ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

一周年!!

2017-01-31 23:02:59 | 日記
このブログを始めて一年が経過しました。
今日は一周年の記念日です!!
でもまだ一年だからねえ。
記念日というほどじゃないけどね。

一年が過ぎたということは、
これからも時間はどんどん過ぎていくということで、
それが目の前に現実としてつきつけられている気がします。

つまり、余生はそう長くはないと。

団塊の世代(昭和22,23,24年生まれ)の22年組は今年70歳を迎えます。
私はまだ少しだけ猶予があるけど、いずれ迎えます。

60歳になったとき、
ああもう婆さんなんだ、とがっかりしたものですが、
今から思えば60歳なんてまだまだ若い未熟者。

ということは、
70歳になったとしても、80歳から見ればまだまだ若い未熟者。
80歳になったとしても、100歳から見れば、まだまだ若い未熟者。
100歳になったとしても、120歳から見ればまだまだ若い未熟者・・

人間、成熟するにはどれくらいの時間が必要なんだろうと考えたとき、
永遠に生きるしかないのではないか、
という結論に達するような気がします。

だから一度死んで、また別の生を生きて、
その繰り返しで
魂は少しずつ成熟していく、
というシステムになっているのかもしれない。

それが自然なあり方のような気がします。

人生は一度きり、とよく言うけれど
一度きりにしては、人生はあまりに短い。

猫なんて20年も生きられない。
昆虫なんてもっと短い。

この身体は永遠じゃないし、
この身体で永遠に生きたいとも思わない。
ならば、いろんな時代のいろんな人生(猫生も?)を
生きてみるのも面白いんじゃない?

ただ一点、
前世を忘れてしまうのはあまりに惜しい。

何とかして覚えている方法はないものだろうか。
前世の記憶装置。
霊感がなくても前世が見える、思い出せる、
そして、来世も選べる。
そんな装置があったなら、

世界はもう少し楽しい場所になるかもしれない。
一度きりだと思うから、欲張りになるし、
他人を蹴落としてもいい思いをしようとするし、
何かにしがみつくし、
戦争だって起きるのです。

ああ、でも、だからこそ、
もしかすると、
人生は美しいものにもなりうるのかもしれないね。

などということを
ちょっと考えたのでした。
それではみなさん、おやすみなさい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブロークバック・マウンテン

2017-01-24 13:15:41 | 映画


Huluでやっていたのでまた見ちゃいました(三度目くらい)。
大好きな映画です!
ゲイの映画だと言われていますが、これはゲイかどうかに関係なく、純粋なラブストーリーですね。
(2005年公開。アン・リー監督作品)


(以下ネタバレです)
1963年、ワイオミング州のブロークバック・マウンテンの山で羊の放牧をするために、二人の若者が雇われます。ジャックとイニス。二人は夏の間じゅう山で過ごすうちに、いつしか恋愛関係へと発展していきます。

  俺はゲイじゃない・・
  俺もだ。

と言いつつ、二人はまるで子どものようにはしゃぎながら、寄り添いながら、山での過酷な労働を続けますが、放牧の時期が終わり山を下りて、それぞれの生活に戻っていきます。

1963年といえば、まだゲイが公に認められていない時代。イニスは子どもの頃、父親から戒めとして、ゲイであるが故に惨殺された男の死体を見せられ、それがトラウマになっていました。

イニスは婚約者と結婚、ジャックもやがて恋人ができて結婚し、それぞれ家庭を築き、子どもも生まれますが、二人ともブロークバック・マウンテンでのひと夏のことが忘れられない。

ジャックがイニスを訪ねたことから、再び二人の関係は復活し、妻には内緒で魚釣りに行くといっては山で二人だけの時間を過ごすようになります。でも、二人はそれでは満足できない。

イニスの妻に彼らのことがバレてイニスは離婚します。
ジャックはイニスに、二人で農場をやらないかと持ちかけますが、イニスは子どもたちの養育費を支払うために雇われ仕事をやめられず、休みもなかなか取れない。

そうしていつしか20年の時がたちます。
二人も少し年を取り、それでも互いを求める情熱は若い頃と変わりなく、できれば一緒に暮らしたいと思いつづけます。

そんなある日、イニスが出したジャックあてのハガキに「宛先人死亡」というスタンプが押されて戻ってきます。

ジャックの妻に電話して尋ねると、車の事故で亡くなったと言われますが、イニスは、ジャックがゲイであることがバレて滅多打ちされて死んだのではないかと思います。

イニスはジャックの実家を訪ねますが、ジャックの父親は保守的な人物でジャックがゲイであることを認めようとはしません。

イニスはジャックのシャツをもらいうけ、自宅であるキャンピングカーのクローゼットにジャックのシャツをかけて、

  ジャック、永遠に一緒だ。
  (英語では、Jack,I swear…)

というのですね。

最後は涙なくしては見られません。

イニスを演じたのが、ヒース・レジャー。若くして亡くなった才能ある俳優です。ジャック役はジェイク・ギレンホール。二人ともまだとても若い。

大きな事件もアクションもありません。全体に淡々と静かに物語が進行していきます。
二人の気持ちの行き違い、それでも互いを求め続ける気持が本当に痛々しい。
この時代にゲイであることは、どれほどの重荷だったことか。

