goo blog サービス終了のお知らせ 

ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

MAY THE 4th BE WITH YOU!

2025-05-04 13:44:08 | 映画

5月4日はスター・ウォーズの日ですね!

というわけで、毎年GWには「スター・ウォーズ」シリーズを観ることにしています。

何回観ただろう。エピソード4なんて100回は観てると思う。

何回観ても凄い映画です。

とりわけ、最近は「スター・ウォーズ」の若さに注目しています。

あれを創った時、ジョージ・ルーカスは33歳でした!

もの凄い快挙を成し遂げたわけです。

創り手が若いので登場人物たちも若い。当時老人だと言われていたオビワン・ケノービだって今の私から見ればとても若い。

もちろん他にも魅力的な要素はたくさんあるのだけど、歳を重ねるに従い、若さというものがどれほど大事であるかに気づくようになったというわけ。

失ったからこそ気づく命の大事さ、貴重さ。

私が最初に「スター・ウォーズ」を観たのもまた20代の若い盛りでした。

映画館を出た後、あまりの感動と何だかよくわからない動揺とで足が地に着かず宙に浮いてるような気がしたものです。

あれは単に映画が面白かったという以上の、何か既視感のある感動でしたね。

後でいろいろ考えた末、もしかすると私は何度もこの経験をしているのではないか・・

この人生を何度も経験しているのかもしれず、あるいは別の人生で経験したのかもしれない。

もしかすると、宇宙戦争のようなものを経験したのかもしれない・・

などと思うようになり、その後、オリオン大戦の話など聞くに及び、もしかすると私たちの記憶の奥底にこのオリオン大戦の記憶が残っているのではないか。だからこそ、世界じゅうであれほどヒットしたのではないか、と思うようになりました。

こんな話はオカルトだと切り捨てられそうですが、いやいやどうして私たちの潜在意識(あるいは魂)に摺り込まれた記憶はそう簡単には消えるものではない、と私は思っています。

何世代にもわたって、あるいは何千年、何万年にもわたって人類は太古の記憶をつないできたのではないか、

そんな風にも思えてならないからです。

だからこそ、あれほどの衝撃を受けたのではないか。

それはともかく、

「スター・ウォーズ」はその後更に発展して、今や世界の神話となりつつあります。

でも、私が好きなのはジョージ・ルーカスが作った最初の6部までです。

ディズニーに売却されてから制作されたエピソード7以降の作品は、あれは「スター・ウォーズごっこ」だと私は思っています。

なので、「スター・ウォーズ」といえるのはEP1~6。とりわけEP4とEP5が最高ですね。

できれば、ジョージ・ルーカスに9部作全部創ってほしかった。彼は最初から9部作のつもりで構想を練っていたといいます。

ジョージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」全9作を観てみたい! と思うのは私だけではないはず。

まだ一度も「スター・ウォーズ」を観たことのない人はぜひ観てください。でも、シニア世代にはもしかするとちときついかもね。

スター・ウォーズと出会うにはやはり若さが必要かもしれません。

ともあれ、今年もまた無事5月4日を迎えることができてとても幸せです。

MAY THE 4th BE WITH YOU!

(Meow The 4th be with You!)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「教皇選挙」

2025-04-23 10:52:39 | 映画

ローマ法王が亡くなったというニュースが飛び込んできましたね。

ローマカトリックについては、私は全くの門外漢で何も知らないのですが、

バチカンて一体どんなところじゃろ、ローマ法王(教皇)って何する人、コンクラーベ(教皇選挙)ってどうやるの?

という極めて興味本位の好奇心で今上映中の、

「教皇選挙」(エドワード・ベルガー監督 2024年)

を見てきました。

これ2時間もある長尺の映画で、最初の方は寝落ちしかけた。でも、段々面白くなってきてね、

へええ、カトリックの枢機卿たちって、普通の人たちと全然変わらないじゃん、ていうか、普通の人達よりもっと敵意剥き出しで相手を蹴落とそうとしたり、裏で手を回したり、はたまた女性スキャンダルまで持ち出してきての権謀術数の数々。

こんな人たちが信徒に告解を授けて「あなたの罪は赦されました」なんて言ってるのね・・

という感想を引き出したかったのか、この映画は??

