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ないない島通信No2

映画&読書&旅行&日々の雑感

酷暑の夏に思う。

2025-07-25 22:15:28 | 宇宙

毎日暑いですねえ。
皆さん、
生きてますかあ?

北海道で40℃とか、とんでもない記録が続出しているようです。
3年前までは、記録続出にいちいち驚いてたものですが、今となっては、
またかい、
と大して驚かなくなり、地球も人間もAIみたいに急速に進化あるいは退化あるいは老化・・つまり変化しているようです。

私めも、気持ちだけは若いつもりでいるのですが、
外に出てみれば、ピーカンの青空からは強烈な太陽光線が降り注ぎ、
そういえば、三鷹天文台の太陽フレア望遠鏡を見学して、太陽フレアのこと学んだなあ、
太陽って偉大だなあ~
太陽のおかげで我ら人類も生きているんだなあ~
でも、今年はもうちょっとだけ遠慮してもらってもいいんだけど・・
などと思ってますが、
太陽が遠慮したら人類は滅びるよね。

人類のなんとちっぽけなこと。
それなのに、地球上のあちこちで争いが絶えないのはなんでやねん。
なんてこと考えるのも億劫な今日の暑さです。

北海道で40℃超えでエアコンなかったら死ぬよね。
人間てほんとに脆い生物です。あっという間に死ぬ。
ちょっとした気温の変化、二酸化炭素量の変化程度で、死ぬ。

そういえば、最近NASAが、金星軌道上に地球に接近(あるいは衝突)する可能性のある小惑星についてのシミュレーションを行ったとのことです。
まあ、直近では影響はないそうですが。

金星軌道上には直径140m以上の巨大な小惑星が周回しているようです。
これは、もともと火星と木星の間を周回している小惑星群の中にいたもので、
SFの世界では「マルデック」と呼ばれる惑星の残骸ではないか、
などと言われています。

火星と木星の間にあった惑星「マルデック」が宇宙戦争で爆撃され、木っ端みじんに破壊されて小惑星群を形成したものだとか。
J・Pホーガンの「星を継ぐもの」にも描かれていますね。小説では「ミネルバ」と呼ばれていますが。
でも、金星軌道上にあるので、太陽光がまぶしくて地球からは観測が難しいのだとか。

こうした小惑星の軌道は12000年周期で変化し、地球に接近あるいは衝突するリスクが高まるのだとか。
そのため、人類の文明は12000年周期で滅んできたのかもしれない・・

というような空想をかきたてられます。
ま、隕石衝突で滅亡するのなら、人類皆兄弟隕石一撃滅亡、なのであきらめもつくというものですが。

こんなふうに、宇宙に想いをはせると、いくらか涼しくなるのではないでしょうか?
え、ならない?

You might think but today's hot fish.
言うまいと思えど今日の暑さかな。

お後がよろしいようで。

(これはnoteにアップした記事です)

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おとなの宇宙の学校(3)

2025-03-01 19:40:47 | 宇宙

国分寺市主催の「おとなの宇宙の学校」もついに最終回となりました。
今回も有意義かつ楽しい「おとなの学校」でした。

1時限目は、JAXAのプラネタリーディフェンスチーム&はやぶさ2#のミッションマネージャーでもある、吉川真先生の講演でした。
そして2時限目は、第一回の時と同じように空飛ぶモノを作る、という楽しい実験をやりました。

プラネタリ―ディフェンスというのは、前回JAXA相模原で見学したイトカワやリュウグウといった地球近傍小惑星が、近い将来地球に衝突する危険性があるかどうかを探査して、危険性があると判断したら対策を講じる、という目的で作られたチームだそうです。

まずは、去年の12月に発見された小惑星、2024YR4についての最新情報を教えていただきました。
当初は2032年に地球に衝突する可能性が1%を超えると発表されていましたが、最新の観測では、地球衝突の可能性は、0,004%とほぼゼロに近くなったので、ひとまずは安心。地球をかすめて月の近くを通るそうですが、月に衝突する可能性も低いので大丈夫らしい。

この小惑星2024YR4の直径は40~90mだそうです。ちなみにリュウグウの直系は900mもあるというからけっこうデカい。
この他にもアポフィスという小惑星が2029年に地球に接近するそうで、アメリカとヨーロッパで探査機を打ち上げる計画があるそうです。
アポフィスは直径400mあるので、これもけっこうデカい。

これまでも地球に衝突すると騒がれた小惑星や彗星はけっこうあったけど、大抵は衝突せずに通り過ぎていきました。
でも、中には被害をもたらしたものもあり、2013年にロシアのウラル地方にに落下したチェリャビンスク隕石落下は空中で爆発したものの、爆風により建物の窓等が破壊され多数の負傷者も出たそうです。

