ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

メンタリスト・・続き

2016-11-28 14:47:27 | 映画


雪が降ったおかげで外に出られず、一日じゅう「メンタリスト」三昧。
ついに、シーズン6最後まで見てしまいました!!
(以下、ネタバレ注意!)

レッド・ジョンは、やっぱりまさかのあの人でした。
まさか、というのは意外性や驚きというよりも、拍子抜けといったほうがいいかもしれません。
登場回数も少ないし。
え、誰? という感じ。
あれほどの凶悪犯が警察組織内にいるというのも驚きですが、
同様の凶悪犯がぞろぞろいるっていうのは更なる驚きで、
アメリカの警察ってそこまで闇が深いのか・・と思いました。
ま、フィクションですが、事実は小説より奇なりといいますからね。

シーズン6まで見ると(138話)リズボンのチームはまるで家族のように思えてきます。
毎晩見てたので、自分のファミリーみたい。
おお、今日のリズボンはちょっと不機嫌かな、今日のジェーンはやたら機嫌がいいな、
リグズビーとヴァンペルトは本当にいいカップルだなあ、
チョウはあいかわらずクールだけど、クールなチョウの恋愛もよかったなあ・・
などなど。

シーズン6の最終章もなかなかの圧巻でした。
ジェーンは人の心を見抜き、操る天才ですが、自分のこととなるとからきしダメ。
他人のことはわかっても自分のことはよくわからない、というか怖くて見られない。
ま、そんなもんでしょう。
詐欺師、占い師、予言者、心理学者、精神科医・・
皆そうですね。

実はとてもナイーブで、だからこそ他人の心の奥に興味があるのでしょう。
他人の領域には土足でずかずか踏み込むけれど、
自分の内面には踏み込まれたくない。
大きな闇を抱えているから。
そこがまた魅力だったりするようですが、
こんな男、リズボン以外の誰が相手になれる、という感じです。

最後の告白のシーンは、よくあるパターンですが、
それでもジーンときました。
何度見ても泣けてきます。
でも、その直後にまたもやクールな自分を演出しようとしたりして、
どこまで傲慢なんだ、この男は。
でも、人間的にはリズボンのほうが圧倒的に優っていて、ジェーンもよくわかってたりします。

ファイナルシーズンを見たいのですが、Huluではやっていないので、
しばらく時間を置くことにします。
そろそろ娑婆に戻らないと。

「メンタリストのサイモン・ベーカーが好きすぎてつらい」
なんていうブログもあるようで、「メンタリスト」人気はとどまるところがないようです。
他にも「メンタリスト」関連ブログは多数あります。
参考にしてみてください。
まだ見てないあなた、
ハマるのを覚悟の上で、トライしてね。
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「メンタリスト」にハマって・・

2016-11-21 12:50:32 | 映画


一週間がまた矢のように過ぎていきました。
今週、またもや膀胱炎を再発して、ちょっと休んでおりました。
幸い大したことにはならず、抗生物質も飲まずに何とかしのいだのですが、
(猪苓湯、玄米酵母液、重曹水、ビタミンC、レイキ・・などが功を奏したかも)
いつまた再発するかしれません。
免疫力が落ちているのですね。

リウマチ医の話では、ステロイドを服用すると細菌が繁殖しやすくなる傾向があるけれど、私が飲んでいる量では全く影響ないはず、とのことです(現在2㎎/日)。
エンブレルの影響もあるかもしれません。でも、今までは大丈夫だったのに。

私だけではありません。
周囲を見わたせば、最近ガンになる人が増えている気がします。
あっちでもガン、こっちでもガン。
ガンてそんなにポピュラーな病気だったっけ?
身近な友人たち20人あまりのうち、すでに5人がガンにかかっています。
(手術して治った人、亡くなった人、入院あるいは治療中の人合わせて)
パーセンテージでいうと、25%、4分の1、というのはすごい数です。
ガンだけでなく他の病気も加えると、半数近くが何かしら病気を抱えているんですね。

まあ、年のせいもあるかもしれません。
皆60代ですから。
でも、なんか全体的に弱っている気がします。

そういうわけで、今週、暇だったので、また「メンタリスト」にハマってずっと見ていました。(現在シーズン5を視聴中)
いやあ、ハマると抜けられなくなるものですね。ったく。

主人公のパトリック・ジェーンは、レッド・ジョンという凶悪な連続殺人鬼に妻と子どもを殺され、以来、メンタリスト(人の心理を見抜き、操作する)のスキルを活かしてCBI(カリフォルニア州捜査局)のコンサルタントとして働きながら、レッド・ジョンの正体を暴くべく奔走する、というのが物語のメインストーリーです。
基本的に一話完結の探偵モノです。