以前観た「天使と悪魔」もコンクラーベが舞台でした。

こちらは有名な「ダ・ヴィンチ・コード」の続編で、どちらかというとアクションものなので、今回の映画とはかなり違いますが、バチカンの中で何が行われているのか、という点は共通しています。

「天使と悪魔」でも悪魔はバチカンの中にいた、という結末でしたね。

ただ、「教皇選挙」は最後にちょっと驚く仕掛けがあって、この一点で評価が高いのだと思うのですが、これも、なんだかなあ・・

カトリックの信者が見たら、驚天動地なのかもしれないけど。

仏教の方がずっと寛大だよね、とも思った。これ以上書くとネタバレになるのでやめておきますが。

ローマカトリックやローマ教皇(法王)に興味のある人、コンクラーベって何? って思ってる人は観てみてもいいかも。

ミステリー映画として面白いかどうかはともかく、ちょうどローマ法王の代替わりの時期なので、リアルタイムで楽しめるかと思います。

いやはや、世界で戦争がなくならないわけだ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「FLOW」とにかく映像が美しい。

2025-03-26 11:14:36 | 映画

今回、アカデミー賞長編アニメーション賞やゴールデングローブ賞など数々の賞を授賞した、

「Flow」

を観てきました。

ラトビアのギンツ・ジルバロディス監督作品。

すごいアニメーションが出てきたものです。

とにかく映像が美しい。

CGアニメーションなのですが、黒猫の疾走感といい水中の映像といい、町の遺構といい、とにかく見事です!

世界の美しさ、恐ろしさ、荘厳さ、そして個々の登場人物(動物ですが)たちの動きや心理状態をこれほどまでに緻密に描写できるCG技術というのは凄いなあと、ただただ感心しました。

特に、猫好きにはたまらない映画です。

私も黒猫を飼っていたので、そうそう猫ってこうよね、というのがいっぱいあって、映像への没入感も半端ない。

劇場で観るべき芸術作品です。

ストーリーはシンプル。

洪水により人類がいなくなった世界で、一つのボート(ノアの箱舟のような)に乗り合わせた動物たちが、やがて助け合って生き延びていく、というお話。

登場するのは動物のみ。彼らは人間の言葉をしゃべったりはしない。あくまでも動物の鳴き声やしぐさで表現するのだけど、言葉以上に伝わってきます。

主に黒猫の視点で描かれます。黒猫の疾走感が半端ない。

草原を駆け抜け、犬に追いかけられ、水たまりに入り込み、空を見上げ・・彼の視点ですべてが描かれ、世界はこんなにも美しく、また恐ろしく、圧倒的な存在だということが存分に描かれます。

この映像を通して、私たちもまた、世界はこんなにも美しく恐ろしく荘厳なところなのか、と改めて自分の周囲を見回すことでしょう。

私たちは周囲の風景を見ているようで、実はちゃんと見ていないのだ、ということにも気づかされます。

詳しいストーリー等はネットにたくさん出ているので省略します。

ノアの箱舟の動物版といえばいいか。

それを波乱万丈かつ美しい冒険譚に仕上げる手腕は見事というほかない。

これが若干30歳の監督の作品だというから驚きます。

世界は変わってきたのだなあ、と実感できる作品です。

人々の潜在意識にどのように訴えかけるのか、どのように刻印されるのか。

まだ未知数のところがあります。

でも、凄い作品だということは確かです。

できれば劇場で観てください。

《追記》

ギンツ・ジルバロディス監督が25歳の時にたった一人で作ったというアニメーション「Away」がアマプラで配信されています。

Flow」監督ギンツ・ジルバロディスのデビュー作「Away」全国で再 ...

