雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

好きな曲3・ラ・カンパネラ

2011-11-13 | 日記
 辻井伸行さんの、バン・クライバーン国際ピアノコンクールでの「ラ・カンパネラ」の演奏は、力強く堂々としていて、すばらしいものだった。 全盲だとか、弱冠20才だとか、そんなことは関係なく、天才ピアニストぶりを楽しげに披露していた。 カンパネラとは「鐘」、この曲はパガニーニがバイオリン協奏曲として作曲したものをリストがピアノ曲にアレンジした。 

 辻井伸行さんの、バン・クライバーンでの雄姿が、You Tube で、ノーカットで見ることができる。演奏終了後にスタンディング・オべーションが起こり、拍手がなかなか止まらなく、何度も何度も丁寧にお辞儀をしている辻井さんは、本当に楽しそうであった。ビアノから両手を離して深々とお辞儀をした後に、ちょっとピアノの場所を探る様子が、こんな表現は彼に失礼かも知れないが愛くるしく感じた。 

 そして私も、CDを買いに出かけたのだった。