ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

人生が片づくときめきの魔法・・

2022-02-20 12:27:51 | 日記

前回、「100万回死んだ猫」という本を紹介しましたが、

その中で、近藤麻理恵の「人生がときめく片づけの魔法」を、

「人生が片づくときめきの魔法」

と間違えて本を探しに来た人のことが書いてありました。

これって、考えてみると秀逸よね、と改めて思ったのです。

人生ってとかくゴタゴタしがち。その人生のゴタゴタを、

「ときめきの魔法」で片づけるって、素敵じゃない?

そして、人生っていつかは「片づく」ものです。

特に、シニアには切実な問題でもあります。

その解決方法が「ときめきの魔法」なのです!

最近、

以前私が講師をしていた児童文学サークルのメンバーさん(同世代)が、

長編を書きました。

読んでほしいというので読んでみたら、これがまあ、面白いじゃありませんか!

物語構成、人物描写ともに私よりずっと巧い。

すごい才能を持っていたのね、と改めて思いました。

そこで文学新人賞に応募しようと、今最後の調整に入っているところです。

彼女を見ていたら、何かね、

すっと、突き抜けた!

という感じがして、とてもさわやかな気分になりました。

70歳超えてもまだまだ頑張れる、という実例であり、

70歳超えで作家デビューだって十分可能なのだと思わせてくれます。

新人賞を受賞するかどうかはまだわかりませんが、商業出版して売れるレベルの作品です。

人生が片づくときめきの魔法

というのは、自分の好きなことをとことんやって、

年だの終活など考えもせずに、ただただ突き進んでいく、

後ろを振り返らず、前だけ見て、ひたすら突き進んでいく。

そうするうちに、あら不思議、

思いがけない方向に、人生は開けていく、

ということなのではないか、と思います。

彼女がそう教えてくれた気がします。

皆さんも、終活だの家の片づけだのはいったん置いておいて、

これまであきらめてきたこと、やりのこしたことを、

この際、とことんやってみてはいかがでしょうか?

人生の残り時間が少なくなった今だからこそ、

悔いのない終わり方をするために、

好きをとことんやってみる、

それこそが、

「人生が片づくときめきの魔法」

なのではないかと思います。

私らまだまだ頑張れるよ!

(気がついたら片づいた後だったりして・・にゃん)

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「100万回死んだねこ」は抱腹絶倒まちがいなし

2022-02-09 15:16:46 | 

本屋の店頭で見つけた本のタイトル、

「100万回死んだねこ」

に「え?」となって釘付け。

佐野洋子の有名な絵本だよね、でも、ちょっと違う気がする・・

もちろんこれは、

「100万回生きたねこ」の誤りです。

この本の著者は福井県立図書館。

私もかつて図書館に勤めていたことがあるので、これは図書館あるあるなのですが、

利用者さんがうろ覚えのタイトルをあげて、こういう本ありますか、と聞いてきます。

図書館司書は想像をめぐらせ、たぶんこの本ではないかと検索をかけて、利用者さんの求めている本を探す、

これをレファレンスサービスといいます。

この本の副題は「覚え違いタイトル集」
まさにそれ。

たとえば、

「夏目漱石の『僕ちゃん』お借りできます?」

「カフカの『ヘンタイ』ってあります?」

「『IQ84』『1984』『1Q89』・・」

「『人生が片付くときめきの魔法』を探しています」

「ねじ曲がったクロマニョンみたいな名前の村上春樹の本、ありますか?」 

「フォカッチャの『バカロマン』ありますか?」

「『その辺の石』って本あります?」

念のため、答えは以下の通りです。 

→『坊ちゃん』→『変身』→『1Q84』→『人生がときめく片づけの魔法』

→『ねじまき鳥クロニクル』→ボッカッチョの『デカメロン』→『路傍の石』

他にも、

「ハリー・ポッターが書いたウサギの本」とか、

「ウサギのできそこないが2匹出てくる絵本」とか、

「独身男性が若い女の子を妻にしようとしていろいろ失敗した話」とか、

「へのかっぱみたいな名前の作家の本」とか・・

もう抱腹絶倒もので、ページをめくるたびにお腹を抱えて笑い転げました。

とにかく豪快な笑いを提供してくれる本です。

最後に、図書館のレファレンスの仕事についても書いてあります。

図書館て頼りになるのね、とあらためて思ってもらい、もっと図書館を利用しましょう、

という図書館PRの本でもあります。

それにしても、

「人生が片付くときめきの魔法」って・・・

最近笑いが足りない人に超お勧めです。

 

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スパイダーマン/ノーウェイ・ホーム

2022-02-02 10:36:47 | 映画

見てきちゃいました!