こちらも見事な作品です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「侍タイムスリッパー」観るたびに感情移入する人物が違ってくるという不思議。

2025-03-23 13:31:25 | 映画

Amazonprimeで「侍タイムスリッパー」が配信されるようになって、

5回目を観終えたところです。

いやあ、毎回いろんな発見があるものだ。

5回目ともなると細かいところまで目が行って、

たとえば、

高坂新左衛門が頭を打って入院する病室の窓の外、最初はブラインド越しに手摺が見えていたのに、

優子がブラインドを上げると手摺が消えていたり、

風見恭一郎が、リハーサルシーンで刀を抜く時にちょっとひっかかったり、

といったどーでもいいことにまで目が行くようになったのですが、それはもちろん、どーでもいい。

今回、私は山形彦九郎(のちの風見恭一郎)にけっこう感情移入しましたねえ。

山形彦九郎も苦労したんだなあ~

最初に観たときは、もちろん高坂新左衛門に感情移入していたので、山形彦九郎は敵だったわけですが、

今回は、山形彦九郎の回想シーンにもグッときて、

しかも、風見恭一郎を演じている富家ノリマサの迫力ある演技と殺陣にえらく感動しました。

そして、風見恭一郎のスピーチ。

「あの時代を精一杯生きた者たちの想いを何とか残したい」

という時代劇へのエール。

富家ノリマサもすごい役者です。

もちろん、最後の二人の殺陣のシーンは相変わらず圧巻で、

このシーンだけでも映画史に残るだろうと思われますが、

あらためて、

これまであまり有名ではなかった俳優の方々のご苦労および、その演技力に、

「一生懸命頑張ってれば、誰かがどこかで見ていてくれる。ほんまやなあ」

と撮影所所長の言葉通りの感銘を受けました。

観るたびに感情移入できる人物が異なり、新しい発見がある。

これまでも、大好きな映画ではよくあったことですが、

改めて、繰り返し観ることの楽しさ、面白さを実感しています。

(「スター・ウォーズ」なんて何十回観たか知れない)

現在、アマプラで配信中です。

まだ観てない方は是非!!

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝!「侍タイムスリッパー」日本アカデミー賞最優秀作品賞授賞!!!

2025-03-15 11:21:47 | 映画

ついにやりました!

「侍タイムスリッパー」

日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞しました!!

安田淳一監督、おめでとうございます!!!!!

この映画は人々に笑いと感動と信念を貫くことの大事さを教えてくれました。

安田監督が言っているように、

「頑張っていれば、誰かがどこかで見ていてくれる」

亡くなった福本清三氏の言葉だそうですが、映画の中でも使われています。

エンターテイメント、というのは根底にポジティブな力を秘めているのだと思います。

人々を励まし勇気づけ、今日を生きていく力を与えてくれる。

それを見事に体現したのがこの映画です。

これを見ると、幸せで前向きな気持ちになり、明日からまた頑張ろう、という気持ちになるのです。本当に不思議。

どんな苦境にあっても、どんなに世界が悲惨でも、どこかに必ず希望はあって、それを乗り越える力が人間には備わっている、それを教えてくれるのが物語の力であり、エンターテイメントの力なのだと思います。

こんな映画、観たことない!

最初に映画館で鑑賞したときに、まずそう思いました。

これは絶対人に勧めなくちゃ!

この映画を観た人がみんなそう思ったはずです。そして、人々の口から口へと伝わっていった。

この映画にはそういう力があるからです。

アカデミー賞の最優秀作品賞は当然だと思います。

それにしても、あらためて凄い!!

まだ観てない人は是非。

3月21日からAmazonPrimeで配信される予定です。

私もまた観ようと思っています。10回観るかも、20回観るかも・・

こんな映画に出会うことが出来て、本当に幸せです。

安田監督、ありがとう!!!

映画に携わったすべての方々に感謝したいと思います。

こんな映画を創ってくださって、本当にありがとう!!!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする