶんずっと前に聞いて忘れてたのを思い出したんだと思う)。

保さんの娘さんは、店の二階にある祖父の両親、祖父母の肖像画(昔は写真がなかったので全て肖像画である)の横にかけてある和男さん(千絵さんのお母様にとっては伯父。私にとっても伯父に当たるのだが、出生前の服を着ていて若くして戦死したため、子供心にずっと「兵隊のお兄さん」と呼んでいた。その子でいとこに当たる和人君も乳飲み子で亡くなって赤ちゃんの写真だったので、ずっと「和人赤ちゃん」と呼んでたし)の肖像画をまじまじと眺め、「やはり保(自分の父)に似てますね。」と感慨深げにつぶやいたのが、ものすごく胸に響いた。

私にしてみれば、会ったこともない、若くして戦死した気の毒な兵隊のお兄さんでしかなかった人の、まさか子孫の方に行き会えるなどという事は考えにも及ばなかったことなので。千絵さんのお母様も、千絵さんによく似て、ふっくらとした丸顔で、笑顔の素敵なおっとりとした、とても美しい人で、よけいに感動した。

うちの父は、伯父や伯母が亡くなった後に、後を継ぐことになった三女の母(次女も若くしてすでに病死している)のところにお婿に来た人なので、生前の伯父のことは知らないが、TVに出ている千絵さんを見るたびに、ああ、あの肖像画の人によく似ているなぁーと思っていた、と言った。その時点で私は千絵さんのことを見たことなかったのだが、あとでTVで見たら、本当に伯父の肖像画とよく似ていたので、すごくびっくりして、なんだかうれしかった。

千絵さんのお母様は、そのあとお茶を飲みながら、うちの母から、一生懸命家系の血縁関係を聞き出し、紙に書いていた。「これを家系図にしたら、お送りしますから。」といっていたが、まだ、送られてきていないようである。(^^;)

ほんとに、家系図ってむずかしくってさぁー、誰の子供が誰で、とかってわけわかんなくて、私なんて聞いてもすぐ忘れるよ~。(今回このブログのために紙に書いて聞きなおしたのだが


で、それからというもの、毎日ではないが、たまにおやつを食べながら、TVの千絵さんを見て、笑顔のステキな、かわいらしい人だなぁー、ガンバレ! と応援していたものである。


ところが、今日、たまたま偶然だが、「イブニング信州」のスポーツ担当の人が今日で番組を降りるというので、母と「千絵さんはどうなのかなぁー」、なんていっていたら、番組の最後になって、なんと田中千絵さんも今日で最後だということを知るのだった。
挨拶の冒頭から涙ぐんでいて、ついもらい泣きに。

4月からはどこへ行くのかなぁー、と思って、番組では一切言わなかったのでネットで調べてみたんだけど、わからなかった。

わかったのは、千絵さんはNHKの長野局から福島局を経て、平成19年にまた長野局に戻ってきた(当初から「イブニング信州」担当)ということと、そしてもっと驚いたのは、NHK長野放送局の専属ではなくて契約キャスターで、フリーのアナウンサーだったということだ。

もともとは塩尻の方に家があったらしいが、今はご両親と、安曇野だったかな、どっかあっちの方に家を建てて住んでいて、長野まで電車で毎日通っていたんだそうな。


田中千絵さん、3年間、毎日「イブニング信州」でお疲れ様でした。
4月からはどうされるのでしょう?
これからも、どんな場所であれ、ぜひがんばってほしいですね。

またいつか、ブラウン管を通して、お茶の間から、元気な千絵さんを見ることができますように。

報道関係なんて、私の憧れの職業ですからね、そんなお仕事をされているなんて、尊敬しちゃうわ。
う~ん、カックイ~ぃっ!!!
でもって、そんな田中千絵さんが私の親せきだなんて、すっごくうれしいです。


今頃になってナンですが、親せき自慢?デシタ。

てか、もう降板になる日に公表?したって、おそいっつーの。(^^;)ゞ
もっと早くに宣伝して、見てねって、なんで言わなかったかなーあ?

ごみんなしゃい。


きのうの竜馬

2010年02月08日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)
うっ、ヤヴァイよ、ヤヴァイ。

きのうの竜馬ですがね、ボートに乗って黒船に近づこうとしていた吉田松陰に、「いっしょに連れて行ってください」と懇願しているではないか。
結果は、松陰に一発殴られ、「竜馬くん、君にしかできないことをやりなさい。それがあなたの使命なのです。」と一喝され、同乗はあきらめたのだが・・・
(ここで松陰が一緒に行かない桂小五郎には、お前には勇気がない、などとさんざんなじったことや、一緒に行く金子重之輔は、じゃあなんなんだ、とゆーギモンはおいといて・・・

まぁ、実際問題、今まさに秘密で海へ乗り出そうとしているその浜辺で、このようなやり取りがあったというのははなはだ疑わしいが、竜馬が黒船への同乗を松陰に懇願したということは、事実あったやも知れぬ。
その昔大河ドラマ『花神(かしん)』にてそのようなシーンがあったかどうか、というのは記憶にないのだが、そして同じ司馬良太郎原作の大河ドラマ『竜馬がゆく』も見ていないのでなんともいえないが、例の北陸で口論になった友人の知人の言っていたことは、まぁ、結論から言えば間違っていて、私の言ったことが正しいには違いないのだが、北陸の彼が間違いそうになるようなことは、事実起こっていたかもしれないということ、なんですな。

