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暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

怪盗ルビイ

2024年06月03日 21時44分27秒 | 邦画>★

1988年/邦/和田誠監督/小泉今日子 真田広之 水野久美 陣内孝則 天本英世 斎藤晴彦 岡田眞澄 木の実ナナ 秋野太作 名古屋章 

2024515日 NHKBS プレミアムシネマ

 

【あらすじ】

母子家庭の林徹(真田)は、上階に引越してきた加藤留美(キョン2)にそそのかされて犯罪の片棒を担ぐ羽目に。しかしその計画は、ことごとくショボい結果に。だが彼女は盗んでしまった。そう、アナタのハートをね!!

 

しょーもないもんを観せられた。だがキョン2の可愛らしさは至宝、真田さんのダサさは特筆、そしてラストのラブシーンは麗しさは200パーセント。和田誠ってこんな仕事もしてたんだなあ。

次郎物語

2024年03月01日 22時04分51秒 | 邦画>★

1987年/邦/森川時久監督/伊勢将人 加藤剛 高橋惠子 泉ピン子 永島敏行

2024219日 NHKBS プレミアムシネマ

 

【あらすじ】

長崎の士族だか造り酒屋だかの次男坊次郎(伊勢)は、6歳まで乳母お浜(ピン子)の下へ里子に出されていた。次郎はピン子にめっちゃ懐いており、実家に戻されるのも大騒ぎだった。母(高橋)は優しく父は尊敬できたが、祖母はクソババだった。

ケンカして、ジサマが死んで、初恋が終わって、母は看病の末亡くなった。次郎は高校生になりましたとさ。おしまい。

 

公開時、「さだまさしのセイ!ヤング」を聴取していたので主題歌にはとてもなじみがある。ていうか、それだけ?何が言いたいのかよく分からず、誰か(まあ、原作者だけど)の少年時代の想い出をただただ見せられたと言えばいいのか。

文部省推薦!(何を教えたかったのかは不明)

ギヴン

2024年02月01日 21時07分28秒 | 邦画>★

2020年/邦アニメ/山口ひかる監督/矢野奨吾 中澤まさとも 江口拓也 浅沼晋太郎 内田雄馬

202417日 フジ

 

【あらすじ】

インディーズバンド<ギヴン>内で繰り広げられる、男とオトコの恋愛模様。

 

原作・アニメ未見。ていうか、なんか違うものと勘違いして録画してた。あれ?こんな、モロBL???

俺ら東京さ行ぐだ

2024年01月21日 21時33分47秒 | 邦画>★

1985年/邦/栗山富夫監督/新藤栄作 柏原芳恵 植木等 林美智子 松居直美 吉幾三

202413日 新春ゴールデンシアター

 

【あらすじ】

プロのカメラマンを目指して、青森県は五所川原から上京し原宿のスタジオで働く野々宮元23歳(新藤)。そんな息子を心配し、父耕三(植木)と母あや(林)が東京へやって来た。東京いいとこ?悪いとこ?スタジオのガールフレンド伸子ちゃん(芳恵ちゃん)がご案内します。

 

上野、新宿、原宿、日暮里(谷中)、皇居内堀通り、銀座、上野、浅草。どんだけコメディかと思ったら、親子の我のぶつかり合いとか説教臭いことを聞かされる。親のエゴも子の未熟さも、何となく分かる今日この頃。

主演のはずの新藤栄作とかいう人はあんまし出番がなく、ほとんど植木等に画面を持ってかれている。更に途中からは、柏原芳恵ちゃんが吉幾三と共に大活躍。芳恵ちゃん、演技はダイコンだがとっても可愛かった。そりゃ殿下(現陛下)も夢中になるってもんよ。まあアタシは、幾三さんの可愛さにキュンとしましたけどね。主演俳優どうでもいい!

80年代の文化記念碑として、貴重な映像もお見逃しなく。

忠臣蔵外伝四谷怪談

2023年11月26日 21時30分19秒 | 邦画>★

1994年/邦/深作欣二監督/佐藤浩市 高岡早紀 荻野目慶子 石橋蓮司 渡辺えり子 六平直政 渡瀬恒彦 津川雅彦 近藤正臣

20231118日 BS松竹東急 土曜ゴールデンシアター

 

【あらすじ】

赤穂浪士48人目の男、民谷伊右衛門(佐藤浩市)!琵琶を弾き、お岩(高岡)と恋仲になり、吉良家家臣の娘お梅(荻野目)に見初められ、忠臣蔵をしっちゃかめっちゃかにする!!