それでも、この映画は、ゲイだけではなく全ての愛に通じる普遍性を持った物語だといえるでしょう。

愛する人とめぐり逢うことの幸せ・・
(この一点だけでも、人生ではなかなか叶えられない望みです)

でも、その人と共に人生を歩むことのできない不幸、
そして、二人の関係を隠し通さねばならない不幸・・

けれどもだからこそ短い逢瀬を大切に生きる二人。

何より、彼らの背景にあるブロークバックマウンテンの山と自然の美しさが際立ちます。
本当に美しい風景です。
大自然の中で、自分の気持ちと向き合い、ただただシンプルに、正直に生きようとした人たちの美しさと哀しさが胸を打ちます。

そして、彼らを追いやるアメリカ社会の不寛容さ、マイノリティー差別の過酷さ。

今、アメリカは新しい大統領を迎えて、大きな転換期を迎えているようですが、
更なる悲劇を生むことがないよう、アメリカ社会が寛容さを失うことがないよう祈らずにはいられません。

一方、日本を振り返ってみると、まだまだこの映画の時代のような空気が(表面には出てこないけれど)色濃く残っているようです。
一方、フィリピンはゲイには寛容な社会で、英語学校でもゲイの先生たちを多数見かけました。日本はフィリピンよりかなり遅れていると思います。

「ブロークバック・マウンテン」
未見の人はぜひ。
お勧めの映画です!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セブとボホールに行ってきました。

2017-01-22 16:15:20 | 旅行



ご無沙汰してました!

11日から18日まで、フィリピンのセブ島そしてボホール島に行ってきました。
セブは4回目です。
3年前の秋、セブの英語学校に一か月いて、そのまましばらくセブに滞在しようかと思っていた矢先、ボホール島を震源とする大きな地震が起きました。
セブの古い教会の鐘楼が倒壊したり、ボホールでは有名なチョコレートヒルが崩れたりしました。
それで、急遽帰国したわけです。
その直後、台風ヨランダがレイテ島を直撃し、セブでもかなりの被害が出たのでした。
あれから3年。時間がたつのが本当に速い。

今回は東京を離れて、どこか海のきれいなところで一週間ゆっくりのんびり過ごしたいと思ったのです。
「メンタリスト」のシーズン6で、ジェーンがレッドジョンへの復讐を果たし、一人南の島へ逃亡しますね。
キムと出会い、ジェーンはこう言います。

  一人でもいいと思っていたけど、友達がいるっていいね。

あのエピソードが大好きで、私も南の島に行きたいなあと思っていました。
そして、なにより
免疫力を回復し、元気になりたくて。

セブ在住の友人がホテルの手配や空港の送迎、ボホール一周ツアーなど、至れり尽くせりのお世話をしてくれて、本当に助かりました。
友達がいるのは本当に心強いと思ったことです。

いろんな人と出会い、いろんなことがありました。
旅はいつでも思いがけないことの連続です。

私も年を取り、いつまで一人旅ができるかわからないので、挑戦する意味でも貴重な旅でした。


まだまだイケる!
そう思いました。
むしろ、日本にいるより元気になれる!
帰国してみて、
日本は元気がないなあと思ったことです。

皆さーん、
時間とお財布に相談しつつ、できれば年に一度は日本を離れましょう!!
フィリピンあたりなら、国内旅行よりも安く行けます。
ツアーもいいけど、英語が少しできるなら、ぜひ格安航空券をゲットして、
安いホテルに泊まってみましょう!

いろんな発見があって面白いですよ。
何より旅は冒険です。
思いもしないことに遭遇し、
アドレナリンが体内をめぐり、脳は活性化し、元気がわいてきます。

ボホールはまるで天国のような美しい島でした。
手つかずの自然が残っていて、海が本当にきれいです。
日本から遠くないのも魅力ですね。

セブまでは直行便があり、4時間あまりで行けます。
ボホールへはセブからボートで2時間。
あるいは、
マニラで国内線に乗り換え、ボホール島のタグビラランに行くのがいいかもしれません。
タグビラランの街もどこかなつかしい香りがして、
次回はぜひこの街を探索してみたいと思っています。

ボホール島、お勧めですよ~

日本を離れて、元気になりましょう!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天空の蜂

2017-01-06 13:58:03 | 映画


今年最初に見た映画は「天空の蜂」です。
今Huluでやってます。
東野圭吾の小説の映画化で、何とこれ1995年に書かれているのですね。
映画化されたのは2015年。堤幸彦監督作品です。

原発テロを扱った映画です。
新開発された大型ヘリコプター「ビッグB」が、爆弾を積んで高速増殖炉「新陽」の上空でホバリングをはじめます。ヘリの燃料が切れるまでの時間が8時間。
それまでに全国の原発を停止せよ、というのがテロリストの要求です。
8時間後には、原子炉の上にヘリが落ちて爆発します。

