ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

「今年こそ、断捨離®を始めよう!」に参加してきた

2024-02-10 19:03:19 | 片付け

国分寺の駅ビルに隣接したCocobunji5Fには様々なイベントのための集会室やホールがあります。

先日はここで「宇宙トークイベント」があったわけですが、今日は「断捨離」のトークイベントに参加してきました。

参加費2000円はちと高いなあと思いながらも、「どんなんじゃろ?」と好奇心で参加しました。

「断捨離」という言葉は、やましたひでこ氏が商標登録した言葉です。

やましたひでこ氏については超有名な方なので、皆さんご存じかとは思いますが、

この「断捨離」を巡っては、商標登録されているとは知らずに使った人が、やましたひでこ氏に商標権侵害で訴えられるという事件も幾つか発生しており、なかなかシビアな商標登録ではあります。

さて、

今回のイベントは、そのやましたひでこ氏が率いる「断捨離®トレーナー」チームによるトークイベントです。

全国で139名の「断捨離®トレーナー」がいて、東京の多摩地区だけでも6名のトレーナーがいるそうです。

その中から今日は4名のトレーナーの方が来てくださり、

テーブル(それぞれ6~7名)毎に一人ずつトレーナーがついて、参加者のお宅の片付けの悩みなどの相談に乗ってくれる、というイベントでした。

第一部では、トレーナーたちがいかにしてトレーナーになったか、トレーナーになるビフォー、アフターの自宅の写真なども見せてくれて楽しいトークではありましたが、正直言ってこのトークは必要ないと思った。

参加者の大半がシニアあるいはアラフィフ世代の専業主婦たちで(男性も若干名いたが)夫や姑との間に何らかの確執がある人がけっこう多いなあ、という印象でした。

私のテーブルでは、7段飾りの雛人形をどうやって捨てればいいかとか、家族の人数分以上ある布団や頂き物の大きな食器類をどうやって捨てればいいか、などの話題が出ました。

7段飾りの雛人形とか人数分以上のお布団とか頂き物の食器類とか、うちには全く無縁のモノたちで、やはり経済的に豊かな層の人が多いような印象でした。

経済的には豊かだけれど、モノが多くて片づけられないので、断捨離を学びに来たという感じかしら。

我家では、独立した子どもたちのモノがまだ大量に押入れを占領して困っているのですが、それに対してトレーナーはこう言いました。

「娘さんに片づけてもらいたいんですね。つまり、娘さんに期待しているわけですね?」

「はい」

「でもね、期待というのは依存の一種なんですよ」

え、そうなのか?

誰かに期待する、というのは、誰かに依存しているということなんだそうです。

断捨離では、時間軸と自分軸を大事にする、という目標を掲げているのですが、

この「依存」は、他人軸であって自分軸ではない、ということになります。

子どもたちが自分たちで片付けてくれることを期待する、というのは、とりもなおさず、私の中に子どもたちに対する依存心があり、子どもたちをコントロールしようとしているのだと。

へえ、そうなのか・・

ここがね、「断捨離」のシビアなところで、私はイマイチ好きじゃないなあ、と思いました。

まあ、たしかに、そうなのかもしれないけどさあ・・

家族って互いに依存しあうものなんじゃないの~という感じかな。

この一言を聞いただけでも、やましたひでこ氏の断捨離って、あんまり人にやさしくないなあという印象ですね。

こんまりメソッドの方が好きだなあ・・

って、こんまりメソッドにも挫折したのですが。

やっぱり、基本的に人に優しいほうがいい、と私は思う。

人に優しい人なら、「断捨離」という言葉一つで訴えたりはしないでしょ、とも思う。

とはいえ、自分軸で物事を考える、自分は本当はどうしたいのかを自分に問いかける、という姿勢には賛成です。

日本の主婦たちは、長い間自分を大事にしてこなかったから、自分を大事にするのは我儘で自己中心的であるという教育を受け続けてきたから、だからこそ、自分軸を取り戻そう、というスローガンは主婦たちの心に響くのでしょう。

そして現在、「断捨離®トレーナー」になった主婦たちは方々で活躍して、成果を挙げているようです。

この人たちのおかげで、家が片づいたという人も多いでしょう。

それって、つまり、多くの人たちはモノを持ち過ぎてるってことよね。

で、私は、もう少し先のノマドくらいになりたいなあ~とひそかに思ってるのですが。

ま、思ってるだけなんだけど・・

というわけで、今年こそモノを捨てて身軽になるぞ!