いやぁ~、びっくりしたぁ!
ぢつは、先週の予告編にて、このシーンのさわりをちらっと見ていたので、え゛~っ、まさか私の記憶違いぢゃああるまいね、とハラハラ、ドキドキしていたものである。
前回の記事を書くに当たって、ネットや30年前の『花神』の大河ドラマストーリーなどを見て、色々調べたつもりではいたのだが、まだまだわからないことってあるもんですな。
反省。
竜馬がアメリカへ渡ろうとしていた事実はない、などと言い切ってしまって、ごめんなさい。
もちろん、竜馬については、その多くが知らないことばかりなので、これから一年、どんな発見があるかと思うと、とってもワクワク、楽しみ。


そーなんですよ。
前回、剣の修行のために江戸に来たのに、黒舟を見て以来剣では太刀打ちできない、無駄だと言ってしまったがために千葉道場を破門になった竜馬が、桂小五郎や、松陰や、色んな人の影響で、再び道場へ戻ってくる、という泣かせるシーンや、道場の娘さなの、竜馬への淡い恋心、それを見守りつつ、男として竜馬を見込んでいるさなの兄・重太郎(←渡辺いっけいが実にいい味を出している)など、じーんとする、見所がいっぱいの今回。
あー、オモシロかった!!(いや、毎回2、実におもしろくてしょうがないのだが)
そうそう、桂小五郎演じる谷原章介も、情けなくって、なかなかいいですな。桂像が変わるよ~。

特に今回の見所は、何事にも冷静沈着、頭脳明晰なうえ温厚で、若手からの人望も厚い武市半平太(たけちはんぺいた←ドラマ、第3の主人公ですな)が、黒舟来航に対する意見書を藩のお殿様、山内容堂に送り、高い評価を受けたことに気をよくしていたのが、同じように意見書によって参政職に抜擢された吉田東洋に「おぬしはその程度の男だったか」と一蹴され、東洋への憎しみを抱くようになる、というところである。
武市は、のちに尊皇攘夷を唱え、土佐勤王党を率いて、ついには東洋暗殺を成し遂げる、という、あの温厚でジェントルマンな武市さんが、その実直さゆえにどんどん変化してゆくさまは、見ものです。

かたや、東洋との会談に赴く際、武市が道ですれ違った岩崎弥太郎は、かつて武市に「頭だけではダメだから、うちの道場へ来て剣の腕を磨け」と優しくさとされ、今回は「おぬしはまだそんなことをやっているのか。わしはこれから東洋様に会にゆくのだぞ。」と、やや自慢しぃだった武市が「にっくき東洋!」となるのに対して、山内容堂にはまったく取り合ってもらえなかった弥太郎の意見書が、幼い頃から竜馬を慕う平井加尾の手によって、米問屋・多賀家久右衛門(たがやきゅうえもん)の手に渡り高い評価を受け、多賀家の支援を受けて念願の江戸留学が決まる、という、天と地のようなことが起こるのは、まったくもって見ものである。←わかりずらい、へんないいまわしになってしまって、ゴメンよぉ~。

弥太郎、ヨカッタねー。 
武市くん、かわいそ。 ←でもね、東洋がその程度の男か、といったのは、武市が下士(かし)だからではなく、もっと世の中をきちんと見なさいよ(尊皇攘夷(天皇をあがめ外国を排除すること)では、これからの世の中渡っていけない)とゆーことなんだと、オラは思うがな。
事実、同じ下士である竜馬のことを、のちの東洋は高く評価することになるらしい。

ま、吉田松陰も尊皇攘夷を唱えた一人なので、松陰かぶれの私は、かつてはこの考えをかなり支持していた一人ではありますが。 ←詳しいことは、今は省略。

今は、ただの歴史、ですからね。
尊皇派も開国派もどちらも、それぞれの立場で見るとオモシロイって感じですかね。

う~ん、来週も竜馬、ますますオモシロイですよ~!!!


PS.

毎回、ドラマが終わったあとに予告編があり、その後に歴史の舞台となった名所を紹介するコーナーがある。
今回は、吉田松陰が弟子の金子重之輔とともに、アメリカ密航を企てて、黒船を目指して小船を漕ぎ出した、伊豆柿崎にある松陰と重之輔の銅像

そうそう、私、これ、見たんだよな~、とナレーターの解説を聞きながら感慨にふけっていたら、実は私の見たのはこちらの銅像でした。

ツーショット銅像の方は柿崎弁天島(ここから二人は小船を出したという)先にある公園のもので「踏海の朝」と名づけられているそう。

私の見たのは柿崎神社(鳥居には三島神社とあり、多分同じものを指すと思われる)内にあるもので、松陰が刀をたずさえて一人で立っているもの。
大学のときのサークルの卒業旅行で伊豆・下田を訪れたとき、泊まった宿の近くに松陰の銅像があるというので仲間をむりやり誘って見に行ったのだ。そのとき、二人でふざけてお互いが松陰役と刀役になって写真を撮ったのを覚えている。少し小高い丘にあって海を見下ろす像は、あの、大河ドラマ『花神』での感動のシーン、松陰と重之輔が嵐の中小船をこぎ、「ポーハッタン号が見えたぞぉ~!」と叫ぶ場面を思い出させ、感慨深いものがあった。夢の舞台を垣間見れて、非常に感動したものである。
下田駅前には、実物の何分の一かの黒船の模型が置いてあって、みなで「開国踊り」←(とっさに勝手に作った。ったく、誰が考えたのかしら?)を踊っている写真もあります。
みんなで色違いの、会の名前である「くれよん」トレーナーなんか作っちゃって、旅行の間中着てたりして、楽しかったな~♪

う~ん、あの頃(25,6年前)は若かった。(当たり前か

この旅行のあとで、ひとりゼミ(実は万葉集。卒論は自主ゼミの児童文学で書いたが)の仲間数人での卒業旅行に合流して、鎌倉を巡ったのだが、そっちもすごく楽しかったよぉーん。
大学は東京のはずれ、ほとんど神奈川県というところだったので、鎌倉も伊豆も目と鼻の先、ではありましたが・・・
で、鎌倉といえば『草燃える』が・・・。

