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ないない島通信No2

映画&読書&旅行&日々の雑感

江ノ島から長谷寺へ

2025-05-24 11:11:05 | 散歩

たまたま一日空いたので、海を見にいくことにしました。

思えば2年前に熱海に行って以来、海には行ってなかったのです。

子どもの頃、海辺で育ったので、時々海をチャージしにいかないと、陸に上がった人魚みたいに、アップアップしてくるのです。

別に泳ぐわけでもサーフィンをするわけでもなく、ただボーっと浜に座りこんで海を眺めているだけ。

引いては寄せる波を眺め、水平線を眺め、空を眺め、ただただボーっとするのです。

そうしていると、次第に海が私の中に流れ込んできて、ガソリンをチャージするみたいに、やがて私は海で満たされていきます。

満タンになったら、また立ち上がり、歩き始めます。

海辺で暮らすのが夢ですが、この歳になるとねえ。来世で実現しよう。

というわけで、

朝一で「海へ行く」と決めて、さっそく登戸まで行き、小田急線に乗り換えて藤沢へ。

藤沢から江ノ電で海辺を散策という計画。

(江ノ電には、「のりおりくん」という一日乗り放題の乗車券があります)

最初は江の島に行こうかとも思ったのですが、江ノ島駅に降り立ってみたらまあ、ものすごい混みよう。

外国人だらけ。駅前の商店街にはカフェやソフトクリーム屋さんが並び、若い子たちが闊歩しています。

江の島ってこんなになってたのか。

江の島に渡る道も団体旅行客で渋滞してる。

これじゃ、新宿と変わらない。人にもみくちゃにされるだけ。

というわけで、江の島には行かず、浜に降りました。

しばらく浜辺に座りこんで海を眺め、ああ、やっぱり海はいいなあ、潮の香りもいいなあ・・

心と体が開かれていくようだ。体の中心から開かれていって、アジの開きになった気分。

それから、再び浜伝いに歩きだしました。

空は靄がかかったような薄曇り。遠くは霞んでいる。でも、暑くもなく寒くもない程よい天気。

江ノ島から腰越を通過し、鎌倉高校駅まで歩いたのですが、

折から東風が強く吹いていて、帽子を飛ばされそうになったり、砂に足を取られたり。

それほど長い距離じゃないのに、すっかり疲れてしまいました。

鎌倉高校駅から再び江ノ電に乗り、長谷へ。

長谷寺でも参拝して、鎌倉から帰ろうかしらなどと考えたのですが、

長谷寺もまたすごい混雑でした。

世界じゅうの人が集まったんじゃないか、っていうくらいの混み具合。

中国語、英語、スペイン語、ロシア語なんかが飛び交っている。

やれやれ。

日本は何処に行ってもこんな人混みになってしまったのか。

境内のお団子屋さんでお団子買って、ベンチに座り、向かいの席にいた観光客に話しかけてみたら、

メキシコから来たといいます。

笑顔が素敵な若い女性。日本はどうですか、と聞くと、大好きですとの答えが。

私の英語はブロークンなのですが、彼女の英語もブロークンなので、英語ネイティブじゃない人の方が話しやすい。

ひと時、おしゃべりして、また長谷寺巡り。

やっぱり旅は人よねえ、と今回も実感しました。

一人旅だと誰とも話さない時間が長いので、たまに誰かに話しかけたくなるのですね。

長谷寺はなかなかよかった。

そして、再び長谷から江ノ電で藤沢に戻り、小田急線経由で帰ってきたのでした。

江ノ電なんて、昔はガラガラで、「千と千尋の神隠し」に出てくるローカル線みたいだったのに。

時代は移り世相も移る世の姿、だよねえ・・

合計8時間くらい、1万3千歩の小さな旅でした。

今度行くなら、やっぱり観光地じゃないところにしよう。

離島がいいかも。

なんだかんだと大満の休日でした。

 