ところが、犯人も予測しなかった事が起きます。
ビッグBを開発した技術者である湯原(江口洋介)の9歳の息子がこっそりヘリに忍び込んでいたのです。
少年を乗せたまま、遠隔操縦のヘリは原発上空へ上昇していきます。

前半は、この少年の救出劇が最大の山場。
手に汗握る展開です。
そして後半は、犯人探しとヘリを原発の上に落下させまいとする人たちのぎりぎりの攻防戦で、息つく間もない緊迫感が続きます。
2時間18分があっという間です。

犯人はこう言います。
  
  電気の方が人命より重い。それがやつらの本当の答えだ。
  それを知らないままに皆暮らしていく。
  なぜかわかるか?
  みんな本当のことは知りたくないからさ。
  たとえ目の前で理不尽なことが行われていても、見たくないものは見ようとしない。
  本当に狂ってるのは誰なのか、いつかおまえたちは知ることになる・・

たしかにねえ、日本は狂ってます。
犯人はこうも言います。

   原発には恩恵もあるがリスクもある。

って、どんな恩恵が??
それに、たとえヘリが落ちても、ダイナマイト10本分の爆発くらいでは高速増殖炉はびくともしないので、この原発を選んだ・・
って、どーゆーこと?

まあ、犯人も意外な人物で、ミステリーとしても面白く、見応えある映画でした。

エピローグには、2011年3月の災害現場が描かれます。
ヘリに潜り込んで救出された少年は成長し、3・11の災害現場で自衛隊員として活躍しているのでした。

ゴジラもそうだったけど(ゴジラは元々戦争映画なので、仕方ないといえば仕方ないのですが)
この自衛隊賛美はどうしたことだろう。

原発を扱った小説に「原発ホワイトアウト」があり、これも面白かったです。
映画化の話もあったようだけど、こっちはどうなったのかしら。

原発関係は得てして闇に葬られる傾向があるようですから、これを映画化したというだけでも凄いことなのかもね。
私たちは皆見てみぬふりをして、毎日楽しくくらしているというわけです。

平和な日常の裏側には、常にこうした狂気が隠れているのですね。
肝に銘じておきましょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あけましておめでとうございます!!

2017-01-02 13:01:06 | 日記
2017年が明けました!

  何となく、今年はよい事あるごとし。元旦の朝、晴れて風無し

という啄木の歌のような元日でしたね。
近所の八幡様に初詣をして、おみくじを引いてみたら、去年に引き続き「小吉」でちょっとがっかり。
でも、末吉や凶でなかったので、良しとしよう。
今年一年は自重して慎重に事に当たれ、というようなメッセージを受け取りましたが、
でも、やっぱり何かに挑戦したい私。

去年の元旦には想像もつかなかった事がいろいろ起きたように、
今年も年初めには予想できなかった事がいろいろ起きるのでしょう。

それでも、家族が皆元気で平穏無事に過ごしていることにまずは感謝したいと思います。

毎年、英会話のNOVAでは New Yea's Resolution というのを発表させられます。
新年の決意、みたいな感じですね。

今年の私の New Year's Resolution を箇条書きにあげておきたいと思います。

① 英語をもっと勉強する
   
 残念ながらNOVAは1月末で退会することにしました。入会して5年。レベル5からレベル8まで行きましたが、上のクラスになるとビジネス活用の生徒さんが増えてきて、私のようにシンプルな英語で日常会話がスムーズにできるようになりたい! という人向けではなくなってきているので。
 代わりにオンラインの英語レッスン、レアジョブを去年から始めました。フィリピン人の先生による個人レッスンです。
 いろんな先生たちがいて、新しい先生に出会うたびに、いろんな発見があり、とても楽しい。何より安いのが嬉しいです。

② 旅行をする

 1月11日から一週間セブに行ってきます。セブは今回4度目。
 一週間、海辺で何もせずのんびり過ごします。免疫力が落ちてきているようなので、保養もかねて、ゆっくりしてきます。

 そして、できればもう少し遠くにも行きたいです。
 ヨーロッパとかアメリカとか。早く行かないと行けなくなるかも・・なので(体力的に)

③ 日本語教師としての勉強も怠りなく続ける。
  
 生徒が減ってくると、こちらも怠けがちになり記憶も衰えてくるので、頭がしっかりしているうちに再度勉強しておきたい。

④ エッセーをまとめる

 明眸社のエッセーの会で書いたエッセーがたまってきたし、新しいものも次々書かないといけないので、今年はしっかりエッセーを書いていきたいです。
 旅行記も書きたい。それには旅行をしないとね。
 
④ 映画ばかり見ないで本を読む

 去年はHuluにすっかりやられて、映画やドラマにハマりまくりましたが、今年は読書生活に戻りたいと思います。実用書ではなく、古典や現代小説、ミステリーも。

 
というような感じかしらね。
皆さんは今年をどんな風に過ごそうと考えていますか?
年頭の New Year's Resolution よかったら試してみてくださいね。

皆さんにとって、良い年になりますように!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする