暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

天国の本屋/恋火

2007年11月17日 22時34分25秒 | 邦画>★★
2004年/邦/篠原哲雄監督/竹内結子 玉山鉄二 原田芳雄
2007年11月16日 テレ朝シネマ・エクスプレス

【あらすじ】
オーケストラをクビになった、ピアノ奏者健太(玉山)。自棄酒喰らってぶっ倒れたら、ヤマキ(原田)に天国へ連れて行かれた。
ヤマキの本屋でバイトを始めた健太の前に現れたのは、幼少の頃憧れたピアニスト翔子(竹内)。天国で、健太はピアノへの想いを再確認…。
一方その頃現世では、青年会が花火大会を開こうと奔走していた。だが伝説の<恋する花火>の作り手瀧本(香川照之)は、10年前の暴発事故で恋人翔子と気まずくなったまま死に別れ、花火を封印していた。
花火、瀧本、翔子、健太、青年団、ピアノ。全ての想いを乗せて、上がるか、恋火!?


まったく下らない映画だが、芳雄さんに免じて<最低>だけは回避させよう。
それにしても、また出てるよ!香川照之!みんなそんなにこのオッサンが好きなのか!?
しかし現世の方の竹内(翔子の姪御という設定)、デリカシーないよなあ。花火がそんなに大事か?そりゃ翔子にとっちゃ大事だったかもしれないが、姪御の方にそんなことが分かろうはずもなく。<花火が見たい>という傲慢な欲求だけで、人の心の傷をごりごりほじくりやがって。香川といえども可哀想に。
しかもそんな不条理な説得に折れて、金も掛かる、道具も必要、危険も伴う花火作りをしてしまう香川。許可が出ていない場所、時間での勝手な打ち上げ。監督は中高生くらいの倫理観念しかないのだろうか。そう言えば<天国>の世界観も、私が中学生くらいの頃に妄想したような設定だ。
河原の土手になんでピアノが置いてあるんだ!香里奈は天国に連れて行かれた瞬間に戻って来たのに、なんで玉山はガード下のおでん屋に戻らないんだ!
コメント