雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺の、ど凡人俳句「猫が尾を立て」

2017-10-17 | 俳句
   ◇秋刀魚の値 高しと酢橘 戻す棚

   ◇秋雨や 猫は尾を立て 過ぎる屋根

   ◇昔日の 路地の煙や 焦げ秋刀魚

   ◇雲早く 帆船(ほふね)の早き 二百二十日


 生意気に一句ひねっているが、猫爺は俳句というものを会得していない。プレバトで言えば、「才能なし」をちょっとだけ頭をだしたところで、自分にとっは実に手強い相手である。
 プレバトに置いても、「自分は美しい日本語を生業にしているから‥」「自分は小説や随筆の本を出している文章のプロだから‥」「親が学校の教師であるから、DNAを引き継いでいる」と自信満々で挑むひとに限ってド素人の猫爺でもわかる陳腐な俳句を詠んでいる。

 そりゃあそういうこともあるだろう。「俺は茶が好きで、いつも飲んでいるから茶のことはよくわかっている」という人が茶道に長けているかと言えば、そうとも限らないだろう。
 プレバトの査定をなさる先生が、「俳句には、してはいけないことはありません」と仰いますが、結構厳しい「決まり」というものが存在するようだ。

     

猫爺の、ど凡人俳句「旅の脚止め‥」

2017-10-09 | 俳句
 才能なし俳句から、自分で勝手に「ど凡人」に昇格させた。プレバトと、書店で先生のご本を立ち読みしてきたお蔭だ。 まだまだ勉強不足だけれど。


   ◇亡き妻の 仕種浮かびぬ 夜半の

   ◇目が覚めて 妻の遺書読む 夜長かな

   ◇秋深く 旅の脚とめ 薬飲む

   ◇臥待ちの月の遅きに 窓を閉づ 

   ◇再診の 医師の真顔へ 秋の声


 助詞の使い方には気を付けたつもりだが、映像が乏しい。もっと立ち読みして来なければとは思うが、体力が持たなくて。

   ◇「買いなさい!」と、声が降りくる 二十日月