どうやらレッド・ジョンはジェーンの身近にいるらしい、ということがわかってきて、一体誰がレッド・ジョンなのかという謎解きを中心に、様々な事件が繰り広げられます。

中でも、ジェーンが関わってきた歴代の女性たち (レッド・ジョンと関わりのある女性たち。クリスティーナ、エリカ、ローレライ)がまた絶世の美女たちなのですね。
対するCBIチームのボスであるテレサ・リズボンはしっかり者だけど地味目の女性。

このリズボンVS美女たちもまた見どころの一つで、
美女たちがどんなにジェーンを誘惑しようと、リズボンに軍配が上がるはず、なのに、相変わらず美女に弱いジェーンのダメンズ加減とか、
果たしてジェーンとリズボンは結ばれるのか? とかついつい展開が気になって見ちゃうのですね。

そういえば、ローレライって「ヴァンパイア・ダイアリーズ」のエレナにそっくり。でも、調てみたら別人なので、これもびっくり。
また、
9月9日の記事(メンタリストとか・・)でも書きましたが・・ 
「ウェイン・リグスビー(オーウェン・イオマン)があまりに「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーにそっくりなので、バズは絶対この人をモデルにしたに違いないと思いました。」
ということもあり、いろいろ似てる人が登場していて楽しいです。

レッド・ジョンは一体誰なのか??
どうしても知りたくて、ついにネットで調べちゃったのですよ。そしたら、どうやらがっかりする結末らしい。

え、その人なの? ウソでしょ、という感じらしい。

私はずっと、レッド・ジョンはジェーンその人なのではないかと疑っていたのですが・・
ジェーンは二重人格だったとか、双子の片割れがいたとか、
そういうオチではないかとみていたのですが。
さすがにそれはなかったのか・・
でも、あの人がレッド・ジョン? やっぱり腑に落ちません。
ともかく、ファイナルシーズンまで見ないと全体像がつかめません。
ひょっとして、
オチを考えずにスタートさせてたりして・・

その点、「名探偵モンク」の最終章は圧巻でしたね。
「メンタリスト」の最終章を見るまで、まだしばらく時間がかかるようです。
そろそろ現実に戻らないとなあ・・
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アメリカ大統領選挙と映画「プリデスティネーション」など

2016-11-12 18:03:03 | 映画


アメリカの大統領選挙が終わりましたね。
まさかのトランプ大統領誕生で、今年一番のサプライズ。
まだ驚きと混乱が覚めやらぬようで、アメリカ国内ではデモや暴動も起きているようで、これからどうなっちゃうんだろうかという感じですね。
日本は呑気なもので、トランプ氏がTPPはやめるといっているのに、強行採決したりして、こっちもどうなっちゃうんだろうかという感じです。

世界はますます流動的になり、混迷を深めてきているようです。
歴史を見ても、安定した時期は長くは続かないんですね。
ヨーロッパはかなり頑張ってEU作ったけど、イギリスが離脱して、フランスもドイツも右派が台頭してきて、アメリカ大統領選も対岸の火ではなくなりつつあるようです。

とはいえ、ネットではいろんな意見が飛び交っていますね。
トランプ大統領誕生はむしろ歓迎すべきことで、これでアメリカの産軍複合体は打撃を受けるだろうとか、
ロシアとアメリカが手を結ぶのはいいことだとか、
いやいや、テキはヒラリーだろうがトランプだろうが、元々アメリカに分断をもたらし内戦に持ち込む戦略を持っていたんだとか・・
まあ、いろいろあります。

でも、私が一番感じたのは、為政者の横暴に対して、金も地位もない普通の庶民にできる唯一のかつ強力な対抗手段は「投票行動」だということです。

もちろん、それだって誘導された結果だということもできるでしょう。
カリスマ的な候補にマスメディアがこぞって反対あるいは賛成の意を表し、人々を煽り立て、お祭り騒ぎにして誘導する。
あるいは、不正選挙という手だってありえます。
それでも、数で優っているのは我々庶民なのですね。
世界の1%が99%の富を占有しているという現実の中で、
どう考えても、99%の方が数が多い。
圧倒的に多い。
それなのに、なぜ99%が常に1%に負けてしまうのか。

もちろん、そこにはからくりがあるわけで、
あの手この手でテキは攻めてくるのですが、
それでも、やっぱり、どう考えても99%の方が数が多い。
圧倒的に多い。
それをまずは自覚することが大事かと思います。

世界は、私たちが考えるよりもずっと流動的で変化に満ちています。
これからの時代はさらに大きく変化していくでしょう。

おもいがけないことが起き、
おもいがけない人たちが台頭して、
おもいがけない未来が開けてくるかもしれない。
それを期待し(いい方向に向かうと期待し)、日々世界で起きていることに注視していきたいと思います。

世界はますます面白くなっていくかもしれませんから。
いつもワクワクしていましょう。
何しろ、私たちは99%なのですから!