『竜馬伝』が、オモシロイ。

2010年01月11日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)
歴史の中で、幕末や明治維新とかが好きな人ってけっこういると思うけど、私もその一人。

今年の大河ドラマは坂本竜馬だそうで、しかも、今までの豪放磊落といった竜馬のイメージとは違って、優しく軟弱で人がよくて、というような竜馬らしいというので、久しぶりに大河ドラマを見てみようかと思った。
ドラマは、ぼんぼんで苦労知らずで能天気に好きなことをやり、女にモテる竜馬が子供の頃から大嫌い、彼の生涯のライバル(と、一方的に思っている)、身分は低いが頭がよく、志が高い岩崎弥太郎(香川照之・のちの三菱商会創設者)を語り部として進められるという構成も面白い。

第一回目は、幼少期の竜馬と、その周りの子ども達、家族などを30分延長枠で放送。
当時の土佐には、上士(じょうし)、下士(かし・竜馬一族とその仲間たち)、さらに身分の低い地下(じげ)浪人(岩崎弥太郎)、などといった、武士の中にも厳しい階級があり、上士は下士を切り捨ててもいいという立場だったため、下士である竜馬たちが屈辱に耐え、いずれ世の中を変えていければ、と思うようになったのだという背景が、丁寧に描かれる。もちろん、そんなことは初めて知ったので驚くのだが、そんななかで懸命に生きようとする子供たち、やがて青年になっていく竜馬たちが生き生きと描かれて、とてもおもしろかった。
竜馬役の子役もまた可愛らしかったが、この、軟弱で人がよくて、ちょっとぬけている大人になった竜馬を、福山雅治が好演している。とてもいい味を出しているのだ。

福山雅治は、92年の『愛はどうだ』で、主人公緒方拳おとーさんの部下で、3人の娘の次女(つみきみほ)の恋人でもある、軟弱な男を演じていて、ハンサムだったし清潔感もあって、こういうタイプはけっこう好きかも、と妙に惹かれたものだが、同じ年の『ホームワーク』での超スネオぶりは好きになれなかった。93年に帰郷して、あれほど好きだったTVドラマを見る機会がなくなってしまったため、福山ブレイクのきっかけとなった『ひとつ屋根の下』も見ていない。
その後福山は超人気者になって、しかも歌まで歌いだしたので、なんだか興味がなくなった。あまのじゃくなので、すごい人気の人、とゆーのには、なぜか背を向けたくなる(マイナー派を自負するワタクシ・笑)。そして、なんだか人気が出たことによって、勝手に、威張っている、気取っている、カッコつけてる、なぁーんて気もして、いけすかなかった。なによ、ちょっと人気が出たもんだから歌まで歌っちゃって、みたいな(そんな人がちょくちょくいるのよ)。
ところが、もともと福山はミュージシャンを志し上京、どちらかというと役者の方はそのつなぎであったのだ。なるほど。だから、あんなに切ない、心に届くような歌が歌えるのだな、と改めて気づいた。
「桜坂」「東京にもあったんだ」「道標(みちしるべ)」「はつ恋」・・・。


それはともかく、坂本竜馬といえば豪放磊落、海援隊を作って池田屋だか寺田屋で中岡新太郎とともに暗殺された人。つまりは尊皇攘夷の過激派。だと思い込んでいたのだが・・・
これが大きな間違いで、暗殺されたのは近江屋で、海援隊は新撰組のような武装組織だったわけではなく、なんと貿易結社(日本発の株式会社)であった。となると、なぜ暗殺されたかも、まるで理不尽な、とんだとばっちりであったように思えてくるのだが、今見ている竜馬は、まことに争いを好まない、人の上に立つことを嫌うような、おおらかな人物である。
この竜馬を慕って多くの人が集まった、また非常に女性にもてた、らしいのだが、吉田松陰が大好き、という人にはほとんど会ったことはないが、坂本竜馬がすき、という人はけっこういる。


91年、松商の金沢国体を見に行ったときのこと。雨で試合が順延となったため、いっしょに行った友人の、現地の知人が、車でその辺を案内してくれたことがある。福井県、厳しい修行で有名な永平寺に一度行ってみたかったのでそこと、自殺で有名な東尋坊(とうじんぼう・海岸にそそり立つ絶壁)、暗がりの兼六園、と回ったのだが、そのときふとしたことから、初対面の彼と口論になった。ペリーが二度目の来航をしたとき、吉田松陰は弟子の金子重之輔とともにボートで黒舟にこぎつけ、アメリカへの密航を嘆願したのであるが、それをしたのは坂本竜馬だったと彼が譲らなかったからだ。
私は吉田松陰の大ファンで、大河ドラマ『花神』で最も印象に残っている感動的シーンが、この小船でアメリカのポーハッタン号にこぎつける場面であったので、それが吉田松陰であることに絶対的な自信があった。あとで彼と別れてから友人(女性)にそのことを愚痴ると「彼は坂本竜馬の大ファンだからね、譲れなかったんじゃないの?」とな。
でも、でも、ファンなら、間違うかなぁー??
この口論は私が正しいです。あってます。

