ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

シャドー・メーカーズ

2016-09-25 16:15:51 | 映画


映画「シャドー・メーカーズ」を見ました。
(ローランド・ジョフィ監督作品。1989年公開)
原文のタイトルは "SHADOW MAKERS /FAT MAN AND LITTLE BOY"

言うまでもなく、広島・長崎に落とされた原爆の名前ですね。
ロス・アラモス研究所でオッペンハイマーたちが原爆を開発するマンハッタン計画の話です。

戦争はまるで遠い世界の出来事のよう。
ニューメキシコの山の上にあるロス・アラモス研究所に集められた科学者たち21人は、その優秀な頭脳を結集させて、ひたすら原爆開発に邁進します。

それを統括するのは、ポール・ニューマンが演じるグローヴス准将です。
ポール・ニューマンにしては珍しくタカ派の軍人役で、彼のごり押しともいえる強力な統括のもと、最初は懐疑的だったオッペンハイマーたちも、やがては、原爆が戦争を終わらせる最終兵器になるとの結論に達します。ドイツもまた原爆の開発に血道を挙げていると聞けば、誰しも熱心にならざるをえないでしょう。

話の中心は、研究者グループの中心、オッペンンハイマー。
彼は途中までかなり煩悶します。このような兵器開発に関わってよいのだろうかと。
科学者たち(アインシュタインたち)の嘆願書も読みます。

けれども、狭いところに集団で閉じ込められ、戦争からは遠く、ひたすら研究に明け暮れているうちに、現実世界から遊離していくのは必至です。
原爆が投下された町がどのようになるのか、彼らなら十分想像できたはず。
しかし、オッペンハイマーは恋人の死によりショックを受け、そのショック状態のまま原爆開発に邁進してしまうのです。

ヨーロッパでドイツが降伏し、しかもドイツは原爆開発に成功していないとの情報も流れますが、グローヴス准将は開発をやめようとはしません。
オッペンハイマーは、もう原爆の開発は必要なくなったと主張します。
でも、結局グローヴスに説得され、彼はこういいます。
「原爆は日本を無条件降伏させるための手段だ。もしも、どこか別の場所に投下して原爆の威力を見せつけたとしても、日本が降伏しないなら、ウランが足りなくなるからだ」

そして、こうも言います。
「私たちは装置(原爆のことを指す)を作るだけだ。それを使用する責任はない」
アイヒマンと同じ考え方ですね。私は命令されたことをしただけだ。

やがて、オッペンハイマーはこう言い出します。
「確かに危険なものだが、それ以上に魅力的だ。無限にエネルギーを供給できる。世界を動かす力だ。それが手に入る。新しい世界だ!」

一人の科学者の短い間の変遷が見てとれます。
彼は非常に優秀でしたが、叩き上げのグローヴス准将のように強くない。やはり金持ちの坊ちゃんの脆弱性を持ち、考え方を二転三転させながら、戦争の中で次第に自分を見失っていきます。

同じく戦争に関わった科学者たちの映画で「イミテーション・ゲーム」を思い出さずにはいられません。
アラン・チューリングはドイツ軍の暗号エニグマの解読のために、今のコンピューターの基礎を築いたのでした。

アラン・チューリングとオッペンハイマー、よく似ていますね。
科学者って、どこか人間的な感情そっちのけの好奇心の塊のようなところがありますね。優秀な人ほど特に。
(フリンジに登場するウォルターがまさにそう)
その好奇心に突き動かされて、どこまでも突き進んでいく様は、科学者の業とも言うべきものなのかもしれない。

その先にあるのが、大勢の人の命を救うことなのか、はたまた人類を破滅させる脅威となるのかは、研究対象の違い、だけなのかもしれません。

アラン・チューリングだって、オッペンハイマーの立場だったら、原爆の開発に邁進したかもしれない・・

三人の女性が登場します。
オッペンハイマーの妻、恋人、そして、メリマン(被爆して亡くなる)の恋人。
オッペンハイマーの妻は、なぜ殺すの? と彼を問い詰めますが、彼に答えはありません。
実験が成功した時、グローヴス准将は握りこぶしを作り、神は我々に味方したと言いますが、オッペンハイマーは少し口元をゆがめただけでした。
彼の気持ちはまだ揺れ動き、整理されてはいなかったのです。
それでも、後戻りできないところまで来てしまったので、彼はそのまま突き進んだのでした。