 

忠臣蔵興味ないんだよねー。ついでに書くと、佐藤浩市にも深作欣二にも興味がない。でも高岡早紀ちゃんは頑張ってた。早紀ちゃんのオッパイを目当てに、数多の男子たちが劇場に詰めかけたであろうことは想像にかたくない。いやなかなか、演技も良かった。しかしクライマックスの、サイキックバトルはさすがに笑ってしまったが。佐藤浩市が白塗りになって以降は、コントにしか見えませんでした。各々方、白塗りでござる。

カムイ外伝

2023年11月02日 21時38分22秒 | 邦画>★

2009年/邦/崔洋一監督/松山ケンイチ 小林薫 小雪 大後寿々花 伊藤英明 佐藤浩一

2023108日 TOKYO MX

 

【あらすじ】

貧しさ故に忍びとなり、強さを求めた末抜け忍となったカムイ(松ケン)。追忍たちを返り討ちにすること100人余り。そんなカムイが、半兵衛(小林)を追ってコシキが島へと流れ着いた。半兵衛は、かつて師匠が仕留めた女抜け忍スガル(小雪)と所帯を持っていた。二人の娘サヤカ(大後)と恋仲になるカムイ。しかし半兵衛が殿様(佐藤)のお尋ね者だったり、サメハンター<渡衆>がやってきたり、渡衆の頭不動(伊藤)が追忍だったりといろいろハードだ!?

 

読んだことはないものの、原作漫画はタイトルだけ認識あり。白土三平といえばむしろ、「サスケ」(アニメね)だった。

脚本が宮藤官九郎ということで期待したが、サッパリ面白くありませんでした。小林薫の無駄遣い。フワフワしたワイヤーアクションも萎える。仲間由紀恵&オダジョーの「SHINOBI」(2005)から何か学び取らなかったのか。大野くんの「忍びの国」が、凄く良く思えてしまった。

現代やくざ/与太者の掟

2023年10月23日 22時12分44秒 | 邦画>★

1969年/邦/降旗康男監督/菅原文太 待田京介 山城新伍 若山富三郎 藤純子 安部徹 志村喬

2023104日 BS12トゥエルビ

 

【あらすじ】

傷害罪で5年のおつとめを終えたばかりの勝又(文太)は、縁あって荒尾組の福地(待田)と兄弟の契りを交わす。

根は<良い人>の勝又だけど、口より先に手が出ちゃう彫り師のオヤジ(志村)やチンピラ(新伍ちゃんほか)、福地のオジキ分五代さん(富三郎)らに気に入られ、義理と人情の狭間で命を散らすやくざ稼業。仇取ります殴り込み!!

 

文太さんだと思うから録画したのに、監督が降旗と知った途端ダルくなる。果たしてその予想は当たり、志村喬はいつの間にかいなくなっちゃうし富三郎がやたらかっこいいし、オンナのこともどうでも良くなる始末。せめて勝又を巡る男たちのラブトライアングルになってれば救いもあるが、そこも半端で皆殺しにしてしまう。やっぱ俺は、降旗康男が肌に合わないのだった。

大菩薩峠

2023年10月09日 21時27分16秒 | 邦画>★

1960年/邦/三隅研次監督/市川雷蔵 本郷功次郎 中村玉緒 山本富士子 島田正吾 笠智衆

202395日 BS12トゥエルビ

 

【あらすじ】

大菩薩峠にて、浪人・机竜之介(市川)は巡礼の老人を意味もなく切り捨て、その場から立ち去った。途方に暮れる老巡礼の孫娘お松(山本)を、通りすがりの盗賊裏宿の七兵衛は保護するのだった。

自身が師範を務める道場へ帰った竜之介のもとに、宇津木文之丞の妹を騙る彼の妻・お浜(中村)がいた。御岳神社の奉納試合で文之丞に負けてくれるよう頼み込むお浜。しかし竜之介はこれを拒否する。帰路についたお浜を水車番の与八に誘拐させ、竜之介は彼女を手籠めにする。奉納試合、怒りに震える文之丞であったが竜之介の音無しの構えを前に敢え無く事切れる。竜之介はお浜と共に江戸へ去っていった。この惨状を知った文之丞の弟・宇津木兵馬(本郷)もまた、剣豪・島田虎之助(島田)に入門するため江戸へ向かう。

<ウィキペディア様より引用>

 