で、竜馬のことをあまり知らない私は、今回改めて調べてみると、彼が勘違いしそうな事柄は、竜馬の身には何も起こっていなかった。もしかすると、彼の盟友、近藤長次郎が単独でイギリス密航を企て、失敗に終わり、近藤はその責任を取って自害したため、そのことと勘違いしたのではないかと思われた。
ちなみに、近藤長次郎は大泉洋(福山とも公私で友達関係)が演じます。
おととしの『篤姫』では、坂本竜馬は大好きな玉木宏がやってました。ほとんど見てませんが。
私が吉田松陰が大好きになったのは、清潔でひたむきな感じのする、30年前当時はまだ青年だった篠田三郎が熱演していて、とてもステキだったせいもあります。(以来篠田三郎のことも大好きに)『竜馬伝』では、二枚目正統派、というよりは、個性派役者の生瀬勝久がやるので、どんな松陰になるか、それはそれで楽しみ

でもって、岩崎弥太郎演じる香川照之が、ここまでやる?ってくらいものすごく汚くて、人間味がありすぎて、いい味出してて、これがまた、いーんだなぁ。
なんかあまりにもおかしくて、げらげら笑ってます。
私は、正統派美男子が大好きですが、個性派役者もけっこう好きです。


と、ゆーわけで、今年も毎週日曜夜に楽しみができました。
これからさきが、とっても楽しみ。来週は、いよいよ竜馬が江戸に向かうのよ。
時間帯は8時から45分までなので、仕事の合間にチョコッと見られるので、朝から夕飯の準備して、とか、仕事を早く終わらせて、とかTV見るためにやっきにならなくてすむので、ラクだわぁ~。
『坂の上の雲』は年末までないので、当分は竜馬に熱を入れていよう。 むふふ。
それにしても、何かに向かってひたむきに突き進む若者って、いつの時代でもいいなぁー。男の人っていいな。男同士の友情っていいな。

もちろん、大河ドラママストーリー(写真上)も買って、関連書籍も2冊ほど、ネットの本屋さんの「お買い物かご」におとりおきしてあります。今度買おっと♪


※ あのあと、フト思い出したんだが、いくらなんでも竜馬と松陰を間違えるわけないよなー、と。なので、きっと松陰についてアメリカに渡ろうとしていたのが金子重之輔ではなくて竜馬だったのではないか、と言ったような気がする、北陸の彼は。でも、松陰とともに密航にお供しようとしたのは間違いなく金子重之輔であり、彼は松陰の最初の弟子で、萩には立っている松陰と、そのお膝元に訓している重之輔とのツーショットな銅像がちゃんとあるのだ。しかも、この罪で萩にて投獄された二人は、松陰が武士の入る野山獄であったのに対し、重之輔は身分の低い百姓牢、岩倉獄にしか入れず、病を経て、投獄わずか三日目にして、獄中で病死したという悲しい運命にあるのであった。松陰はその後松下村塾を開くなどして、まだもう少し生きながらえて歴史上重要な役割を果たす後輩たちを育てあげるのだが、金子の生涯は哀れであった。が、しかし、松陰に使え幸せであった、ということになっている。30年前は、まだ若かった岡本信人が演じていた。「わたオニ」のシュウちゃんですね。

●『坂の上の雲』  (つぃリキ入って長くなっちゃいました・・・って、いつものことか?(^^;)

2009年12月23日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)


いま、ひさびにはまっている物がある。

それはNHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』。
毎週日曜の夜が楽しみで、それまでに仕事を終わらせて、店(親の家の茶の間)で、母といっしょに見ている。

2003年に、確か再来年あたりの大河ドラマということで発表されたように記憶しているが、翌2004年、脚本を担当していた人気脚本家野沢尚が衝撃の自殺(まさか『坂の上の雲』の執筆に行き詰ってたんじゃないよね?と危惧したものだが・・)。その後一般視聴者は、あの話は立ち消えになったのかなぁ、と思っていたものだが、その後を引き継いだこのドラマ演出担当の柴田岳志らが、4年の歳月をかけて脚本を完成、水面下で着々と準備がされていたのだった。

今回、あの幻のドラマが幾年月を経て、ついに放映されるらしい、ということでTVCMや新聞などの前評判を読んでみると、撮影に3年、放映にも3年をかけるということや、主演の本木雅弘が他の仕事を総て断ってこの作品に全力を注いでいるらしいなど、NHKの『ステラ』では、見逃したら絶対後悔する、とまで言い切っている。


ならば、見なくては!
って感じで見はじめたのだが、冒頭から、いい。
松山城をバックにした、主人公3人の若き日の記念写真を背景として、毎回同じナレーション(渡辺謙)で物語は始まる。


まことに小さな国が、開花期を迎えようとしている。
(以下、第一話のみ長いナレーションが続き、とてもいい言葉だが、長いので省略。)
四国は伊予の松山に、三人の男がいた。
その男達とは、秋山真之(さねゆき)、その兄好古(よしふる)、正岡子規である。(中略)
かれらは、明治という時代人の体質で、前のみをみつめながらあるく。
のぼっていく坂の上の青い天に、もし一だの白い雲がかがやいているとすれば、
それのみをみつめてのぼってゆくであろう。

画面:ドラマタイトル『坂の上の雲』~じゃあん!


