ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

マンデラエフェクト?

2023-04-30 13:14:25 | スピリチュアル

ついにGWに突入しました。

世間が騒がしいこの間は、家で読書や映画三昧、というのが私の定番です。

というわけで、昨日ネットサーフィンなどしていて、衝撃的な発見をしてしまいました。

何とアメリカは1972年までに月に6回も着陸して、12人の宇宙飛行士を月に送っている、というのです!

嘘でしょ!

と目が点になりました。

だって、アポロ11号の月着陸でさえNASAの捏造で、実は人類は月に行っていないのではないか、アポロ11号が持ち帰った月の石は実は地球の石なのだ、などとまことしやかに噂され、あれ以後人類は一度も月に行っていないはず。

それが、私の記憶の中の月着陸です。

6回も行って12人もの宇宙飛行士が月に着陸してるのなら、捏造論など出るはずもないわけで。

一体どうなってるんだろうか??

Yahoo知恵袋でこんな質問を見かけました。

「アポロ11号で人類が初めて月に行ってから約55年もたちますが未だに人々が簡単に宇宙に行ける時代には至ってません。 そもそも55年も前にアポロ11号は本当に月に行って人類の月面着陸をしたのでしょうか? 専門家の中には捏造や虚偽がたくさんあると言い切っている人もいます。 もちろん月面着陸の証明をあらゆる面から真実と言ってる人も多数います。 55年も前に本当に月面着陸してれば既に現代では宇宙に行くことがそんなに難しいことにはなってないのではないでしょうか? 人類が今後宇宙を自由に旅する近未来は来るのでしょうか?(2023年4月7日)」

ね、そう思っている人はけっこういるんじゃないかしら?

また、これもネットで見たのですが、フランシスコ・ザビエルの肖像といえば、あの白い襟巻状の襟が印象的だったはず。教科書にも載ってました。

でも、実際はフランシスコ・ザビエルの画像を探しても、白い襟巻はしていないのです!

また、知人が知多半島に引っ越し、伊勢湾をはさんで向かい側に伊勢志摩があると聞いて、

いやいや、伊勢志摩はもっと北の方でしょ、と思ったのですが、

地図を見たら、本当に知多半島より南の対岸にある。

世界は一体どうなっちゃったんだろう?

というわけで、以前もここで紹介したマンデラエフェクトではないか、と私は秘かに思っているのですが、

単なる記憶違いと言われればそれまでで。

証拠も何もないのですから。

でもね、世界線は時々こんなふうに変化する、と私は思っていて、

そうした経験も何度かしているので、

世界はとてもフレキシブルで不安定なものだと確信しています。

バシャールを持ち出すまでもなく、私たちは意識というよくわからないもので世界を認識しているのですが、

それは時にとんでもなく、バグったりするわけです。

世界は仮想現実である、という説もあったりするようだし。

こういう話をすると、

また、何を言い出すかと思えば。頭大丈夫? と笑われるのがオチなんだけど。

皆さんはどう思いますか?

世界は常に同じ状態で安定して目の前にある、

あるいは、非常に不安定で、時にとんでもなく別物になったりする・・

さあ、どっちだろう??

 

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「ことばは光」福島智著

2023-04-26 15:33:45 | 

先日見た映画「桜色の風が咲く」にインスパイアされて、福島智氏の本も読んでみました。

「ことばは光」福島智著(道友社 2016年)

Amazonkindleの読み放題に入っています。

すごくいい本でした。

短編エッセイ集なのですが、一つひとつのエッセイは読みやすく、かつ時にユーモアにあふれています。

もちろん、福島智氏の全盲全聾の半生は生半可な苦労ではなかったはずですが、

随所に語られるのは、命とは何か、人が生きるとは何か、私たちは何のために生まれてきたのか、

という根源的な問いかけです。

それが実にシンプルな言葉で語られ、しかも具体的なエピソードも豊富で、次々と読み進まずにはいられず、一気読みしました。

映画で語られていたように、彼は3歳で右目を9歳で左目を、18歳で聴力を失い、全盲全聾になります。

一時は絶望のどん底に陥りますが、不思議な力で立ちあがり(おそらく生まれ持った力と周囲のおかげなのでしょう)大学受験を決意し、都立大に合格し、博士号を取得し、東大教授になるという偉業を成し遂げます。

海外にも積極的に出かけて行き、アメリカではヘレン・ケラーの生家を訪れたりもしています。

とにかく、並外れた人です。

もちろん生まれ持った才能(努力する才能も含めて)もあるのでしょうけれど、

なんていうか、福島氏には彼独特の使命感があって、私たちを鼓舞してくれている、そんな気がします。

中味を少し抜粋すると・・

「宇宙人 は 本当に いる だろ う か?・・ 私 は いる と 思う。 いや、 い て ほしい。 い たら 面白い では ない か。 特に 人類 が 宇宙人 と 初めて 接触 し た とき、 どう やっ て コミュニケーション を 図る かを 考える と、 わくわく する・・」

