おはようございます。
今日ご紹介するのは、私たちが新しく立ち上げたブログ、
10Giraffes
私たちというのは、私とベンジャミンで、彼は私の英語の先生です。
そして、以前、ベンは私の日本語の生徒でもありました。
つまり、私たちはお互いに先生であり生徒であったわけ。
彼はアメリカ人で、すでに20年以上日本に住んでいるので日常会話は支障なくしゃべれます。なので、今はもっぱら私の英語の先生です。
今年の初め、何かの拍子に私は彼に「天気輪」のことを話しました。
「天気輪」というのは、昔私が発行していた個人誌のタイトルです。
1988年1月に創刊にしたので、もうかれこれ32年も前になりますね。
Time Flies.
年賀状がわりにと友人たちに向けて作った手書きコピー印刷の小冊子で最初は6部でした。
それが、伊方原発の出力調整実験のあたりから、全国的に反原発運動が盛んになってきて、私も「天気輪」で原発特集を組んだりして、
国立のムラサキツユクサという市民グループとお付き合いするようになり、
にわかに「天気輪」が広がっていったのでした。
最終的には100部までいった記憶がありますが、当時は私の人生の中で一番忙しくまた波乱に満ちた時期だったので、最終号が何号なのか残念ながら覚えていません。
長い年月の間に引っ越しを重ねたので、なくなった号も多く、最後は何となくうやむやのうちに終わった気がします。それどころじゃなかったもので。
・・というような話をベンジャミンにしたところ、彼は興味を持ち、ぜひ見せてほしいといいました。
そこで、茶色く変色した昔の「天気輪」の一部を見せて、中身を少し解説したところ、
Amazing!
ぜひ二人でブログを始めようじゃないか、と言ったのでした。
「天気輪」の記事を紹介しながら、ぼくたちがいつも話しているようなアメリカと日本の文化の違い、民族性、言葉の壁、文学や映画について発信できる場を作ろうじゃないか、というのです。
でも「天気輪」はもう30年以上前のものだし、記事だってかなり古くなっているし、と私は躊躇したのですが、彼は、
いやいや、古くないよ。面白いよ。その「天気輪」の解読なんか最高だよ。
というのですね。
「天気輪」というのは、ご存じの通り、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場する山の上にたっている塔(らしきもの)の名前です。
ここからジョバンニとカムパネルラは銀河鉄道に乗って銀河を旅するのですね。
でも、宮沢賢治はこの「天気輪の柱」については詳しいことは何も語っていません。
そこで、私は想像力を巡らせて、
「天気輪」とは何か、という記事を数回にわたって連載したのでした。
また、「天気輪」にはエッセイ、創作、詩やドキュメンタリー風の記事などいろんなジャンルの記事を載せていましたが、その中の詩だけを集めたものが、
「ないない島」(明眸社 2015年)
これは表紙を変えて「ゆうきえみセレクション」としてAmazonkindleで発売しております。興味のある方はぜひ購入してくださいませ。
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現在、99円均一なのでお買い得です。
という宣伝は置いておいて、
10 Girffesについてでした。
これを読むと、すごい、英語堪能なのね、と思われるかもしれませんが、私の英語はあいかわらずの片言英語です。ベンが想像力を駆使して理解してくれています。
この記事をどうやって書いたかというと、
私が日本語で書く。
↓
それをGoogle翻訳にかける。
↓
それをベンがまともな英語に書き換える。
という風にして出来上がったものです。
最初はやはり私たちの自己紹介、そして「天気輪」の紹介から始めていますが、
いずれは、もっと多彩な記事をアップする予定ですので、
ぜひ、英語が堪能な方、あるいは英語は全然ダメという方も、Google 翻訳のような機能を使って翻訳して読んでみてください。
32年前には想像もできなかったようなことが今は簡単にできてしまいます。
インターネットは本当に便利です。
たしかに危険性もはらんでいますが、
それを自覚しつつ、大いに駆使して、世の中に発信できるのは悪いことじゃないと私は思っています。
「天気輪」の中の記事に、
「メディアを我らに」という記事があります。当時はコピー印刷くらいしか伝達手段がなかったので、多数の人たちに向けて発信できるメディアがあったらどんなにいいだろうというようなことをかきました。
今ではだれでも発信できますね。
このブログだってそうです。あの頃からは想像もつかない躍進です。
私たちはついにメディアを手にいれたのですから。
でも、それをどう使うか、使いこなすかは私たち自身にかかっているのだと思います。
「10Giraffes」をあなたの「お気に入り」に入れていただけると嬉しいです。