このナレーションが、物語を象徴している。
「明治」という時代が持つ、新しい国づくりを目指そうとする、国全体を包み込んでいる高揚感と、若者特有の向上心や向学心が、相乗効果を持って迫ってきて、見るものをわくわくさせる。
躍動的で、明るさに満ちている彼らは、きらきらとしていてまぶしい。

特に兄好古や、一足先に上京している子規を追っていよいよ東京へと出航する真之を、子規の妹で幼馴染の、お互い淡い思いを寄せている律(菅野美穂)や、松山中の真之の同級下級生らが浜辺で見送るシーンには泣けてくる。

初めて見る大都会東京は、真之にとってまさに「ガイ(伊予弁でものすごい、大きい、などの意)」であった。
圧巻は、子規と共に学ぶ共立学校で、英語を教わる高橋是清に連れて行ったもらった横浜でのシーン。そこで真之は、西洋にとって日本はまだまだ小さく、認められていない。それを認められるような国にしていかなくてはならないのだということを知る。
先進国に追いつけ、とばかりに大枚をはたいてイギリスより譲り受けた巡洋艦。いよいよそれが横浜港に入港し、日本の手に渡されるという記念イベントを真之らは見ることができた。
「ガイじゃのう!」
「海の向こうには、わしらの知らんものがあるんじゃろうなぁ。」

気分が高揚した真之は、まるで何かに突き動かされるかのように、思わず走り出していた。子規がこれに続く。
防波堤を駆け抜け、桟橋に身を乗り出して、まるで巡洋艦に自らの存在をアピールするかのように、まっすぐ前を見つめて真之は立ち尽くす。
涙があふれて仕方がなかった。
最も印象に残る、感動的なラストシーンである。


エンディングには久石譲作曲のテーマソング『Stand Alone』が、サラ・ブライトマンのさわやかな歌声に乗って流れ、テロップには原作司馬遼太郎、脚本野沢尚の文字が浮かび上がり、ここで私の感情は最高潮に達し、号泣。

このドラマを司馬遼太郎と野沢尚が生きていて見たら、なんと思っただろうか。
見せたかった・・・と、ドラマ製作者でもないのに、なぜか思った。
そのくらい、素晴らしかったのだ。
ドラマ作りにかかわった、総てのスタッフ達の熱意の賜物、悲願であったこのドラマ。

「やっぱ、若者はえぇなぁー、司馬遼太郎はえぇなぁー」
その夜、私は喜びにあふれ、興奮していた。

第一話が、そういう意味では一番よかったな。
第二話で真之は、海軍の軍人になることを決意し、子規と共にせっかく入った大学予備門を辞めるのだが、その辺の青春のみずみずしさと苦悩が表れていてこれも中々よかった。
が、第三話から、冒頭でいきなり大日本帝国憲法発布に沸く街頭で、子規は喀血するし、その後日本は日清戦争へと突入し、話もだんだん難しくなるし、舞台に暗雲が立ち込める・・・。


私は、人が死んだりする話やドラマが好きではない。特に戦争物は嫌いだ。
日本史は大好きなのだが、日本が戦争へと突き進んでいく近代史にいたっては、心が重苦しくなり、できれば避けて通りたくなる。(でも『映像の20世紀』は興味があって見てたな
もう、見るのはやめようか、とさえ思った。

だが、司馬遼太郎が40代の総てを費やして書きあげ、その後40年あまりを経てもなお人々に読み継がれ愛されているという、文庫本にして8冊にもなる壮大なストーリーの中で、司馬は一体なにを伝えたかったのだろうか。それがとても気になった。3人のそれぞれの、今後の人生も気になる。

それで四話も見てみた。
確かに、戦闘シーンからは目を背けたくなる。悲惨である。
だが、これはもしかしたら、目をそむけてはいけないのではないか?
なぜかそう思った。
子規が結核もちで長くは生きられなかったことも、その病床にあってなお、精力的に俳句を作ったということも知ってはいるが、特にそれ以外のことで子規について知っていることはないし、秋山兄弟にいたっては、その存在すら知らなかった。
近代史は、学校教育の中でスルーされるようにできている。

今こそ、知らなくてはいけないもの。
今の時代だからこそ、司馬の掲げるものを求めているものがあるはずだ。

それが何かというのを、これからじっくりと見ていきたいと思った。


あと一話で、今年の分は終了である。
だけどなぁー、続きは来年なんて、気の長い話だなぁ。気持ちがそがれて、集中力が途切れちゃうよ。・・・なんとかならんものか。その間に、原作でも読むかな。
購入したドラマ・ガイドによるとおもしろくて一気に読んでしまった、という人が二人も登場するけど・・・自分、8巻も読めるのか・・・???
確かに司馬作品で唯一読んだ『世に棲む日々』は、高校生だったのにおもしろくて、それこそ一気に読めたのだが・・・(しかしながら、全4巻のうち前半の主人公でそのために読んだという大好きな吉田松陰が第2巻で死んだら、その先は読む気がしなくなったが。)


追記。
秋山真之を演じている主役のモッくん(本木雅弘)も、好古をやっているあべちゃん(阿部寛)も好演していて、すごーくカッコいいぞっと。真之は好物の炒り豆を、母お手製の巾着に入れて持ち歩き、いつも食べてるし、好古はあれだけの切れ者で美男子の割には、戦場の馬上でも酒をかっくらっている豪傑だったりするのが面白いし・・・。(私的には立派でえらくなってキリッとしてきた真之よりも、きちゃなくてあらくれ坊主だった頃の方が好きだなぁー。)
だが、なんといってもいい味出してるのは、正岡子規を演じている香川照之だな。それを見ていると子規は、病を得ながらも明るく前向き(とゆーよりも、楽天的?)で、好奇心にあふれている。とても魅力的な人物なのだ。教科書に載っているうらなりびょうたんみたいなイメージとはずいぶん違うなぁ。
ちなみに、司馬は子規が大好きなんだそうな。
周りを固める役者さんたちも、主役級の大物が多くて、豪華、見ごたえがある。

原作はともかく、ドラマガイドや毎週買ってた『ステラ』とかで勉強しておくかな。

とにかく、『坂の上の雲』にはまりきっている私です。

風が強く吹いている (三浦しをん原作)

2009年12月01日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)
締め切り迫った作品が全然仕上がらないので、こんなことやってるバヤイじゃないよなーとも思ったが、本日はシネマLが1000円デーで、しかももうじき終わっちゃうので(午前中上映というのもよかったし)、思い切って松本まで映画を見に行ってきた(Kには映画館がないのよ~)。