小松左京氏との会話では、
「盲 ろう の 状態 自体 が、 いわば SF 的 世界 な ん です。 でも、 そう 考え て みる と、 不思議 と 生きる 勇気 が 湧い て くる ん です・・」

一瞬でも目が見えるようになったら何を見たいか、という質問には、
「宇宙 です ね。 夜空 の 星座 や 満月。 あるいは 朝日 や 夕日 でも いい。 とにかく、 宇宙 を 感じ られる もの が 見 たい です ね」

また、
「人間 って 長生き し ても、 せいぜい 百年 くらい です よね。 ある 個人 の ささやか な 人生 は、 宇宙 の 無限 の 時間 の 流れ から すれ ば、 無 に 等しい 一瞬 の 幻 みたい な もの じゃ ない か。 そういう こと が、 ひどく 気 に なっ た 時期 が ある ん です。 その 答え は 小松左京 の SF 作品 が 教え て くれ まし た。 人 は その 一瞬 の『 幻』 の 中 に こそ、 永遠 の 美 と 喜び を 感じ取れる 存在 なの だ と・・」

そして、
「 自分 の 人生 に あまり 不満 を 感じ ない で 済む コツ」をこう語る。
「 自分 の 人生 の「 主語」 を 常に 自分 に する、 という こと だ。 つまり、 自分 が 人生 で 何 を し たい のかは、「 自分( あなた)」 が 考え、 どんな 生き方 を する の かも「 自分」 が 決める、 という こと で ある・・」

あるいは、吉野弘の詩の一節に衝撃を受けた時のこと、
「生命 は/ その 中 に 欠如 を 抱き/ それ を 他者 から 満たし て もらう の だ」 という 一文 に 触れ た 時、 心 の 中 に パーッ と 明るい 光 が 射す よう な 衝撃 を 受け まし た。 この 命 の 関係 性 に対する 捉え 方 は、 すごく 温かく て 力強い・・」

引用しているときりがないほど、彼の中から生まれる言葉たちは私たちに勇気と希望をくれます。

ぜひ、一読してほしい本です。

 

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「桜色の風が咲く」

2023-04-24 19:21:21 | 映画

近所のいずみホールで映画会があるというので行ってみました(国分寺親と子のよい映画を見る会主催)。

「桜色の風が咲く」(松本准平監督 2022年)

これを見て、日本に全盲全聾の大学教授がいる、ということを初めて知りました。

福島智(ふくしまさとし)

東京大学教授バリアフリー研究者、社会福祉法人全国盲ろう者協会理事。世界盲ろう者連盟アジア地域代表。世界で初めて常勤の大学教員となった盲聾者。

これは彼の半生の記録です。

3歳の時に右目の視力を失い、9歳で左目の視力も失います。

盲学校に入りますが、18歳のときに聴力も失ってしまい、実家に戻ります。

まるでヘレン・ケラーのような彼の苦悩をこれでもかと描きます。

彼を支えたのが、小雪演じる母令子、そして二人を支える父と兄二人。

この家族がねえ、いいのですよ。

時に喧嘩もし、絶望に苛まれることもあったけれど、基本的に深い愛情で結ばれ、互いに支え合ってきた。

この家族がいたからこそ、福島氏は全盲全聾の大学教授という偉業を成し遂げることができたのでしょう。

特に母令子の努力と奮闘の様は、見ていていたたまれなくなるほどです。

しかし、絶望の底から立ち上がったとき、彼は自分の使命に気づくのでした。

「僕がこういう状態になったのは、こういう僕でないとできないことがあるからじゃないだろうか」

彼は盲学校に復帰します。するとクラスメイトが彼に伝えます。

「君には思索がある」と。

そして、彼は大学受験を決意するのでした。

日本にこういう人がいて、今も大学教授として活躍している、

というのは凄いことです。この事実を知るためだけでも見てほしい映画です。

全盲全聾になった息子のために、母は指点字という方法を考案します。

両手の指を点字タイプライターのように打って、会話する方法で、これは今多くの全盲の人たちのコミュニケーション手段となっているそうです。

ただ、ちょっとね、お涙頂戴映画の気配もあって、全体的にすごく湿っぽいのが玉に瑕。

脚本をもう少し何とかできなかったのか・・とも思うけど、日本人にはこういうのが合ってるのかも。何しろ涙もろい国民性だからね。

しかし、実際のところ、障害を持つということは、お涙頂戴ではすまされないわけで。

昔、学生の頃、ちょっとだけ盲学校の生徒のお手伝いをしたことがありますが、

指先で点字を読み取るのがすっごく難しくて、点字習得をあきらめた苦い記憶があります(全盲なら絶対あきらめたりはしないわけで・・)。

こうした人たちは私たちにそれぞれの命が背負った使命というものがあるのだと教えてくれている気がします。

いずみホールの来月の上映会は、水上勉原作の映画「土を喰らう十二カ月」だそうです。

あの土井善晴先生の料理が登場します。

観に行かなくちゃ。

 

