ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

マンダロリアン&スターウォーズ

2021-03-29 17:36:47 | 映画

 

「マンダロリアン」

ついにシーズン2の終わりまで見ました。

いやあ、面白かった。

最終話のサプライズに思わず

「おお、・・・だ!」

と叫んでしまった。

考えてみれば、EP6とEP7の間ならそう来るよね、と納得の終わり方でした。

というわけで、もう一度「スターウォーズ」を最初から見てみようじゃないの、と思って、EP4からのトリロジー(旧三部作)を見ているところです。

いやあ、もう、ねえ、何ていうか、

やっぱり「スターウォーズ」は凄い!

44年も前の作品よ(EP4公開が1977年)。

まだPCもPCゲームもなかった時代。映画は映画館でしか見られんかった時代。あの時代にこの映画を作ったって、やっぱりジョージ・ルーカスは天才です。

改めてジョージ・ルーカスの偉業を褒めたたえたいと思います。

人生の中で大好きなものに出会える、というのは何て幸せなことだろう。

私のお葬式には「スターウォーズ」のテーマ曲を流してほしい。絶対そうしてほしい。

「スターウォーズ」が始まるときのあのワクワク感がたまらない。

冒頭のジョン・ウィリアムズの音楽を聴いただけで、心臓がどきどき、体じゅうがワクワクし、ルークが夕日を眺めるシーンは何度見ても涙が出てきます。それほど好きです。

でも、私だけじゃないよ。そういう人は世界じゅうに大勢います! ものすごく大勢。

私が変人奇人なんじゃなくて、ひとえに「スターウォーズ」という映画のもつ力です。

映画の力であり、「スターウォーズ」という世界の持つ力です。物語の力です。

「ロード・オブ・ザ・リング」や「ハリー・ポッター」の世界も同じ。
(どっちも好きだけど、「スターウォーズ」ほどじゃない)

私たちはイメージの世界で生きることができるのだ、と教えてくれます。

でも、現実逃避せよ、ということではない。イメージの世界でワクワクして遊んだ後、きちんとこちら側の世界に戻ってくることが大事。

その時、何かが少しずつ変わっている。それが物語のもつ力なのだと思います。

大好きな物語を持っている子どもは想像力が豊かになり、現実世界でもしっかりモノを見ることができるようになります。そういう力を「物語」は秘めているのですね。

たとえ物事がうまくいかなくても、運命の人に出会えなくても、大好きな物語があれば、あなたは大丈夫です。

なので、ぜひ皆さんも大好きな物語を探してみてください。必ずあるはずです。

 

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マンダロリアンなど

2021-03-22 16:11:26 | 映画

ご無沙汰しています。

やっぱりね、右手が不自由だといろいろ厄介で。

そろそろひと月になるので治癒するはずなのですが、先日レントゲンを撮ったところ骨の下の方は繋がりつつあるのですが骨自体は少々ズレが大きくなっていて、そのせいで右手が少し膨れ上がってきて特にひねると痛い。

やっぱり無理はできない。

というわけで、最近ハマっているのがディズニープラスの(これを見るために初月無料の会員になった)

「マンダロリアン」

です。スターウォーズファンにはすでに有名で人気もあるのは知ってたけど、動画配信を増やすと月々の料金がバカにならないので躊躇していました。

でもね、これは面白い!!

「スターウォーズ」の続編(EP7~9)より、もっと「スターウォーズ」っぽいです。特に日本人にはなじみやすいと思う。

なにしろ「子連れ狼」+「水戸黄門」+西部劇、みたいな作りで、一話完結で毎回「この紋所が目に入らぬか!」みたいな終わり方でね、もう、スカッとするのですよ。

しかもただスカッとするだけじゃなく、哀愁が漂っている。昔の小林旭とかのヤクザ映画みたいな雰囲気。

マンダロリアンの衣装を見たとき、ボバフェットの話? と思ったのだけど、そうではなく、

マンダロリアンという種族(?)の一人マンドーと呼ばれる男が、たまたまヨーダの種族の子どもを匿ったことから、マンドーはザ・チャイルドと呼ばれるこのちびヨーダを仲間のところに返すべく旅を続ける、その途中でいろんな人たちと出会い、いろんな冒険をする、というお話。