1908年にはロシアのツングースカで隕石落下により大爆発が起きています。この時の小天体は60mくらいで上空で爆発しました。
また、アメリカのアリゾナには隕石落下により出来た巨大なバリンジャークレーター(直径1㎞)があります。このクレーターを作った隕石は直径50mくらいだそうです。

有名なのは66,000年前に恐竜が絶滅した隕石落下ですね。この隕石落下で恐竜が絶滅し、地球は新しい進化の時代を迎えました。
隕石落下で人類が絶滅したとしたら、どんな時代がやってくるんだろうか、どんな生物が地球上を闊歩するんだろうか・・なんて想像しました。

このように、地球は何もない宇宙空間を漂っているように見えますが、実はたくさんの小惑星やら彗星やらの小天体に囲まれており、いつ何時それらが地球の軌道と交差して衝突してくるかわからない、という危険性を抱えているのですね。

これまでに見つかっただけでも、143万個もの小天体(小惑星、彗星、隕石等)が地球近傍にあるそうです。
なんてことだ!

そこで、衝突の可能性が小天体が見つかったら、何とかして回避する、というのが人類に課せられた重要な課題になってきます。
そのためには、国際協力と情報公開が必要。

実際に地球衝突の危険性のある天体が見つかったらどうするか?
とりあえず探査機を小天体にぶつけて軌道をずらす、という方法が考えられます。
映画「アルマゲドン」のように破壊する方法はかえってリスクが大きい。破片が世界じゅうに散らばるので余計大変だからです。
また「ディープインパクト」のように、大きな彗星が衝突したときには、実際、映画にあるような高層ビルを飲み込むほどの巨大な津波が襲ってくるだろう、と言われています。あな恐ろしや。

現在、NASAでは2027年にNEOSurveyorという探査船を打ち上げる計画があるそうです。
宇宙から地球近傍に接近する小天体を見つけて、事前に回避するべく作戦を立てようぜ、というわけ。宇宙からだとより高精度で小天体を見つけることができるからです。

とにかく、よくぞこれまで無事に過ごしてこれたもんだ、と思いました。
知らぬが仏の人間たちよ、戦争なんてしてる場合じゃないぞ。
戦争にお金を費やす余裕があるのなら、もっと宇宙を探査してほしいものだ、と思いました。

この他にも、はやぶさ2の拡張ミッション、「はやぶさ2#」についてもお話を伺いました。
現在、はやぶさ2は順調に宇宙空間を航行中です。はやぶさ2#の「#」は「小さくて危険な小惑星を調べる」というミッションの記号だそうです。

2026年7月にはトリフネという名前の小惑星をフライバイ(通りすがりに探査する)をして、2027年には地球スイングバイ(地球を通り過ぎることで加速し方向転換する)をして、2031年には1998KY26(まだ名前はない)に到達する予定です。

これからも「はやぶさ2」から目が離せません。

(JAXAのはやぶさ2拡張ミッションのサイト。「こちはや」という漫画もあるよ)

(2時限目の「空飛ぶモノを作る」に続く)

(これはnoteに投稿した記事です)

 

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おとなの宇宙の学校(2)

2025-02-10 13:37:12 | 宇宙

おとなの宇宙の学校、第2回目は2月8日(土)、
JAXA相模原キャンパスの見学会でした。
朝10時に現地集合。この日は朝早くから起きて出かけていきました。
横浜線淵野辺駅からバスで5分ほど。
林に囲まれた素敵な場所にJAXA相模原キャンパスはありました。

何より、ここはあの「はやぶさ」の開発・運用を実施した施設であり、映画「はやぶさ」の舞台であり、様々なロケット開発の研究拠点でもあります。

見学したのは主に宇宙科学探査交流棟と呼ばれる見学者用の施設で、様々な探査ロケットの模型、月面に今も滞在しているスリムの模型、450分の1サイズのリュウグウやイトカワの模型、また、はやぶさ(初号機)とはやぶさ2が持ち帰った小惑星の欠片の展示などもあり、私はすっかり興奮状態でした。

おお、ここは、はやぶさの故郷なんだ!

画像
(マンホールの蓋)

「はやぶさ2最強ミッションの真実」(2023年3月11日の記事参照)を書かれた津田雄一氏他のサインや写真などもあり、現在進行中の国際水星探査計画ベピコロンボの展示などもありました。

その後、実験棟へ案内され、月面を再現した施設を見学しました。月の砂(レゴリス)というのは、珪酸(ガラス質)が主成分で、地球の砂とは違って非常に細かくまた尖っているという特徴があり、千葉県に似たような砂質の場所があるので、そこからトラックで何十往復もして運んだといいます。瓶に入った白くてサラサラの砂が展示されていました。

月面上のサラサラしたレゴリスの上で、半分倒れた形でスリムは今もいるんだなあと思うと、
スリムよ、おまえは何を考えているんだい、と聞きたくなります。
月から見える地球はどんなだろうか・・

画像

またスリムに搭載された、タカラトミーが開発した小型ローバー(トランスフォーマーみたいに月面上で形を変えて走る)の模型もありました。
かわいい!