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池のカイツブリの雛が孵った。

2025-05-22 14:10:19 | 散歩

しばらくご無沙汰していた近所の公園ですが、

先日行ったら、カイツブリの雛がすでに孵っていました。

しかも、すでに親鳥の背中に乗るには大きすぎるくらいに成長していました。

確認できたのは3羽。

今年の浮巣は池の反対側で、見えにくい場所にあるので、裏側に回って藪の中から双眼鏡で見ないとわからない。

去年はカラスに雛をやられたので、かなり用心深くなっているようです。

ということは、やはり去年の親鳥か、あるいは雛が成長して戻ってきたのか。

その辺は不明ですが、彼らも互いに情報のやり取りをしているような気がします。

カラスがいるから要注意、今年はこっち側にしよう、なんてね。

先日の雨で水嵩が増したので、親鳥たちはせっせと巣の補強をしていました。

ともあれ、無事雛が孵ってよかった。

このまま秋まで無事育ってくれることを祈っています。

今年もすでに夏の兆し。

二年続きの猛暑は今年もやってくるのでしょうか。

どうか、この夏を無事乗り切ってほしいです。

カイツブリも人間もね。

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池のカイツブリが托卵を始めた。

2025-04-25 12:51:01 | 散歩

カイツブリは今年も小さな池の小さな島に浮巣を作り、いよいよ卵を温め始めたようです。

カイツブリの托卵日数は20~25日というので、5月半ば頃には雛が孵るかな。

楽しみです。

ちゃんと卵が孵るように、カラスに狙われないように・・心配事はいっぱいあるけど、毎年こうしてこの小さな池に戻ってきて雛を孵してくれるのは、なんて嬉しいことだろう。

こんな小さな人口池が、彼らにとっては大事なふるさとなのだ、と思うと、なんだか切なくなります。

我家の子どもたちも団地育ちなので、団地が彼らにとってのふるさとです。

どんなに小さくて狭い家でも、せせこましい環境でも、生まれ育った場所は、彼らのふるさとなのですね。

私自身は子どもの頃、田舎で育ったので、野山を走り回っていました。

都会の団地育ちには想像のつかないアドベンチャーな日々でした。

でも、あの田舎は父の転勤で一時的に滞在しただけの場所で、私のふるさとではありません。

私のふるさとってどこだろう?

生まれてから9歳まで過ごした東京なのか。

でも、東京にはほとんど思い入れがなくて、

この歳になって思い出すのは、なぜか山や川や海の景色なのです。

不思議だ。

ふるさとって何だろう?

もしかすると、一番幸せだったころに住んでいた場所、なのかもしれません。

池のかいつぶりを眺めながら、そんなことを思いました。

 

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池のカイツブリが巣作りを始めた。

2025-04-14 22:12:34 | 散歩

カイツブリが池に戻ってきたことはすでに書きました。

2羽いたのに、いつのまにか1羽しか見かけなくなったのですが、実はちゃんと2羽いたようです。

しかもツガイになってた。

今日、久しぶりに公園に行き、カイツブリのあとを追いかけてみたら、小島の向こう側(ベンチからは見えない場所)でせっせと巣作りをしている姿が見えました。まだ浮巣は小さいので、これから大きくするのでしょう。

しかも、今日はカワセミにも遭遇!

いやあ、春ですねえ。

カワセミは池の上を行ったり来たりして、時折水に飛び込んでは小魚を捕まえていました。

それから、今日はシラサギも見ました。

シラサギは時々やってくるのですが、それほど頻繁ではないので出会えたのはラッキー。

池の中の小島(カイツブリの巣のある島の隣)の水辺でこれまた昆虫や小魚などをついばんでいました。

しかも、池の中にはたくさんのオタマジャクシが!

あのオタマジャクシたち、何匹がカエルになれるんだろうか。

大半はシラサギやカワセミなんかに食べられてしまうんだろうなあ。

こんな小さな池でも生存競争は厳しく、生き残ることができるのはわずかのようです。

カモたちも元気です。

カモたちは池の主みたいな顔で泰然自若としています。

ここはおいらの縄張りだぜい、ってな感じで。

いろんな生命たちが次世代に命をつなぐ繁殖の季節ですね。

木々もぐんぐん緑を増して、日に日に鮮やかな新緑の森を形成しつつあります。

外でボーっとしていても、寒くないのは嬉しい。

すぐにまた猛暑の夏がやってくるけど、それまでの束の間のオアシスのような季節です。

今、春を堪能しています。

 

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池にカイツブリが戻ってきた!

2025-03-17 17:42:33 | 散歩

3月15日(土)のこと。

しばらくぶりに公園に行ってみたら、なんと、

カイツブリが戻ってきてるじゃありませんか!

しかも、2羽。

両方とも小ぶりで、明らかに去年の親鳥とは違う。

一羽は首のところが赤いけど尾羽の下の部分が白い。

もう一羽は全体に薄茶色っぽくて、同じように尾羽の部分が白い。冬羽か、それともまだ成鳥になる途中なのか。

彼らは去年この池で生まれた雛たちなのか・・

もしもそうなら、生まれた場所に戻ってきたんだねえ、と感動しました。

去年、カイツブリの雛は四羽生まれて、しばらく親鳥の後を追いかけていましたが、やがて一羽ずつ消えていき、一番小さな雛だけがしばらく残っていましたが、10月頃から親鳥共すっかり姿を消しました。

冬の間、いったいどこでどうやって過ごしているのだろうか、元気だろうかと気がかりでした。

もしも、あの雛たちだとすると、彼らはここでまた伴侶を見つけて雛を産むのかしら。

またあのかわいい雛たちが見れるかしら。楽しみ~

孫の誕生を楽しみにするばあちゃんみたいな気持ちです。

でも、池の環境も変わりました。

去年まで小島に繁茂していたガマや葦などがだいぶ刈られて、浮巣を作れる小島が二つくらいしか残っていない。

一つはカモたちが占領しているし、もう一つも去年より小さくなっているので、あそこで巣作りできるのか、小さな巣だとまたカラスにやられないか、などいろいろ心配です。

ともあれ、

またカイツブリの姿を見ることができて、とても幸せです。

今日(3月17日)もカイツブリは元気に潜っていました👆

2羽健在です。

小さな池のなかで繰り広げられる生き物たちのドラマを、今年もしっかり見届けたいと思います。

ありがとうね、君たち、この池に戻ってきてくれて!

今年も雛を孵して育てておくれ。応援してるから。

無事を祈ってます!

 

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