話はころっと変わりますが、
夕べ HULUで映画「プリデスティネーション」を見ました。
ロバート・A・ハインライン原作のSF小説の映画化です。
(スピエリッグ兄弟監督作品。イーサン・ホーク主演)
これがねえ、けっこう面白かった。

大統領選挙とは関係ない映画ですが、全くないかといえばそうでもない。
あらすじを話すとネタバレになってしまい、この映画ほどネタバレしてほしくない映画もないので、しませんが、
結局、世界の中心にいるのは「私」で、その背後にはなんだか悪魔的存在も見え隠れする、という感じかな。
見終えた直後は頭の中が???なのですが(つっこみどころもありますが)
いろんな意味で刺激的かつ象徴的で実に面白い映画でした。
SF好き、特にタイムトラベル好きにはお勧めな一本です。
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「シン・ゴジラ」再見

2016-11-04 20:51:21 | 映画


「シン・ゴジラ」また見てきました。二度目。

立川シネマシティ、昼間の上映が今日で最後なので (え、もう終わりなの?)行ってきました。
ゴジラはやっぱり大画面で見ないとね。

二回見るとよくわかります。
最初の方で、謎の水生生物が登場するまでの官僚たちのやり取りのスピード感は半端なく、
ぐいぐいと物語に引き込んでくれます。
日本政府に対する皮肉もけっこう笑えて、ゴジラがどんどん進化していくあたりまで、
目を離すことができないスピード感で、ゴジラの進化同様ぐいぐい物語が進行していきます。

一方、今回感じたのは、ゴジラの登場場面が意外と少なかったな、ということ。
官僚たちのやり取りも、最初のうちはスピード感あり、おお、そうだよなあと共感できるのですが、後半に至ると、もう少し別の視点から物語が展開してもよさそうな、
そんな雰囲気を感じました。

つまり、矢口という政治家(肩書はその都度書き換えられますが)が主人公である以上はどうしても、官僚や政治の話が中心になってくるのですね。
これって、外国人にわかるのか? 英語の字幕なんかで見たらすんごく大変だろうなあ、いやその前に子どもには無理だろうなあ、と余計なことを考えてしまいました。

 「愛してるよ」
 「私も愛してるわ」 
 がないのは、いっそ潔いと前に書きましたが、二回目見ると、
 牧博士の妻への愛が、ゴジラの存在に見え隠れしているようです。
 それを前面に出さずにほのめかすあたり、いかにも日本式。
 初代ゴジラの芹沢博士にも通じる部分がある気がします。
 かなわぬ恋の果てに、自ら発明したオキシジェンデストロイアを抱いて海底に沈み、ゴジラと共に果てるという役柄ですが、牧博士ももしかすると似ているかもしれません。

ともかく、
ゴジラが鎌倉から再上陸した時の、あの威厳に満ちた姿はどうでしょう。
もしかすると、ゴジラには何か目当てがあって進んでいるのではないかと思えるような確固とした足取りで、ゆっくりと、でも確実に歩を進めていきます。

多摩川に配備した自衛隊の攻撃にも全くめげず、自衛隊に歯向かうでもなく、ただ黙々と進んでいく、その姿は神々しくさえあります。

ところが、米軍が参加しゴジラに強烈な一撃を加えたあたりから、突然ゴジラは目覚めたかのように凶暴になっていきます。
自衛隊には決して歯向かわず、反撃もしてこなかったゴジラなのに、米軍の攻撃に対しては突然凶暴さを見せ始めるのです。なぜ?

まるで巨神兵の火の七日間のように、口から背中から白熱光線を発射し、口からはすべてを焼き尽くすような火の塊を吐いて都心のビル群をなぎ倒していきます。
その破壊力のすさまじさ。
あれは何度見ても凄い。
だから、何度でも見たくなる。
だから、もっとゴジラを登場させてほしかった。

ゴジラには、何か人間の本能に訴えかけるものがある気がします。
原始時代の恐竜の記憶がどこかにまだ残っているのかもしれない。
太古の記憶をゆさぶる力があるのです。
(恐竜と人類は共存していたという説もあるようだし)
だから、私たちはあの巨大で威厳に満ちた姿を何度でも見たいのですね。

最後のシッポの先についてですが、
今回、私が思ったのはこうです。
あれは、
初代ゴジラへの庵野監督のオマージュ。
ゴジラが先の大戦で亡くなった人たちの英霊であるという説へのオマージュではないかと思いました。
従って、ゴジラのしっぽの先には英霊たちの姿が刻みこまれているのですね。
あれは確かに人間の姿をしていました。

ゴジラの続編が作られるなら、
凍結したゴジラが再起動したところから始まるはずだし、
あのしっぽの説明もなされるはずだと思います。
でも、続編がなくても、「シン・ゴジラ」はこれだけで完結した物語になっていると思います。

いまだに収束の目途さえたたない福島第一原発を思うとき、
ゴジラの凍結した姿は今の日本を象徴しているのではないでしょうか。
今後のことは、私たち一人ひとりの課題であると、
そう突きつけられている気がします。
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