雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺の才能なし俳句「梅雨の晴れ間」

2017-06-28 | 日記
   ◇放課後の 梅雨の晴れ間や 忘れ傘◇

 先週のプレバトのテーマは、「学校の傘立てにさされた雨傘の写真を見て一句」だつた。猫爺も勉強のために一句。
 午前中から午後にかけて降り続いた雨があがり、児童が帰るころには薄陽がさした。そして校内が静まり返るころに傘立てを見ると、数本の笠が忘れられていた。そんな想像をした一句がこれ。情景がつまらないのが才能なしの所以。

   ◇蝶々が 来ることもなく カボチャ花◇

 料理に使ったカボチャの種を、悪戯で蒔いてみた。太い茎が伸び、大きな葉の間から、黄色い花がたくさん咲いている。注意深く眺めていると、雄花ばかりなのに気付いた。たった一つだに雌花がないのだ。これは、日照時間が短い所為なのか、それとも食用に改良されたものは、雌花を付けなくなっているのか。私はただ首を傾げるだけである。

   ◇深緑に 騒ぐカラスの 七つの子◇

 カラスの鳴き声は、日本の場合は文字で書くと「カアカア」であるが、「グワア、グワア」と濁声あり、優し気に「カーカー」と二声めを二音ほどあげる鳴き声ありと、実に個性的である。そのなかにあって、子供のカラスが親を呼んでいると思われるその幼気な声は、実に不安そうに聞こえる。一か所で散々鳴き散らした後で、親に導かれてであろう一斉に遠ざかっていく。小さな台風一過である。もちろん、七つの子は想像である。

猫爺の才能なし俳句「梅雨」

2017-06-09 | 日記
   ◇校内放送 梅雨間の晴れの 朝の風◇

   ◇四葩花 空を映すか 水浅黄◇

   ◇大雨の 後の静けき 白あじさい◇


 ちょっと悪戯のつもりが、YouTubeにアップした昭和歌謡が、もう200曲を超えてしまった。何が面白いのかと言えば、クリックしてくれる方々の反応が早いことだ。アップすればYouTubeのライセンスとなるので、アップの可否はYouTubeが判断してくれるようだ。そう思い込んでいるだけかも知れないが‥。

 主に、猫爺の好きな股旅演歌オンリーにしようと思っていたが、リクエストに応じていると昭和歌謡チャンプルーになってしまった。このまま増やしていっても、何れ削除されるのかも知れないが、今が楽しければ良いじゃないかと、猫爺の楽観主義が首をもたげる。

 そんなこんなで、このブログの更新は疎かになっている。「まっ、いいか」

 「まっ、いいか」でないのが、猫爺のからだを蝕んでいる「癌」。昔昔、大腸の憩室を切除する手術をしているので、癌の切除はできないそうである。今は「ホルモン療法」の最中。これを有る程度まで進めると、コバルト照射療法に移行するのだそうな。「そうな」なんて、他人事のように書いているが、これだけ長生きさせて貰ったのだから、有難いことではないか。楽しいことをしながら天命を待つのも、これまた幸せなことである。