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新緑の高尾山へ

2023-04-22 09:31:26 | 散歩

よく晴れた日の朝、ふと、

そうだ、高尾山行こう!

と思ったのです。

気がつけばずいぶん長いこと行ってなかった、

高尾山。

10年ぶりくらいかしら。

家を出たのはお昼頃。こんな時間じゃもう遅いかしらと思ったのですが、

せっかく行く気になったのだから、行かなくちゃ。

中央線で高尾まで行き、京王線で高尾山口へ。

高尾山口からは、もちろんケーブルカーです。

昔は何度も登ったのだけどね。けっこう険しい山道もあったりするので、

この歳になると、さすがにもう山登りは無理。

というわけで、ケーブルカーに乗りました。

ケーブルカー、楽しいよ。

何しろ「最急勾配は31度18分、ケーブルカーの線路では日本一の急勾配」なのです。

標高472mの高尾山駅まで約6分。往復チケット950円也。

窓越しの新緑が実に美しい!

ああ、来てよかった!

平日の午後なので意外に空いていて、外国人観光客の姿もそれほど多くない。

薬王院まで歩いていき(もちろんあの急な階段ではなく、うねうねした女坂の方を登った)

お参りをして、

なんだか心身ともに浄化された気分になり、

(おみくじは今回も末吉。京都でも末吉だったので、今年は末吉の年なのかも・・)

十穀力団子をいただき(外はカリカリ中はもっちり、味噌だれ。美味しい!)

山の景色を楽しみながら、ふたたび坂をだらだら降りて、ケーブルカーで帰ってきました。

本当は山頂まで行きたかったのだけどね。

体力つけて次回は山頂まで登ろう!

帰りがけに、高尾山口駅そばの蕎麦屋でとろろ蕎麦も食べた。これも美味しかった。

というわけで、

本日のショートトリップは大満足の旅でした。

平日に旅ができるのはシニアの特権ですね。

近いからまた行こうっと!

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おかえり、はやぶさ

2023-04-18 09:27:05 | 宇宙

前回、はやぶさ関連の映画を2本紹介しましたが、今日は最後の④の映画、

はやぶさーHAYABUSA
 監督/堤幸彦 20世紀FOX配給
 竹内結子 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2012-03-07

を紹介したいと思います。

これもHuluで配信されていたので、ラッキー!と思って観てみました。

ファミリー向けの映画で、子どもと一緒に楽しむにはこれが一番です。

最初からとても詳しく丁寧に小惑星探査機のことや、はやぶさの前に痛い失敗をした火星探査機「のぞみ」についても描かれていて、

そうか、はやぶさの前にそんなことがあったのか、と改めて宇宙探査の歴史を知ることになったのでした。

なので、宇宙のことはほとんど知らないという初心者向けにはとてもいい映画です。

安心して見られるし、また、前の2本とストーリーはほぼ同じですが(事実に基づいているのだから当然だけど)、登場人物やそれぞれの出来事の視点が少しずつ異なっていて、それも面白い点です。

一番シリアスで泣けるのが「はやぶさ 遥かなる帰還」で、コミカルな場面もありつつストーリー的に面白いのは「はやぶさ/AYABUSA」そして、ファミリー向けが「おかえり、はやぶさ」という感じかな。

「おかえり、はやぶさ」は主演が藤原竜也と杏。藤原竜也のお父さん役が三浦友和と俳優陣も他の2本に負けず劣らず豪華です。

当時の映画界がどれだけ「はやぶさ」人気にあやかろうとしていたかがわかりますね。

そして、最後に①の「はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH」も観ました。これはDVDを購入してしまった。中古だけど。

はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH
 監督・シナリオ・絵コンテ/上坂浩光 劇場版は角川映画配給

40分くらいの短編ですが、全編星空の映像です。人間のストーリーがない分、純粋に星空を楽しめます。

これ、プラネタリウムで見たかったなあ。

というわけで、最近マイブームの「はやぶさ」について書いてみました。

ああ、満足じゃ。

 

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