「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」

今年初めての劇場での映画鑑賞。

トム・ホランドのスパイダーマンシリーズの最終章です。

スパイダーマンって、他のマーベル作品に比べると、高校生の青春物語という要素が強く、

どちらかというと、お子ちゃま向きだなあと思っていたので、今回の「スパイダーマン」はスルーしてたんですね。

ところが、

いつも映画の話で盛り上がる美容室で、

「トム・ホランドよかったですよ~ あたしもうトム・ホランドに惚れちゃいました~」

と若い美容師がいうもんでね、

なになに、そんなら見てみようじゃないのと出かけて行ったのです。

そしたら、ほんとに、トム・ホランドが良かった。

もちろんその前にトム・ホランド主演の「スパイダーマン」

「スパイダーマン/カミング・ホーム」

「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」

の2作を見ておくのも忘れなかった。

つい昨日、Netflixで「スパイダーマン・ファー・フロム・ホーム」を見たばかりなので、

のっけからミステリオが登場し、

「スパイダーマンの正体はピーター・パーカーだ!」

と正体を明かしたので、

あら、夕べの続きじゃないのと、すぐさま映画の世界にハマりこんじゃいました。

ストーリー展開は前作(トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマン)

と似ています。

(地味で目立たない高校生ピーター・パーカーがヒーローになる話)

今回も、トム・ホランドのスパイダーマンはおバカな高校生そのもので、前半はかなり笑える。

そのおバカな高校生がヒーローになることで、人間として成長していくという、

王道の成長物語に仕上がっています。

ガールフレンドのMJ、そして親友ネッドは、「ハリー・ポッター」のロンやハーマイオニーのように、どこまでもピーターの味方でいてくれます。

しかも、今回、ピーターの後ろにおひけえなすっているのは、アベンジャーズ。

サノスに消されたヒーローたちが、再び戻ってきた直後の世界で、アイアンマンであるトニー・スタークは死んでしまい、アベンジャーズもまだ完全には復活していない、そういう時期のお話、という設定です。

今回大活躍したのは、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)。

それに、マルチバース(平行世界)から、いろんなヴィランだの別バージョンのスパイダーマンがやってきて大活躍。

ドクター・オクトパスやら、グリーン・ゴブリンやら、トカゲ男やら、なつかしいヴィランたちが登場します。

まるで、トッピング全部乗せの巨大ピザみたいな、てんこ盛り大盤振る舞い映画になってます。

CG使いまくりだけど、世界観が面白く、2時間半の映画を一秒たりとも目をそらすことなく、

トイレも我慢して、最後の最後までスクリーンに釘付け。

これ以上書くとネタバレになるのでやめますが、

  ちょこっとだけネタバレすると・・
   ヴィランたちをFIXする(治療する)のだとピーターは言うのですが、
  FIXって何だろうねと思った。アメリカの正義って、世界をFIXすることなのか?

(エンドロールの後におまけがあるのはアベンジャーズのお約束。でも今回はもう一つおまけがあるので、絶対最後まで席を立たないように)

劇場内が明るくなり、

人々が三々五々席を立ち、コートを着て、

「面白かったね」とささやきあう声を聴きながら、

私自身も、

「ああ、面白かった!」

と大満足のため息ついて劇場を後にしたのでした。

映画館の外に出てみると、すでに5時を回っていたのにあたりはまだ薄明るく、

一月のあわただしい日没とは違って、ゆっくりとした夕方の光景が広がっていました。

春間近の夕暮れもよいなあ~(まだ冬だけど)

と勝手に思いながら駅までの道を歩きました。

これは絶対劇場で観るべし、よ。

 

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