と性懲りもなく考えている私ですねん。

(何年前から同じこと言ってるにゃ?)

 

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メルカリ教室に行ってみた

2023-09-13 18:15:22 | 片付け

今日は、近くのマルイで開催されたメルカリ教室に参加してみました。

先日、タバコの受動喫煙のところで書いたとおり、

空気品質モニター(PM2,5の測れるやつ)をメルカリで購入したのですが、

その前に、別のモニター(PM2,5が測れない安価なモニター)をAmazonで購入していました。

開封して一度試運転したものの、PM2,5が測れないならタバコの副流煙の検出は無理だと思って、

詳しく測定できる機械を新たに購入したので、最初に買った方をメルカリで売れないか、と思い参加したわけです。

平日の昼間だったせいか、シニアの参加者が多く、皆さんスマホを見事に使いこなしていました。

わからないことがたくさんあったのだけど、メルカリの若い社員の方たちがとても親切に教えてくださり(ほぼ個別指導)、実によくわかりました。

思ったより簡単で、

メルカリって、使える!

と思った。

ただし、出品手数料(価格の一割)、出品物を入れる箱(メルカリ専用の箱がある)や配送料、などを考慮すると、

価格設定次第では手取り額がごくわずか、なんてことにもなりかねないので、

何を出品するか、どれくらいの価格にするか、よく考えないといけない。

売れ筋としては、ユニクロやGAPなどの衣類、また、古くて使わなくなったデジカメなども、けっこう需要があるのだとか。

うちにも古いデジカメがあるので、出品してみようかしら。

2時間ほどのメルカリ講座を受けてから、最後に一つ、自分でメルカリに出品して終了したのですが、

私の出品した「空気品質モニター」は果たして売れるだろうか?

家の中には売れそうなもの、まだまだたくさんあるので、

これからは片付けの際に、これ、売れるかも・・

という目で見るようになるでしょう。

メルカリ教室、あちこちでやっているようなので、

見かけたら、参加してみてはどうでしょうか?

自分の持ち物って、案外把握してないものです。

押入れの奥に眠っている埋もれたお宝を発見するいい機会になるかも。

捨てるばかりが片付けじゃない、

と気づいた今日のメルカリ教室でした。

 

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「半分、減らす。」川野泰周著

2023-07-12 14:50:16 | 片付け

「ミニマリストをめざそう!」というシリーズで片付けについて書いてきましたが、

(最近、猛暑のため片付けサボり中です)

今日は、この本を紹介したいと思います。

「半分、減らす。」(川野泰周著 三笠書房)

川野泰周氏は、精神科医・心療内科医であり、臨済宗建長寺派林香寺住職、という変わった肩書をお持ちの方です。

著者の経歴も面白いし、精神科医として、また禅宗のお坊さんとして、片付けをどのように捉えているのかと興味がわき、読んでみました。

Kindle読み放題に入っています。Kindle読み放題、ありがたし。

まず最初にほうっと思ったのは、この文章でした。

「『捨てる快感』と『手に入れる快感』は似ている」

え、そうなのか??