実験成功で、映画は終わります。

でも、重要なのは、新しい世界がここから始まったということです。
人類が核を手に入れた瞬間からです。
オッペンハイマーは原爆の父と呼ばれるようになります。

広島、長崎に原爆が落とされた事実は、かろうじて最後のテロップに流れます。
でも、実際にどれだけの被害があり、どのような惨状だったのかは、映画では一切語られません。
それは、遠い世界の果ての日本という野蛮な国の都市が二つ消滅しただけの、
彼らにとっては、さほど大きな事件ではなかったからでしょう。

アメリカでは、残念ながら今もなお、原爆は戦争を終結させるために必要だった、と多くの人が信じているようです。

我々人類の行く末は、アラン・チューリングやオッペンハイマーのような優秀なひと握りの科学者たちの手にかかっているのかもしれません。

「イミテーション・ゲーム」はそれを強烈に印象付けてくれました。戦争の実態が何なのかということも。
「シャドー・メーカーズ」はそうした点については曖昧で、消化不良が残ります。特に、私たち日本人にとっては、とうてい満足できる映画ではありませんが、それでも、ロス・アラモスで何が行われていたのかを知るためには一見してもいいかと思います。
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アメリカ人はステーキの後に床屋の話をする・・

2016-09-22 18:51:30 | 日本語
久しぶりに日本語の話題を。

Bさんはアメリカ人で日本在住歴18年くらいになります。
日本語はかなり堪能ですが、字を書くのは苦手だし、文法もあまりよくは知らないようです。
でも、文法知らなくても、立派に通用する日本語をしゃべります。
その彼が、英語と日本語の違いについて、面白いことを言っていたので紹介します。

英語は結論から先に言う。(これはよく知られていますね)
動詞が先に来るから。
英語で話す人は、結論を先にいってからディテールを話すので、聞き手には話の行く先が見えています。
でも、日本語は動詞や結論が最後に来るので、話を最後まで聞かないと、
一体何について話しているのか、肯定しているのか否定しているのかさえ判断できません。

日本語はなかなかまわりくどい話や曖昧な話が得意で、
最後の最後で、
どんでん返しがあったり、また、そうでもなかったりするんですね。


たとえば・・
(ここからは、私の経験談になります)
最近、携帯にリラクゼーションアプリを入れたのですが、
導入部はこんな感じです。
(とてもゆっくりした話し方です)

それでは・・まず・・右手の指、手首、肘、肩・・右の胸、右のお腹、右の腰、右足・・・・
を、リラックスさせます。

「を、リラックスさせます」を聞くまでは、手や肩や胸やお腹をどうするのかわからなくて、つい力を入れてしまいました。
結論は先に言ってほしい。

また、こんなこともありました。
パソコンのスパムメールのことでプロバイダのテクニカルサポートに電話しました。
ついにスパムメール問題が解決! 
それはよかったのですが、そこに至るまでが大変。
なにせ、回りくどい、まだるっこしい、時間がかかる。

「ただいま電話が込み合っておりますので・・」
で散々待たされた挙句、ようやく繋がったので、やれやれと思い、私は話し始めました。
「これこれこうこうで、今、こういう状態で・・・」
しばらく話した後で、こう言われました。
「かしこまりました。それでは、お客様のお名前とお電話番号をお願いします。電話に出られているのは、ご本人様でしょうか」
それが終わると、
「ありがとうございます。それでは、ご本人様確認のため、よろしかったら生年月日をお願いします・・」
生年月日を告げると、スタッフはやおらこう言いました。
「ありがとうございます。それでは、係の者に代わりますのでしばらくお待ちください」
別の人が電話口に出て、
「お電話代わりました。どのようなご用件でしょうか?」

最初から言えよ!
時間を無駄にさせるなよ!

この後も、
「ありがとうございます」「かしこまりました」の連発で、それからおもむろにこう言い始めます。
「そういたしますとですね・・その件につきましてはですね・・当方といたしましては・・ただいまのご説明だけでは、なんとも判断がつきかねる状況でございまして・・」
聞いているうちに、こちらは用件を忘れてしまうのですね。

年のせいで短期記憶が長続きしないので、早く用件に入ってくれないと、言いたかったことが消えてしまうのですよ。

ま、プロバイダに限らず、日本の会社ってどこもそうですが。
余計な敬語、丁寧語、謙譲語の氾濫で肝心の用件が見えなくなる。
もしかして、意図してそうしているのか?


さて、私の体験談が長くなりました。
Bさんの話に戻ります。
彼はまたこんな話もしてくれました。

英語圏の人は、SVОで話をします。
つまり、誰(S)が何をした(V)が話の中心です。
一方、日本語では、トピックが中心になりやすい。

たとえば、パーティで誰かがこう言います。
「昨日うちでステーキを食べたんだけど、妻が肉を焦がしてしまってさあ・・」
すると、アメリカ人はこう続けます。
「そういえば、先週床屋に行ったんだけど、髪を切られすぎちゃってねえ・・」
でも、日本人の場合はこうです。
「うちでもステーキを焼くとよく焦がすんだよ」
「そうそう、先週やったバーベキューでも肉を焦がしちゃってねえ・・」
という具合で、皆が延々とステーキについて話し始めるんですね。

トピックが優先か、個人のエピソードが優先かの違いですが、非常に面白いと思いました。

でも、アメリカ人て、ステーキの話の後に床屋の話をするのか・・
カルチャーギャップというのは、けっこう気づいていないことが多いから、気づくと面白いですね。
これからは外国人の話をよく聞いてみようと思いました。



それにしても、外国人が日本語は難しいというわけだ。
日本人だって難しいんだもの。
つくづくそう思う今日この頃です。

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バオバブの芽を摘みながら、フリンジなども見つつ

2016-09-18 13:13:55 | 日記
また一週間が過ぎてしまいました。
今週はバオバブの芽を摘むのに忙しかったのです。
「星の王子さま」に出てくるバオバブの木は、大変成長が速く、なおかつしぶとく、毎日摘まないと、あっという間に成長して、星が破壊されてしまう、という暴力的な木でした。
これは、ナチスの例えだという説もあります。

我が家のバオバブはスパムメールです。
ここのところ、毎日数百通入ってきます。
ネットで調べると、かなりの人たちが困っているようです。
もちろん、迷惑メールに登録したので受信メールには入ってきません。
でも、迷惑メールがあっという間に千通くらいになってしまうので、気がついたら削除していかないと、追いつきません。

今のところは数百通ですが、一日合計すると千通近くになります。
しかも毎日増えていきます。
この調子で増えていったら、あっという間に一万通くらいになり、
それこそ、私の星、いえ、パソコンを破壊してしまうでしょう。
そうなる前に何とかしないと。

メールアドレスを変えようか、それとも、誰かに相談しようか。
こうしている間にもスパムメールは増え続けていて・・
ああ、どうしよう。
怖いことが起きていたらどうしよう。

しかも、問題はスパムだけじゃなくて、
ウィルスも手ごわい奴です。
あの手この手でウィルスがらみのいろんな仕掛けが開発されているようで、
たとえば、つい先日も、PCを開けたとたん、画面上にこんなのがありました。

「WinZip Driver PC Care」

あなたのPCはウィルスに汚染されているので除去しなくてはいけない。
ついては、以下のものを購入せよ、
というものです。
これも悪質で、
いつのまにかダウンロードが始まり、あれよあれよという間にインストールされ始めます。
あわてて、コントロールパネルの「プログラムと機能」からアンストールの手続きをして、何とか事なきをえましたが、
この手のものは、これまでも幾つか入ってきています。

わかっていても、防ぐのが難しい。
敵は日に日に戦略を向上させ、
無知なPCユーザーをだまして高額なものを買わせ、
あるいは、世界じゅうにウィルスをまき散らす手先にしようと、
やっきになっているようです。

ほんと、疲れます。
文明の利器には必ず欠点がありますが、
インターネットの利点も欠点も、世界に通じてしまうことです。
下手をすると世界を揺るがすような事件に巻き込まれる、といった最悪の事態も想像できなくはなく、一端末ユーザーとしても心してかからないといけないようです。

とはいえ、PCの知識もなく、ブログの写真さえまともにアップできない私。
本来なら、PCは使わないにこしたことはないのでしょう。
でも、インターネットの利点もまた想像を超えるので、
なかなかあきらめがつかない今日この頃です。

一番いいのは、IT技術者とお友達になる、あるいは幾らかの報酬を払ってでも、適切な助言をもらうことでしょう。
でも、そう思って探していると、また高額な料金を請求される詐欺にひっかかる、という罠も待っているようです。
どなたか、PCに詳しい方がいらしたら、アドバイスをぜひお願いします。


ところで、
「フリンジ」と「メンタリスト」
あいかわらず同時進行で見ています。
先週は「メンタリスト」がよかったのですが、今週は体力が回復してきたせいか、
「フリンジ」のほうが面白くなってきました。

おかげさまで、膀胱炎のほうは何とか落ち着き・・とはいってもまだクラビットを常用しています。やめると絶対再発するという確信があり、ドクターもしばらく続けた方がよいと言っているので。
猪苓湯、クラビット250、ビタミンCを毎日せっせと飲んでいます。

それはともかく、
「フリンジ」ですが、
シーズン1が終わり、シーズン2に入り、パラレルワールドに突入しました。
何と、シーズン1の最後で、ウォルターが佇んでいたのは、ピーターのお墓の前。しかも、子どもの頃に亡くなったピーターのお墓。
ということは、今のピーターは誰?

というわけで、シーズン2も目が離せません。

THE PATH はようやく6話目に入りましたが、
あいかわらず進行が遅く、ちょっと飽きてきました。
感情移入できるような魅力的な人物がいないのが残念です。
カルトの話としては面白いのだけどね。
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2016-09-11 19:22:23 | 映画
9.11ですね。
ちょうどhuluで映画
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
をやっていたので見ました。
スティーブン・ダルドリー監督作品。ジョナサン・サフラン・フォアの同名小説を基に作られた映画です。
見るのは、今回で3度目くらいかな。

9.11で父親をなくしたオスカー(9歳~11歳)の物語です。
オスカーはアスペルガー症候群で、人と接するのが苦手です。
そんなオスカーに父親(トム・ハンクス)は「調査探検」と称してニューヨークを探検しながら、人と接することに慣れさせようとします。

ニューヨークにはかつて「幻の第六区」があった、その第六区を探せ、というミッションを父親はオスカーに与えますが、その直後、父親は、たまたま商談でWTCに来ていてテロに巻き込まれて亡くなってしまいます。

父親をなくしたオスカー、そして最愛の夫をなくした妻(サンドラ・ブロック)、近くに住む祖母・・それぞれが、どこか殻にこもり互いに慰めあうでもなく、孤立しているように見えます。

一年後のある日、オスカーは父親の遺品の一つである青い花瓶の中に、封筒に入った鍵を見つけます。封筒には「ブラック」の文字が。
どこかのブラックさんの鍵に違いないとオスカーは確信し、その鍵にあう鍵穴を探すべく、新しい探検に乗り出すのです。
それが、父親が彼に残した最後のミッションであるかのように。そして、それを解明するために時間を費やすことで、父親の死を少しでも遠ざけようとするかのように。

電話帳でニューヨークじゅうのブラックさんを拾いだし、472人のブラックさんをオスカーは一人ひとり訪ねていきます。
オスカーの計算では3年かかるミッションです。

けっこう長い映画です。
ブラックさんを訪ね歩くだけで、映画の前半は終わります。
途中、祖母の家の間借り人という老人も現れてオスカーと一緒に街を歩きます。彼はしゃべれないので、いちいち紙に書いてオスカーに示します。
この老人、実はオスカーの祖父で、ドイツのドレスデンで生まれ、第二次大戦を経験した人でした。
そして、最後にようやくオスカーは鍵にあう鍵穴を見つけるのですが、
それは、オスカーが期待したものとは全く違っていました。

最初に見たとき、なんか感情移入できない映画だなあと思いました。
父親が亡くなったとはいえ、これほどまでに家族がバラバラになるだろうか。母親はひどく冷たく見えるし、祖母は近くに住んでいながら、オスカーと関わろうとはしません。老人だって、途中で探索をやめて去っていきます。
トム・ハンクスの父親が素晴らしいだけに、この違和感は何なんだろうと思っていました。

今回、わかったのは、
この映画があくまでもオスカーの目線で作られているということです。
オスカーから見ると、母親も祖母も、冷たく疎遠に見えたのです。実際はおそらくそうではなかったのでしょう。
アスペルガー症候群の子は、時にオスカーのように人の気持ちを顧みず失礼なことを言ったり、傍若無人で自分勝手に見えたりするようです。
でも、彼らは意図してそうしているわけではなく、自分を守ろうとしているだけなのです。
オスカーの周囲の人々に対する理解というのもまた、普通の人とは少し違っているのだと思います。

アスペルガー的視点を外してみると、この家族はよく頑張っていることがわかってきます。
母親は黙ってオスカーの行動を見守ります。祖母は、夜中の3時に起こされても嫌な顔をせず、オスカーと無線交信をします。途中で探検をやめてドイツに帰ってしまう祖父も、彼なりに努力したことがわかってきます。

大きな悲劇に見舞われると、人は正常ではいられなくなるのです。
それをこの映画はリアリティを持って描いています。
だからこそ、どこか胸の奥にグサリと刺さるものがあるのだと思います。

最後はハッピーエンドですが、
そこに至るまでの紆余曲折が、この家族の辛さを実によく表していると思いました。
それほどまでに、あの事件はアメリカ人の多くの人の心を壊した、という現実があるのでしょう。
でも、そのアメリカはイラクに侵攻し、大勢の人を殺戮しています。
今もシリアでは爆撃が続き、大勢の市民が殺されています。