時代背景は、EP6~EP7の間で、デススターが滅ぼされ帝国軍は散り散りになったけれど、まだ残党があちこちに残っていて油断はできない。辺境の星でかろうじて生きている庶民はあいかわらず苦しい生活を余儀なくされている、という時代。

タトウィーンや他の辺境の星々が舞台になっていて、スターウォーズではなじみの深い種族やロボットたちも登場し、いい人もいれば裏切るやつもいて、それぞれが辺境の土地で苦労しながら生きている。

そう、スターウォーズの世界ってこれよ、これ! という感じで毎回楽しみに見ています。

ちょうどシーズン1を見終えたところ。今のところシーズン2まであるみたいですが、シーズン3の制作も決まっているらしく、これからが楽しみです。

やっぱり映画やドラマは、単なる気分転換以上の効果がありますね。特にあちこち痛むときは別世界に飛ぶのが一番ね。

これを見終えたら、息子が勧めてくれた「攻殻機動隊」(アニメシリーズ)を見ようかと思ってます。

庵野秀明の「シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版」がついに公開され、息子たちの世代が「ああ、ついにヱヴァが終わった~」と感動しているのを横目で見て「ヱヴァはイマイチ感情移入できないんだけど~」といったら、「それじゃこっちを見てみなよ」と言われたのが「攻殻機動隊」ね。
(TVアニメシリーズ。Netflixで見られます)

庵野秀明と押井守の違いすら定かでなかった私ですが、よく考えてみたら、押井守のアニメはけっこう観てた。

GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『イノセンス』『機動警察パトレイバー the Movie『スカイ・クロラ』『天使のたまご』・・・

どれも面白くて印象深い作品たちです。

TVシリーズの方は押井守ではないみたいですが、原作は同じなのかな?(この辺はよくわからない)

庵野秀明の方は言わずと知れた「シン・ゴジラ」ですね。両者とも天才肌のようです。

というわけで、手がうまく使えなくても目は見えるので、目が見えるうちにしっかりいろいろ見ておこうと思っている今日この頃です。

「マンダロリアン」超お勧めです!!

 

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マローボーン家の掟(ネタバレ考察)

2021-03-11 11:51:32 | 映画

映画「マローボーン家の掟」について、ネタバレ考察をしたいと思います。

マローボーン家の掟 (セルヒオ・G・サンチェス監督 スペイン 2017年)

これ、けっこう怖くて美しいホラー映画です。

先入観なしに見ることをお勧めしますが、最後までみると、え、となって二度見したくなる映画です。

ストーリーはこんな感じ。

人里離れた田舎にポツンと建っている古い一軒家に母と4人の子どもたち(ジャック、ビリー・ジェーン、サム)が到着するところから始まります。

ここは母の生まれ故郷で、彼らはイギリスから逃げてきたようです。

今日から新しい生活が始まるの、と母は言います。過去のことは忘れましょう。

「あいつはもう来ない?」と末っ子のサム(5歳)が母に聞きます。「過去のことは忘れたわ」と母は答えます。

けれども母は病気でまもなく亡くなってしまいます。
長男のジャックが21歳になるまでは隠れていなさい、万が一の時のために隠れる場所を用意しておきなさい、というのが母の教え。

彼らは兄妹4人でひっそりと暮らしはじめます。

近所に住むアリーだけが彼らの友人。ジャックはいつしかアリーと愛し合う仲に・・

そんなある日、森の中から一人の男が現れ、家に銃を撃ち込みます。母が恐れていたことが起きてしまった。子どもたちは慌てて屋根裏部屋に隠れます。

ここで画面は暗転して、一気に6か月後。

隠れ家での生活も順調に進み、明るい日差しの中で楽しげに暮らす兄妹たち。

そんなある日、家の相続の手続きに母のサインが必要だといって弁護士のトムが訪ねてきます。母が亡くなったことを隠しているので、ジェーンが必死で母のサインを真似て、何とか事なきを得たのですが、そのトムが嫌なやつでアリーに結婚を迫ります。