これまで、私はいろんなミニマリストや断捨離の本や動画で、

持ち物を半分減らせば、いや8割減らせば、人生が変わる、好転する・・

と言われ、そういう説ばかりを見てきたのですが、

実を言うと、ミニマリストたちが異口同音に言っていたことがあります。

モノを捨て始めると「捨て魔」になる、つまり「捨てることの快感」に目覚める。そうすると、ちょっとでも不要なモノは即捨てたくなる・・

そして、私たちが生きていくのに必要なモノというのは、

100個もあれば十分である、というような結論に達する・・

これがミニマリストたちが究極的に行き着く姿のようです。

なので、彼らの家の中は文字通りガランドウ。何もない。椅子もテーブルもソファーもない。食器すら必要最小限のものだけ。衣類に至っては数着を着まわす。実にシンプルの極み。

でも、それって本当なのか?

そんな旅先のホテルのような場所で毎日暮らすことが、本当に幸せなのか?

映画「ノマドランド」のノマドたちですら、もっとモノを持っている。

こうした疑問が、私の中で(実をいうと)渦巻いていたのですね。

そして、モノを捨てると、本当にお金持ちになったり人生が好転したりするのか??

この本の中で、川野泰周氏はこう言っています。

「物を持たないのがカッコいいとのポリシーのもと、極端に物を減らし、なかには人間関係までスパッと、まるで服についたホコリや糸くずを払うかのごとく切り捨てる人がいます。

 捨てることの高揚感から、人間関係においても勢いにまかせ、「つい、やりすぎて」しまうわけです。

 でも、本当のところは、心が追いついていないことにご本人は気づいていません・・」

つまり、

「ミニマリストという言葉を使って「人と向き合うことをしない選択」をしているということです」

と言い切っておられるのです。

なるほどなあ、と思いました。

ミニマリストというと、カッコいいイメージですが、イメージが先行してしまうと、思いがけない落とし穴が待っている、というわけ。

そして、著者は言います。

自分に「待った!」をかける習慣が必要だと。

私たちの心はシーソーのように揺らいでおり、躁状態と鬱状態を繰り返す。治療が必要なレべルではなくとも、誰しも軽い高揚感と憂鬱な気分の間を行き来している。なので、バランス感覚が大事・・

「買う」にしろ「捨てる」にしろ、テンションをあげすぎる傾向が最近見られる。現代が「不安」に満ちた時代だからではないか、

川野氏はそう言い、

「そうした不安な心を防御するために、あえてテンションをあげる。これを「躁的防御」というが、簡単に言うと「依存症」である・・」

つまり、買い物依存やアルコール依存と同じく、捨てる快感に目覚めるというのも、一種の依存症だ、と言い切っているのですね。

目から鱗の発想でした。

なるほど、そうだったのか!

この本には他にも禅宗の僧侶であり、なおかつ精神科医としての見方がいっぱいあって、

ものすごく参考になります。

私たちは自分の行動が本当はどこから来ているのか、たとえそれが快感を伴うものであったとしても、一体その快感の源は何なのか、見極める必要がありそうです。そして、一度立ち止って、

自分に「待った!」をかけてみてほしい、

と著者は言います。

断捨離、片付け、大いに結構ですが、

やっぱり何事もほどほどに、がいいようです。

 

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ミニマリストをめざそう!(再び)⑩私にとっての金ぴか

2023-06-17 10:51:54 | 片付け

かさこさんに触発されて、しばらく挑戦モードに入ってました。

途中、歯医者の予約とか眼科の予約とかジムとか雑用とか何やかやあり、これもマルチタスクの訓練よ、と頑張っていたのですが、

ちょっと疲れた。

勢いがある時は中断せずに勢いに乗ったほうがいいのだけど、

その勢いが、やはり若い頃とは違う、ということに気づいた。

優先順位を決めてから取り掛かる方がよい、ということにも気づいた。

私にとってのマルチタスクとは、とっちらかすことだとも気づいた。

最近、気づくことが多い。

で、一番肝心なことを書いてなかったことに気づいた。

何のために書くのか?