今回は見学だったのでメモなど取らず、ただただ「すごいなあ」と感心していたので、解説された内容はほとんど覚えていません(笑)。
なので、せめて写真だけでもアップしたいと思います。

画像
(相模原キャンパスの隣にある市立博物館に展示された、原寸大のはやぶさの模型)
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(交流棟内のロケットの模型)
画像
(イトカワの450分の1の模型)
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(リュウグウの450分の1の模型。赤い点は「玉手箱」を回収した地点)
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(国際水星探査計画ベピコロンボ)
 
 
 
 
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国立天文台三鷹・定例観望会(アンドロメダ銀河)

2024-11-24 10:28:36 | 宇宙

昨日は恒例の国立天文台三鷹キャンパスの定例観望会に参加してきました。

友人と一緒に応募して、私は落選だったのですが、友人が当選したので参加できました。

今回のテーマは「アンドロメダ銀河(M31 )」です。

アンドロメダ銀河は、太陽系がある天の川銀河のすぐ隣の銀河で、天の川銀河から一番近くて250万光年先にあります。

一番近くが250万光年て、宇宙はどれだけ広いんだって思いますよね。

観望会では、まず最初にレクチャーがあります。

今回もアンドロメダ銀河についてのレクチャー。

ハッブル宇宙望遠鏡で有名なエドウィン・ハッブルが、宇宙に存在する銀河を形状により分類した表があって、音叉の形をしているので、「ハッブルの音叉図」と呼ばれているそうです。

その中で、我らが天の川銀河は棒渦巻き銀河、アンドロメダ銀河は渦巻き銀河と呼ばれています。

そして、数十億年後に天の川銀河とアンドロメダ銀河が衝突する、ということもわかってきたそうです。

まあ、その頃には人類はもちろん地球自体も存続していないでしょうけれど、

それでも、銀河の衝突という一大イベントは見てみたい気がします。

銀河の衝突のシミュレーション動画を見せてくれましたが、なかなか衝撃的な映像で、宇宙ってこういうイベントが度々起きているのだなあと思いました。

それから、いつもの50センチ望遠鏡のところに移動して、アンドロメダ銀河を肉眼で探そうということになったのですが、残念ながら雲がかかっていて、アンドロメダ銀河を見つける指標になるペガススの四辺形すら見えません。

でも、望遠鏡で捉えた銀河の様子はモニターに映し出され、よく見ると銀河の腕もうっすらと見えました。

(アンドロメダ銀河・右の方にうっすらと腕が見える)

肉眼でよく見えたのは木星、土星といった惑星たちで、その映像もモニターで見せてくれました。

木星の縞模様やガリレオ衛星とよばれる4つの衛星(ガニメデ、エウロパ、イオ、カリスト)、そして土星の環もくっきりみえました。

(土星)

土星の環は時期によっては、斜めに見えたり全然見えなかったりするそうです。

土星は小さなUFOみたいでとてもかわいかったです。

というわけで、

アンドロメダ銀河は肉眼では見えなかったけれど、モニターで見たのもリアルタイムのアンドロメダ銀河なので、大満足の観望会でした。

12月も当選するといいなあ~

 

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「宇宙兄弟」44巻!

2024-07-24 16:01:35 | 宇宙

待ちに待った「宇宙兄弟」44巻が発売され、我家にも届きました。

前回(43巻)のクリフハンガーに引き続き、今回も全巻クリフハンガーで、引っ張るなあ・・という感じです。

「宇宙から見えるのは絶景か、絶望か。」

と帯にあるとおり、果たして、宇宙兄弟の運命や如何に?

おそらく、次号あたりでムッタとヒビトの兄弟が無事地球帰還・・

という終わり方なのではないか、と想像しましたが、

まだひと波乱あるのかしら。

いずれにせよ、次号発売まで、またしばらく(数か月)待たなくちゃいけないようです。

これ、アニメ化されるのがすっごく楽しみです。

ストーリーに音楽と動きが加わると臨場感が増すからね。

ぜひ、私が生きているうちにアニメ化してほしいものです。

いやあ、それにしても毎日暑いですね。

脳ミソが沸騰して溶け出しそうです。

宇宙は寒いんだろうなあと想像すると、少しは涼が取れるかも・・

宇宙を舞台にした映画やアニメ、酷暑の夏にお勧めです。

 

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