いやぁ、よかったです。
若いっていいな♪ 青春ていいな♪
準主役の林遣都(はやし けんと)くん(←残念ながら見ていないが『バッテリー』、『DIVE!』などに主演した、最近のワタシ的注目株♪)なんて、まだ19歳だよ~。

ほとんど活動してなかったような陸上部が、予選を通過して箱根駅伝に出るとか、カケル(林)が区間賞取るとか、ハイジ(小出恵介)があそこまでひざを痛めて倒れながらも、立ち上がり走り続けてゴールするとか、来年のシード校に入るとか、ふつうならゼッタイありえんてぃーですが(^^;)、ほら、そこは映画だから、さほど違和感なく、感動的に入ってくるから不思議。
走っているときはみな一人、孤独な戦いなんだけど、「みんなでたすきをつなぐ」、というところに人とのつながり、努力や友情といったドラマが生まれるところが、駅伝の魅力なのだろう。
うーん、みんなでなにかやるっていいな。
走るって、いいな。(厳密に言うと「走れるって」いいな、ですが(^^;)
何かに賭ける、ひたむきな情熱ってうつくしいな。
10人が、みなそれぞれの事情(過去)を抱えていて、練習に励んだり、駅伝に出ることによって、それを乗り越え、何かをつかんでいく、という成長みたいなのもいい。10人がまた、それぞれみんな魅力的なんだな。イケメンくんも多いし♪

スポーツ物は、たいてい泣く。(部屋で一人で見てたら、絶対号泣してたな。)しかも、こういう、若くてキラキラした青春群像はさらに感動を増す。そしてちょっぴり、おもしろおかしくて。(てか、全体的におもしろくて明るいトーンなのがいいですな)

見終わったあと、あたたかくて、幸せな気持ちになる映画って、久しぶりに見た気がする。

思い切って見に行ってきてよかったな♪
とにかく、文句なしに二重マル、です。 

みなさんも機会があったら、だまされたと思って、ぜひ見てね(^_-)☆

終わっちゃったよ

2009年03月21日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)
TVドラマ『ラブ・シャッフル』。

愛と涙と友情と、熱いハートを軸にして、お洒落でセンスとユーモアにあふれる会話とストーリーが繰り広げられる。
だけど、「恋人交換」というまさか、まさかの展開、結末にハラハラ、ドキドキ。
でも、最後にはそれぞれお似合いの、納まるべき人と収まったと言う感じで、全員が幸せになるという、ハッピーエンド。
やっぱドラマは、こうでなくちっちゃね

カメラマンのOちゃん(松田翔太)はタナトス(死ぬことが美しいことだと思い死に惹かれる事)を克服しようとしている絵描きの海里(かいり・吉高由里子)に「一生オレが守ってやるよ」と言って、再び戦場カメラマンとしてレンズをのぞくことを決めて、空港に押しかけてきた海里とともに仕方なく(?)いっしょに戦地へと旅立つ。
以前最愛のひと(男性)を自殺で失って以来、孤独と苦しみから逃れられないでいた心療内科医でバイセクシャルの、いつも知的でクール、穏やかな菊りん(谷原章介)は、恋人に瓜二つのOちゃんから「心から愛していた」と言われて、やっと長い苦しみから解き放たれて涙を流す。そして夫と別れたすごいお金持ちの玲子さん(小島聖)は「お腹の中の子は、あなたの子よ」と菊りんに告げ、なにやら二人の間に温かいものが流れて、いいムードに。

そしてそして、バージンロードを歩くメイ(貴地谷しほり)の向こうに待っていたのは、なんとゆっきぃ(DAIGO)だった。いや、メイとうさたん(玉木宏)の結婚式にゆっきぃが乗り込み、花嫁をさらっていくのでは?と思ったけど、それじゃありきたりなのよね~。かくしてメイとゆっきぃが結婚。←ちょぃムリある感じしたけど、まっいっかぁー。

で、やっぱこの二人、うまくいってほしいわぁー、なんだかんだいって一番気が合ってんじゃん、という博愛主義のうさたんは会社を辞めて選挙に立候補するのだが、それをつかず離れず応援するアイアイ(香里奈)と、意地の張り合いをやめてお互いの愛を確かめ合うのでした。

ドキドキする、ステキなラブシーンなのに、最後にアイアイに抱きつかれてにんまりするうさたんが、左手でOKマークをするところが、おちゃめで、コメディー「ラブシャー」チックなラスト。

毎回、エンディングに流れるテーマソングを背景に、ラブシャー相手を引き当てる運命のシャッフルカード(トランプ)の枠の中に、出演者のNG場面で苦笑い、というシーンが登場し、普段役柄上ほとんど笑わない海里、玲子、きくりん、Oちゃんなどの笑顔を見てほっとして、ドラマの展開に緊迫した気持ちをやわらげて、心が暖かくなったものだが、この日、最終回で、ああ、終わっちゃったんだなー、おもしろかったぁー、楽しかったぁ~、幸せだった。

と、思ったら突然涙があふれてきたのでした。
その間に、画面はカード枠内なので小さいのだけど、クランクアップを迎えた役者さんたちがお祝いの花束を受け取り、最後は役者とスタッフが全員で集合する場面に・・・

ああ、いいなぁー、現場のこの雰囲気。
うらやますぃ~い!
集団というのは、けっこうしんどい。
だけど、たった一人で戦っていると、今度は人恋しくなるんだよね。

集団で何かを創るという喜びと、完成した充実感とをまた何かで、自分も味わいたいなぁ、と心から思ったのでした。(しかし、いつ、どこで、どうやって!?)