桑名正典氏は「ミリオネア・バイブレーション」の中で、

「ビジネス活動とは、喜びを増やす行為」であり、

「世の中にたくさんの喜びを生み出す人が、たくさんのお金を引き寄せる」と言っています。

この歳まで生きてきて、結局のところ、人間にとって一番大事なのは、愛と喜び、なのではないか、と思うようになりました。

「宇宙兄弟」の中でシャロンがムッタにいいますね。

「あなたにとっての金ぴかは何?」

私にとっての金ぴか。

それが人の幸せや喜びに繋がるとしたら、素敵です。

自分のワクワクを追及していくことが、誰かの役にたつ。

そうなら素敵です。

で、私が今一番幸せを感じるのは、好きなものがあるということ

私が好きなのは、

字を書くこと、言葉について考えること、文章を書くこと、本を読むこと。

星空を見ること、宇宙について考えること。

映画を見ること。

とりわけ「スター・ウォーズ」と「宇宙兄弟」は一番のお気に入り。

それが、私にとっての金ぴかです。

あなたにとっての金ぴかは何?

何だっていいんです。

ちなみに、

去年はシナモンロール、今年はセブンイレブンの「しろもちたい焼き」が私のマイブームです。

これがあると、すごく幸せな気分になる。

どんなに小さなことでも、好きなことがある、というのは幸せなことですね。

自分が幸せでいると、案外、周囲の人も幸せになるかもしれない。

なので、私にとっての金ぴかを実践することで、誰かの幸せの役にたてたらいいなと思っています。

 

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ミニマリストをめざそう!(再び)⑨ 得たい時に得たい物を得られる自分

2023-06-16 09:43:31 | 片付け

「ミニマリストをめざそう!⑥」で私はこう書きました。

「それでも、命がある限り大丈夫、何とかなる、と私は確信しています。

それなのに、なぜ目の前のモノを捨てるのがこんなに難しいのだろうか??

謎だ。」

というわけで、この謎を解明すべく考察していたら、たまたま断捨離の元祖、やましたひでこさんのこんな言葉に出会いました。

「得たい時に得たい物を得られる自分」

青木さやかさんの冷蔵庫の断捨離をしている最中に、青木さんが外国の調味料を手に取って「これはなかなか手に入らないから」と言った一言を受けての、やましたひでこさんの言葉です。

やましたひでこさんは断捨離の元祖なのですが、苫米地氏と同様ちょっと難しい。

でも、これはわかりやすかった。

青木さやかさんが「これはなかなか手に入らない」と言ったのは、自分にはその能力がない、と宣言したようなもの。叶姉妹なら「タイに行けば手に入るわ」と簡単に言うんじゃないかしら、と。

つまり自己能力の自己評価(これを苫米地氏はエフィカシーと呼んでいますが)が低いので、「なかなか手に入らない」と無意識のうちに思い込んでいる、というわけです。

私が「目の前のモノを捨てるのがこんなに難しい」のは、捨てたらもう手に入らないかもしれない、あるいは手に入れるにはお金を払わねばならず、そんな余裕が私にはない、と宣言しているようなものなのですね。

二度の逃亡劇を経験し、モノやしがらみを手放して自由にはなったけれど、気づけば貧乏のどん底暮らし。しかも長年それが続いたので、習い性となり、むやみにモノを捨てることができない体質になっていた、というわけ。

かくして、謎は解明された。

では、どうすれば自己能力の自己評価(エフィカシー)を上げることができるだろう?

「得たい時に得たい物を得られる自分」になれるのだろうか?

次回考えてみたいと思います。

断捨離とは「気づいていくプロセス」だとやましたひでこさんは言ってます。たしかにねえ~

そこで、最近気づいたことを一つ。

ネットの世界は思った以上に自由だ。

Kindle本も(一応Amazonのチェックが入るけど)たいていOK。

お試しに子どもの絵を画集として出版したっていい。売れるかどうかはともかく。

Twitterでもどんどんつぶやいていけばいい。炎上するのはごく一部。怖がることはない。

何事も挑戦と思ってやってみる。ダメなら撤退すればいい。

シニアには未知の世界なので、怖がる人が多いけど、案外大丈夫なのです。

ということを、かさこさんが教えてくれた、と気づいたのでした

 

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