そして、隠れ家には不穏な気配も。サムは屋根裏に「お化け」がいるといいます。

不穏な物音や鏡にかけたカバーが突然落ちたり。末っ子のサムはこの鏡が気になってしょうがない・・

ホラー映画ならではの怖いシーンもけっこうあり、このあたり、本当に怖い。

そして、ついに屋根裏の「お化け」が動き始めます。

(ここからネタバレ全開)

実は、森から出てきて家に銃を撃ち込んだのは、彼らの実の父親。イギリスでは極悪なシリアルキラーで投獄されたはずなのに、脱獄して彼らを追いかけてきたのでした。なぜなら母がこの父のお金を盗んだから。

その父を屋根裏部屋に閉じ込めたのですが(半年以上たつのでとっくに餓死しているはず)彼は生きていて、兄弟たちに襲いかかってきます。

食料もない屋根裏に閉じ込められて、なぜ生き延びたのか不思議。よほどの生命力なのだろう。

兄妹たちが父親から盗んだお金を持っていると知り、ゆするために訪ねてきたトムが屋根裏に入りこんで、男に殺されます。

次にやってきたアリーも男に襲われ、すんでのところでジャックが駆け付けて男を猟銃で殺し、ようやく残忍きわまるサイコキラーの父親を殺す、という結末。

でも、ここから最後のどんでん返しが来る。これがすごくてね。

オオオーッ!となる。

実は、冒頭で森から出てきた父親は屋根裏にしのびこみ、そこに逃げ込んだ子どもたち(ジャック以外の兄妹、ビリー、ジェーン、サム)を殺害していたのでした。

つまり、画面が暗転して半年後から始まったシーンはすべてジャックの妄想だったというわけ。

ジャックはあまりのショックで解離性障害を発症し、それぞれの人格になりきって自ら兄妹たちを演じていたという、あまりに悲しいお話。

これ、「シックスセンス」や「アザーズ」「スプリット」などですでに使われている手法なのですが、知らないで見るとけっこうショックです。

でも、最後はまあまあハッピーエンドです。

生き延びたジャックはアリーと暮らし始めます。
アリーがジャックの世話をし、ジャックもやがて治癒していくだろうという希望を感じさせます。

でもね、この父親、なぜにここまで残忍でしぶといのか。半年以上もの間、どうやって出口のない屋根裏で生き延びたのか。
しかも、父親の残虐さ(10人以上殺したシリアルキラー)に比べて子どもたちの純真さもハンパない。
これほどの凶悪犯の子どもなら、一人くらい受け継いだやつがいそうだけど、皆無。これって現実的じゃないよね、と思っていたのですが、

ここは、キリスト教で読み解いてみようかと思いつきました。

つまり、父親というのはデビル(悪魔)で、家族はその悪魔から逃れるために、海を渡ってはるばる母の故郷であるアメリカまでやってきた。

ところが、デビルはしぶとくて彼らを追いかけ、追い詰め、ついに子どもたちを殺してしまう。

最後に生き残ったジャックも精神を病んでしまう。

それを助けたのがアリーで、つまりアリーというのはデビルに対抗する天使である、という設定。

セルヒオ・サンチェス監督は「永遠の子どもたち」の脚本家でもあり、同じ系列のスペインホラーとでもいうべき作品です。

また、ギレルモ・デルトロの「デビルズ・バックボーン」「パンズ・ラビリンス」などにも同じ雰囲気があり、これって、スペイン独特のキリスト教的な世界観なのかしら・・。

でもまあ、この映画、難しいことは抜きにして、幻想的で怖くて美しいラブストーリーとして見ればいいのかもしれません。それぞれのシーンは本当に美しいので。

そして、何よりアニャ・テイラー・ジョイの存在感が半端ない。
「クイーンズ・ギャンビット」に抜擢されただけある。

というわけで、アニャ・テイラー・ジョイが見たくて見てみた映画でした。

ジャック、かわいそうに・・サム、まだ幼かったのに父に殺されてしまったなんて・・というのが私の感想ね。

子どもを殺す親ってそう珍しくないけど。

 