それにしても、感動と幸せな気持ちで涙を流したのは、何年ぶりかしら。
そうだ。映画『Shall We ダンス?』をTVで見たときが、こんな感じだったなー。あの映画は途中で自身の体験を思い起こして、共感の、つらい涙を流したものだが、最後にはとても幸せな気分で胸が一杯になった。そして、幸せで感動の涙を流したのだ。

悲しくて泣くのはあたりまえ。
幸せで泣けるほど、このドラマは素晴らしかった!
野島伸司、サイコー!!

終わっちゃって、さみしぃなぁー。

金曜日は朝からTVを見るために大変だったが、幸せで楽しい時間だった。
あとは楽しみはヨンさまだけだなぁー。

きのうのヨンさま

2009年02月24日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)
「冬ソナ」10年前の真実・・・うーん、ヨンさま出生の秘密がいよいよ明らかに?
なぜ、チュンサン(ヨンさま)は、過去のことを忘れてミニョンとして生きなければいけなかったのか?鍵は母が握っている。
ビアニストの母はユジン(亡くなったはずのチュンサンの元恋人・チェ・ジウ)の現婚約者サンヒョクの父と古い友達のようである。その父から○○が16年前に亡くなったよ、と聞き、驚き○○のお墓へ参りに行くのだが、その○○というのは母の昔の恋人っぽいのだ。しかもなんとユジンの父であった。

うーん、わからないことが多すぎる。もしかしてチュンサン(ミニョン)とユジンは異父兄弟なのか?
これじゃ「オータム・イン・マイ・ハート」(調べたら2000年、韓国で大流行した人気ドラマらしい。こんな古い話がつい最近放送されていたのだ!)と同じじゃーん。(あ、違った。この二人は兄弟として育てられたが実は病院で取り違えられていたので兄弟ではなかった、つまり愛し合ってもよい間柄なのだが、そこはそううまく行かないのが現実なのでして。しかもヒロインは最後の方で白血病で死んじゃうのだ。)

惹かれあう主人公達が実は兄弟であった。
この衝撃の(?)ラストは、そういえば日本のTVドラマでも過去にも何回かあったな、と思い出す。
「眠れる森」(1998年、野沢尚脚本)
「空から降る一億の星」(2002年、北川悦吏子脚本)

偶然にも両方とも当時をときめく人気脚本家のミステリー(しかもその後2004年、野沢尚は突然謎の自殺を遂げるというまさにミステリーを地で行くような人生!なのだが)で、木村拓哉が主人公である。
うーん、両方ともコワかったな~。
ミステリーって怖いから、あんまり好きじゃないのだが、なんてゆーか、謎解きをするおもしろさはある。伏線があって、こうだからこうなのか?みたいな想像する楽しみと、つぎはどうなるの?というハラハラして続きが見たくてたまらなくなるという仕組みになっている。
が、ラストは衝撃にして切ないことが多い。

サスペンスドラマとかで人が必ず死ぬのが私は嫌いだ。死んだり殺したりする背景には必ず切ない人間の生と過去がある。その切なさに自分の許容範囲が耐えられないのだ。
「眠れる森」では、最後キムタクが寝ているのか、死んでいるのか謎ということになって視聴者の論議を呼んでいる。私は寝ているだけだと思いたい。そうして目が覚めたら、幼いころ家族全員を殺されてしまっていたはずのヒロイン中山美穂(姉)と父と3人で森の中で、新たな家族としての穏やかな生活を生きていくのだ、と思いたい。
「空フル」は全部を見ていたわけではないが・・・最終回、明石家さんまの妹(実は本当の妹ではなかったのだが)深津絵里は最愛の人であり実の兄であると判明してしまったキムタクと湖をボートに乗ってこいでいき、二人して拳銃で心中してしまうのだ。育ての兄さんまが見ている、その前で。なんとも悲しい話ではないか。

というわけで、愛し合い、惹かれあっていた二人が、実は兄弟だった、というのはけっこう昔からよくあるパターンなのだが、うーん、悲しい。

「冬ソナ」は、心中するとかそんな悲しい結末にならないでくれるとよいのだが。また来週も目が離せない。

それにしても・・・私はやっぱり、ハッピーエンドが好きだなぁ。
こんな世の中だからこそ、見ていて、読んでいて、幸せに、元気になれる物語の方がいいではないか。
そんなお話が、私は書きたい。

ヨンさま

2009年02月17日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)
今頃になってナンですが、最近もうひとつハマってるTVがあったの。
それは、ジャーン!!「冬のソナタ」
毎週月曜日の夜12時くらいからTBS系のチャンネルでやってます。(この辺の地区・信越放送だけかも知れないが)

年末、偶然に見つけてもう第6話くらいだったけど、やってたので「お、おー!冬ソナだぁ~!」と思ってみてたら、これがオモシロイのなんの。
なにがって、ずっと前も深夜にやってた韓流ドラマ「オータム・イン・マイハート」にハマってたけど、ツッコミどころが満載なのよねー、韓流。
なんつーか、私の子供のころ(なので30年も前の大昔)に日本でやっていた「赤いドラマ・シリーズ」のような、善玉、悪玉みたいな単純で図式化されたような登場人物と、単純で古くさぁーいストーリー(誰かが死ぬ、出生の秘密、みたいな)。ありえんてぃーな展開。ちょいクサなセリフ。しんじらんなぁーい! ありえなぁーい! うっそー、こえ~(怖い)、など連発しながら、気がつくとすっかり夢中になっているのでした。
主人公達はケータイを使っているのだが、ヨンさまとチェ・ジウの服装が、ロングコートにマフラーと、やっぱ何年前の格好?って感じですが、でも、ヨンさまにはこれが似合うんだな~。タートルネックのセーターとか。日本中のオバさまたちがとりこになっただけのことは、あるわ。やっぱ、ヨンさまって知的で気品があってスマートで、ステキかも。←これはおちょっくってるのではありません。あと、チェ・ジウも聡明で控えめ、美しい!

