雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

雑感(日記)

2011-11-23 | 日記
 23日の朝、大阪に住む娘の家に遊びに行く約束をしていたが、眩暈に襲われたので電話をかけて中止した。 梅田の阪神百貨店で買って行ってやろうと、お土産まで考えていたが、過日道路で転倒したことを思い出し、車道で転びでもしたら「きまりが悪いでは済まされない」と思ったからだ。 結局、どこへも行かず、何をするでもなく寝たり起きたりして、ぐーたらな一日を過ごした。 

 このブログに一旦記事を投稿したら、削除して書き直さなければ修正できないものと思い込んでいたが、「記事一覧」から修正できることを今頃気付いた。 まだまだ爺には判らないことだらけ。

 今日の見出し写真は、私の部屋から見える夕景だ。

CMと、勧誘

2011-11-23 | 日記
 ちょっと乱暴な主張かも知れないが、CMと言うものは多かれ少なかれ消費者を騙そうとしていると思う。 サプリのCMは、その「多かれ」の代表ではないだろうか。 曖昧用語の連発と、素人の真似をした顔の売れていない役者と、尤もらしいアンケートや愛用者インタビューで、薬事法に引っかからないように「効能」を仄めかしている。 化粧品のことは私には判らないが、顔のしみが薄くなると宣伝しているものでも、決して「消えてしまう」とは言っていない。 ニキビが治ってくるとか、毛穴の汚れが取れるとナレーションで言っていても、画面では必ず少し残っている状態で画面が切り変わる。 クレーム対策だろうか。 

 話はかわって電話での勧誘だが、同じところから何度も何度も掛かってくる。 「奥さんと代わっていただけます?」に、「妻は亡くなりました」と答えているのに、またしても電話がくる。 先の応対を疑っているのだろうか。 それとも、電話を掛けるてくる会社の横の繋がりがないのだろうか。 

 新聞の訪問勧誘も、断っても断ってもまた押しかけてくる。「俺は阪神タイガースのファンだから、嫁売新聞はとらない」と言っているのに、数か月たつと同じ勧誘者がまたくる。 一度や二度なら兎も角、なが年ずっと続いている。 商売熱心だから諦めないってことなのか?

 宗教を勧めに来る人も、同じ宗教団体から入れ替わり、たちかわりやってくる。 小さな子供を連れているのも、子供を利用しているようで気に入らない。 この宗教に入信すると、輸血が許されないそうで、ちょっと恐い。 

夢枕ではないけれど…

2011-11-23 | 日記
 妻が亡くなった時の夢ばかり見ていたのに、初めて元気な姿の妻の夢を見た。 それも真っ昼間の微睡のなか。 台所から居間にはいると、絨毯の上に妻がちょこんと座っていた。 抱きしめて「なんで、なんで」と質問を繰り返すのだが、言っていることはトンチンカン。 「一人で帰ってきたのか?」「先生、かえって良いと言うんか?」「黙って帰ってきたんやろ」 亡くなったことは判っているのに、入院先の病院から抜け出してきたような感覚だ。 妻は、何も言わずに笑っていた。 

 昔、聞いたことがある。「亡くなった人は、夢の中では喋らない」 なるほど、このことかと思ったが、そんなことは無い。 先に亡くなった友達連中は、うるさいほど喋りかけてくる。 妻が何も喋らなかったのは、私の現実から逃避しようと思う意識が、妻を黙らせてしまたのだろう。「夢には色がない」と言うのも嘘だ。私の見る夢は、昔風に書けば「総天然色」だ。 昔、そう主張したら、「色付きの夢を見るのは、気が狂っている証拠だ」と言われた。 「ほっとけ!バカタレ!」と私が言い返したかどうかは定かでない。

 幾度となく入退院を繰り返してきた妻だが、一度たりとも独りで帰ってきたことも、誰か他の人に連れて帰ってもらったことも無い。 必ず私が迎えに行っていた。 迎えに行くと、妻は嬉しそうに怒ってみせた。「遅いなあ、用意してずっと待っていたのに、何しとったん!」 そして、同室の患者さん達に冷やかされるのが常だった。