世界は今も、9.11のニューヨークを体験し続けているのです。
心にグサリと刺さるのは、たとえそうだとしても、私たちは生きていかなくてはいけない、という現実を突きつけてくるからなのでしょう。

あの家族だけが特別なのではなく、私たちはいつそうなるかわからない、そういう世界に住んでいるのだということを、改めて感じさせてくれました。



《追記》
 アスペルガー症候群の人は時にものすごい才能を発揮することがあるようです。
 「シャーロック」もまたアスペルガーとして描かれているようですね。シーズン2の「バスカヴィルの犬」でジョンが「アスペルガー」とはっきり言っています。なるほどねー、と思いました。
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メンタリストとか・・

2016-09-09 18:24:20 | 映画
9月に入って早一週間が過ぎ・・と書きかけて、一週間じゃないじゃん。ほとんど10日じゃん、と気づいてあわてています。

光陰矢の如し、どころか、どんどん光の速度に近づいてるようです。

膀胱炎のほうは、とりあえず治まっています。
クラビット500をすでに断続的に一か月半ほど飲んできたのですが、やめると再発します。ここにきて、泌尿器科の先生が、クラビット250を二週間ほど飲んでみてはどうかと提案してくれたので続けています。
今のところは大丈夫です。

でも、エンブレルとプレドニンを減らしたおかげで体調はよくないです。
朝が辛いし、体じゅう痛いのも嫌です。ロキソニンはあまり使いたくないし。
でもまあ、リウマチ患者はたいていそうだと思いますが、慣れ親しんだ感はあります。

おかげでカーブスを休み続けていて、筋肉落ちてきた気がする。
また、レイキセミナーのサードディグリーも、結局キャンセルしました。
8時間のセミナーには耐えられそうもなくて。
残念ですが、またの機会に。

今は何としても、健康を取り戻し、海外に行くぞ、と思っています。
このままじゃ終わらないぞ!
イギリスやスコットランド、イタリアにも行くぞ。
ニューヨークにも行くし、アンコールワットも見るし、NZのテカポ湖で星空も見るぞ。

欲張りなのです。
あきらめが悪い。

でも、本を読む気力も減退してきていて(コレはカナリヤバイ)
あいかわらず、huluでドラマを見てます。
最近ハマっているのが

「メンタリスト」

アメリカのドラマで、
人の心理を操って犯人探しをするという探偵モノです。
主人公のメンタリストが、パトリック・ジェーン(サイモン・ベイカー)です。

最初は、にやけたヤツだなあ、と思いました。いつも口が半開きで、なんか締まりがなくて。
でも、回を重ねるにつれて、この何ともゆるい感じがツボにはまってきて、
「THE PATH」より私には向いてるかもしれない、と思い始めました。

「THE PATH」も面白いんだけどね、週一で配信されるから待つのが大変。
現在シーズン1のエピソード5が配信されたところです。
しかも進行が遅いので、ストーリーがなかなか前に進まない。
ちょっとイライラしてます。

「メンタリスト」はコメディとまではいえないけど、
くすっという笑いが随所にちりばめられていて、
何より、最初に見たとき、
ウェイン・リグスビー(オーウェン・イオマン)があまりに「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーにそっくりなので、
バズは絶対この人をモデルにしたに違いないと思いました。

「トイ・ストーリー」が好きな人は見てみてください。
ほんと、そっくりなんだから。

韓国系アメリカ人のキンブル・チョウ (ティム・カン)もなかなかカッコいい。
一番カッコいいかもしれない。
しかも、オカルトを信じてしまうところなんて、なんか憎めなくてかわいい。


「名探偵モンク」と同じように、一話完結です。
そして、これはすでに100話くらい配信されているので、
安心して楽しめそうです。

あと、
「フリンジ」なども見ていますが、こっちはちょっとグロい。
パラレルワールドを扱っているらしいので、シーズン2まで我慢して見てみようとは思っていますが、途中でやめるかもしれない。

体調がよくないとき、グロいのはちょっとね。
「名探偵モンク」も大好きなんだけど、シリーズ通して3回くらい見てるので、少し時間をおこうと思っています。

もちろん、
「アウトランダー」も「シャーロック」も時々見ます。
けっこう忙しいです。

「シン・ゴジラ」見に行きたいです。
まだ混んでるみたいですね。
少し涼しくなってきて、映画館の冷房がそれほどきつくなくなった頃、行こうかと思ってます。

ま、近況はそんなところです。
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