ストーリーは二人の悲恋物語がこの先どうなるのか?という期待(心配)と、ヨンさまの出生?の秘密があきらかになっていくはず・・・
あーん、知ってる人、言わないでよ、言わないでよ。
ビデオレンタルとかいくらでも見られるけど、次、どうなるのかしら?と思って毎週月曜深夜を楽しみにしてるんだから。(ラブシャーは見ないが、冬ソナはオットも気に入って?いるらしく、ニヤニヤしながら、見てるよー)
世の中が複雑でわけわからなくなってきている今だからこそ、こんな純愛ものが人々のツボにハマるのかもしれない。

というわけで、韓国ドラマは、おもしろいぞっと♪

毎週金曜日は

2009年02月07日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)
ラブシャーの日。
TBSドラマ『ラブ・シャッフル』(略してラブシャー)が夜の10時からあるのよ。

普通のお勤め人と違って夜が遅い仕事なので、普段はめったにTVドラマを見ることができない。ゴールデンの特番なんかもしかりである。かつては毎週TVジョンを買うほどのドラマフリークだった私だけに残念である。
で、これを見るために、毎週金曜日は午前中に夕飯のおかずを作っておき、毎日9時半まで店のところを30分早く帰らせてもらって、ゴンの散歩して(約30分)、食卓の用意して、お風呂に入って、一人ビールを飲みおかずをつつきながらTVを見る。途中オットが帰ってくるが、背中で「お帰り~、今TV見てるんだからね」。ビデオにも録画(昔から気に入ったドラマは録画しないと気がすまない)してるけど、リアルタイムで見るのがいいのだ。
オットは遅く帰ると風呂に入らない癖があるが、私がTV見てるときはテーブルには着くが、チャンネルを変えずに、だけど興味はないので雑誌かなんかを見ている。

久々の野島伸司脚本のドラマ。主演は大好きな玉木宏。だが、前作の『鹿男あおによし』がその前の『のだめカンタービレ』のメチャおもしろかったのに比べたらイマイチ盛り上がりと彼の魅力に欠けたので、見ようかどうしようか迷っていたのだ。だんだんキャストの年齢が若くなってきて、オバサンには果たしておもしろいのかしら、とか、互いの恋人を交換(ラブ・シャッフル)する、というのもどうかと思ったし。
ところが第一回目の、最初からおもしろい。セリフの掛け合いが絶妙で、イキでお洒落で、それでいて笑える。愛と友情。時にホロリとし、ちいさな感動まである。やっぱ、脚本がいいんだな~。
玉木もその魅力を全開させ、脇を連ドラ初チャレンジのDAIGOや松田翔太、谷原章介、香里奈らが固め、それぞれにいい味を出している。
高級マンションの最上階に住むセレブな4人(商社マンの玉木、カメラマンの松田、診療内科医の谷原、通訳の香里奈)がひょんなことから知り合いになり、それぞれの恋人をシャッフルすることになるのだが、この4人が、なぜかマンションのエレベーターを降りた踊り場へじゅうたんとテーブルを持ち込み、パジャマ姿でお酒を飲んだり朝食を共にしているという、ありえな~い的発想が愉快である。
そういえば、陣内孝則とキョンキョン、柳葉敏郎、コンタ、若き日の和久井映見などが出ていた『愛し合ってるかい!』も楽しくてお洒落で大好きだったが、これも野島脚本だということを最近になって知った。89年のドラマだから、あれからもう20年もたつんだな~、びっくり!!(当時付き合っていたオットになる前の現オットも大好きで二人でよくビデオを見たものだ)野島作品といえば一世を風靡したような骨太の作品が多いが、コメディーもなかなかイケルと思う。

ドラマは昨日で4回目が終わり、8人のそれぞれの隠された秘密が徐々に明かされていき、いよいよこれからがおもしろくなる。
金曜日はTVを見るために朝から大変(?)であるが、ちいさな、だけど今のところ最大の?楽しみのために、がんばるぞ~。

陰日向に咲く

2008年02月10日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)
2月5日に映画を見に行った。
劇団ひとりの書いた同名のベストセラー小説を映画化したもので、主演がけっこう好きな岡田准一だったので興味を持った。
去年映画を見に連れて行ってくれた友人の運転で、松本市郊外のショッピングモール内の映画館へ。火曜日はレディースデーでなんとチケットが1000円なのだ。今回は友人の休みが上手くあって嬉しかった。

内容は、日の当たらない生活をしている登場人物の9人が、一見何の関係のない人生を歩みつつも、どこかでちょっとずつつながっているという不思議なお話で、最後は、「あっ」と驚く展開がまっている。ものすごく感激する、というほどではなかったが、中々人生の悲哀に満ちていて、心があったかくなるお話だった。

帰ってから、まだ読んでいなかった原作を読んでみる。この本で男を上げた、と思える「劇団ひとり」だが、軽快で面白い文章力をもち、ストーリー展開もたくみでぐいぐい引き込んでいく、なかなかに上手いつくりの作品だった。

さて、映画館での予告編を見たりしても、見たい映画がいっぱい出てきた。でも、映画館が遠いので、出かけると一日がかりのイベントになってしまう。駐車場のない映画館には行きづらい、など、田舎に住んですると気軽にふらっと映画を楽しめる、という雰囲気でないのが、非常に難点である。
それでもまた、時々は見に行きたいものである。