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右手小指中手骨を骨折

2021-03-04 14:09:34 | 日記

先週半ば、いつものようにカーブス(ジム)を終えてマルイで買い物をしようと入口のガラスドアを押し開けようとしたとき(このドアがけっこう重い)ボキっという音がして右手に激痛が走りました。

骨が折れる時って本当に「ボキッ」と音がするのね。

帰宅後、右手は腫れあがり、痛みもひどくなったので翌日近所の整形外科に駆け込み、レントゲンを撮ってもらったところ、右手小指中手骨(ちゅうしゅこつ)を骨折していることが判明。全治一か月だって。

「折れた骨がずれていないので、ギブスの必要はないでしょう。重たい鍋など持たないように(なぜに鍋?と思ったが)」と医師にいわれた。

というわけでしばらくはジム通いもあきらめねばならず、右手だけでなく全身疼痛まで出てきて(リウマチの持病があるので)痛みというのは局所だけではなく全身に影響するのだなあ、と実感。

リウマチのせいかどうかはわかりませんが、骨密度が低く(普通の人の7割弱)背骨の湾曲も始まり背もかなり縮み、と最近あちこちに支障が出てきてはいるのですが、それにしても、

ドアを押しただけで骨折って・・

まあ、歳を考えれば(71歳)無理もないのですが、日ごろ付き合っている人たち(日本語の生徒や英語の仲間たち)が若い人が多いので、なんだか自分も若いような錯覚をしていたのですね。

でも、右手小指中手骨という小さな部分の骨折で済んだのは不幸中の幸いで、つまりは骨が脆弱なので気をつけよ、という警告と受け止め、以後無理な運動や無謀な行動は控えようと思ったわけです。それにしても、

ドアを押しただけで骨折って・・

これってつまり、重いモノを持つと骨折、転ぶと骨折、飛んだり跳ねたりすると骨折、ヨガで骨折・・

という可能性も否定できないわけで、

いよいよ老人力(古い)がついてきたなあと喜び(?)かつ悲しんでおります。

まあ、関節リウマチの診断を受けてからすでに20年近くの時間が経ち、ステロイドなどの強い薬を長年常用してきて(最近はエンブレルという週一回の注射に切り替え、これがかなり効いているようで)おかげで日常生活にはさほど支障なく暮らせているので、それだけでもありがたいと思わなくちゃいけないのですが(同じリウマチ患者でも重症の人たちはそれは大変です)、それにしても、

ドアを押しただけで骨折って・・

これって、重たいスーツケースを持って飛行機に乗ったり、忙しいスケジュールの旅行をしたり、荷物をたくさん抱えてバスや電車に乗ったり、外国のホテルで重たいドアを押したり引いたり、帰国後も自宅まで再び重たいスーツケースを運んだり・・・

といったことがかなり困難になるということを示唆しており、

つまりは海外旅行が難しくなるかもしれない、ということであり、

今後は、海外に行きたい!という衝動を抑えて独り静かな老後生活を送らねばならなくなるかもしれない、ということでもあり、

それって、人生の楽しみが消えていくことであり、人生の終わりが見えてくることであり、人生の店じまいをさっさと進めなくてはいけないということでもあり・・

とまあ、たかが小指の骨折で、ろくでもないことをいろいろ想像しちゃったりしています。

でもまあ、ひと月もたてば完治するらしいので、そしたらまたジムに行けるし旅行にだって行くぞ、と思ってはいますが。

それに、映画みたり、本読んだりはできるので、仮想旅行という手もあるし。脳は現実と仮想現実を区別できないようなので、イマジネーションの中で世界旅行という手もあるにはある。

どっちにしてもまだコロナ禍だし(天中殺でもあるし)、一年くらいはまだ謹慎生活が続くと思われるので、その間にまた骨折しないよう気をつけなくちゃ、とは思っています。

みなさんも気をつけてね。

 

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