Amazonprimeで「侍タイムスリッパー」が配信されるようになって、
5回目を観終えたところです。
いやあ、毎回いろんな発見があるものだ。
5回目ともなると細かいところまで目が行って、
たとえば、
高坂新左衛門が頭を打って入院する病室の窓の外、最初はブラインド越しに手摺が見えていたのに、
優子がブラインドを上げると手摺が消えていたり、
風見恭一郎が、リハーサルシーンで刀を抜く時にちょっとひっかかったり、
といったどーでもいいことにまで目が行くようになったのですが、それはもちろん、どーでもいい。
今回、私は山形彦九郎(のちの風見恭一郎)にけっこう感情移入しましたねえ。
山形彦九郎も苦労したんだなあ~
最初に観たときは、もちろん高坂新左衛門に感情移入していたので、山形彦九郎は敵だったわけですが、
今回は、山形彦九郎の回想シーンにもグッときて、
しかも、風見恭一郎を演じている富家ノリマサの迫力ある演技と殺陣にえらく感動しました。
そして、風見恭一郎のスピーチ。
「あの時代を精一杯生きた者たちの想いを何とか残したい」
という時代劇へのエール。
富家ノリマサもすごい役者です。
もちろん、最後の二人の殺陣のシーンは相変わらず圧巻で、
このシーンだけでも映画史に残るだろうと思われますが、
あらためて、
これまであまり有名ではなかった俳優の方々のご苦労および、その演技力に、
「一生懸命頑張ってれば、誰かがどこかで見ていてくれる。ほんまやなあ」
と撮影所所長の言葉通りの感銘を受けました。
観るたびに感情移入できる人物が異なり、新しい発見がある。
これまでも、大好きな映画ではよくあったことですが、
改めて、繰り返し観ることの楽しさ、面白さを実感しています。
(「スター・ウォーズ」なんて何十回観たか知れない)
現在、アマプラで配信中です。
まだ観てない方は是非!!
は、東映の大部屋斬られ役の功労者、福本清三さんの言葉なんです。
それを同僚だった東映剣会の重鎮 峰蘭太郎さん(所長)がお話されてるのが泣けます。
今でも東映製作の時代劇再放送で必ず死んでいく人です。
(今年は3回忌かな、時代劇専門チャンネルでは毎日まだまだお姿拝見できますよ)
富家さんトレンディドラマの頃はお見かけしていましたが
今作では本当に良い役回りでのキャスティング
ご本人も本当に良い作品に巡り合ったと喜ばれていると思います。
もしまだご覧になったことなければ「太秦ライムライト」観てみてください。
>お邪魔します~... への返信
コメント、ありがとうございます。
福本清三さんは、「ラストサムライ」でお見掛けしました。いい役者さんですね。惜しまれます。
「太秦ライムライト」は見てないので、ぜひ観たいと思います。