タイトルに聞き覚えがあったのと、大スター市川雷蔵のネームバリューをもって観戦。勧善懲悪とはいかないまでも、剣豪による胸のすくシナリオだろうと思っていたら雷蔵完全にヒール!最後らへんはなんか、怪談みたくなったよ!?しかも<続く>って。ほんとにこれ、大ヒットしたの?オイラにゃ、ちと分かりかねるな。

さて今作、中里介山による大衆小説が原作なんだそうな。なんでも、<世界最長小説>を目指したんだとか。長いことが目的って、バカみたい。舞台は幕末だが、物語は明治に入らず<架空の世界>に迷い込んだそうな。いよいよカオス。そういうこと知ると、興味湧いちゃうじゃんよ。今回の大映作品は三部作として作られ、トゥエルビさんもちゃんと放送してくれたのだが、こちらの体力都合で一作だけの観戦とする。どうしよう、二作目で野球回をこなして、三作目が異世界転生してたら!?

八つ墓村

2023年10月01日 21時25分09秒 | 邦画>★

1977年/邦/野村芳太郎監督/萩原健一 渥美清 小川真由美 山崎努 山本陽子 市原悦子 山口仁奈子 夏八木勲

2023925日 BS松竹東急 よる8銀座シネマ〔戦慄のクライム・サスペンス特集〕

 

【あらすじ】

400年ほど前、備前の国に流れ着いた尼子の落武者たち八人。彼らは落武者狩りに遭い、無念の死を遂げた。その地は<八つ墓村>と称されるようになった。

時は下って、戦後まもなくのころ。村の土地持ち有力者多治見家当主(山崎)が、発狂して村人32人を殺すという伝説的事件が発生する。村人はこれを、尼子の祟りと呼んだ。

さて、更に時は下って現代。またも八つ墓村と多治見の周辺に、連続殺人が起ころうとしていた。多治見とは絶縁状態になっていた寺田辰弥(ショーケン)は、最も当主に近い存在として担ぎ上げられ事件に巻き込まれてゆく。探偵金田一耕助(渥美)は、事件の真相解明に向けて推理を働かせる。果たして尼子の祟りは存在したのか!?

 

恥ずかしながら、渥美清版の金田一耕助があるとは存じ上げませんでした。しかも監督野村芳太郎!脚本橋本忍!音楽芥川也寸志!文芸座あたりで上映されそうな、ザ・邦画。とはいえ、人物相関図を理解するのが苦手なワタクシにはきついおハナシなのでした。主人公の出自が複雑過ぎる。ラストで金田一が尼子の子孫がどうしたこうしたという祟りと言ってもいいくらいの因縁を明らかに発言してくれるのだが、言葉で並べ立てられても分かりません。ていうかオイラに至っては、小川真由美と山本陽子の区別もついていなかった。致命傷。

因みに、志村のギャグ「祟りじゃ〜」は今作から生まれたものと思われます。

宮澤賢治 その愛

2023年09月23日 20時47分22秒 | 邦画>★

1996年/邦/神山征二郎監督/三上博史 仲代達矢 八千草薫 酒井美紀 中山忍 田中実 尾美としのり 牧瀬里穂

2023921日 BS松竹東急 よる8銀座シネマ

 

【あらすじ】

宮澤賢治の生涯を、女性関係中心に描く

 

天下の文豪も、新藤兼人脚本にかかればこの通り。はちゃめちゃな人物にされて、尊敬の念も台無しにされる。概ね史実に忠実なんだろうが、もっと描くべきことはあっただろうによ。幼馴染のキミコちゃん(尾羽智加子)のこととか、看護婦さんに一目惚れして勝手に結婚するつもりになったとか、押しかけてきた高瀬露(牧瀬)を何もせず追い返したとか、いったい何のこっちゃというエピソードばかり連ねられる。そして結局妹トシ(酒井)との死別が丁寧に描かれ、シスコンだったことにされる。農業に関しちゃ結構な仕事をしたはずだったがその偉大さは掘り下げられることもなく、作家業も何となく始められてていつの間にか名作が出来てたりする。

仲代達也も八千草薫もキョトンとする他なく、ラストはカズンのポップな主題曲に乗せて締められるという有様。三上博史も、ロケット団の倉本一歩先行く星人にしか見えなかった。

神山征二郎は1992年にも新藤兼人脚本で「遠き落日」なる野口英世伝を世に送り出していたが、これも同様の見応えのない類似品であった。何なの、コイツら!?