モノを捨てる基準は基本的には以下の点だと、いろんな本に書いてあります。
①壊れたもの、古くて使い物にならないものは捨てる。②一定期間使っていないもの、今後使う予定のないものは捨てる。③迷ったら捨てる・・
たしかにその通りなんだろうけど、そうはいっても捨てるのは難しい。
なぜ難しいかといえば、脳が違うから、ということに気づいたのが去年の秋のこと。それからNLPに出会い、NLPの手法でかなり改善されることがわかったけれど、継続するのがこれまた難しい。
と思っていたら、こんな本に出会いました。
「片づけられない自分がいますぐ変わる本」(大嶋信頼著 あさ出版)
著者の大嶋信頼氏は心理カウンセラーで自らも片づけられない子ども時代を送ってきたという人です。この本には書いてないけど、彼もおそらくグレーゾーンなのではないかと思います(彼自身は強迫性パーソナリティ障害だといっていますが)。
この本には片づけられない「理由」がたくさん書いてあります。
曰く、脳のバランスが悪い、自己免疫が暴走、完璧主義である、常に緊張している、孤独である(学習性無力感がある)、トラウマがある・・
どれもこれも、納得。
脳のバランスが悪く、自己免疫疾患を持ち、完璧主義と緊張の部分は疑問だけど、孤独でトラウマがある、というのはまさに私のことじゃないの。
そうか、だから片づけられなかったのか。
そして、驚いたのは、
「片づけには記憶を整理する、という意味がある」という部分です。
トラウマのある人には、今の部屋が片付いてきれいになった状態を想像できない、という傾向があり、それは「記憶を整理したくない」→「トラウマと向き合うのが怖い」と感じているからだそうです。
私の場合はそこまでひどくはないけど、多少イメージしづらい部分はある。どうイメージすればいいかわからない、という感じかな。
けれども、片づけをしていくうちに過去が変わる、過去の記憶が変わる、という劇的な変化も起きたりするようです。
モノには過去の思い出が詰まっているので、モノが多ければ多いほど過去の記憶が呼び覚まされる。
モノを減らせば過去に引き戻されなくなり、過去の記憶が変わる、というわけです。
また、著者はある時、
引っ越さなくてはいけない状況に追い込まれ、淡々と片づけをしていったそうです。
そしたら、あら不思議。頭の中が静かになっていった。
これって催眠療法を受けた時の感覚に似ている・・
片づければ片づけるほど、頭の中が静かになっていく。催眠状態になっていく。
片づけなくちゃ!と思っていると、脳はパニックになり炎症を起こすけれど、「淡々と」片づけることで脳のパニックを鎮めることができる、というわけです。
他にもたくさんのアドバイスがあって、具体的でわかりやすい。
脳のバランスが悪いせいで片づけが苦手だと思っている人はぜひ読んでみてください。
また、
この著者による別の本、
「本当の私よこんにちは/FAP療法で過去を手放し今を生きる」(青春出版)
も面白かった!
これは無意識とコンタクトをとる方法(FAP療法)が具体的に書かれています。NLPにも似たような手法がありますが。
無意識、潜在意識とコンタクトを取るのは難しいと思われていますが、こんな簡単な手法でわかるのね。でも、これ、試してみるとけっこう判読が難しい。
Oリングテストや筋反射テスト(キネシオロジー)などもそうですが、無意識にコンタクトして無限の力を引き出すということも不可能ではないようです。練習が必要ですが。
というわけで、興味のある人は読んでみてくださいまし。
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