トラウマ

2011-02-17 02:03:08 | Weblog
前回レジでつり銭を渡される瞬間が怖いと書いたが、
ある出来事がきっかけで意識するようになった
10年以上もしくはもっと前かもしれないが、
それが起きるまではまったく意識せず普通にレジに並んでいた

その日もいつものように買い物をして若い女のレジに並んだ
そしてつり銭を渡される際、レシートの中央部分に小銭を置いて、
両端を持ち俺が差し出した手の5センチぐらい上から両手を放して垂直に落とした

その際、手から何円玉かは忘れたが1枚下に落ちた
俺はちゃんと渡せよと思いつつ拾って女の顔を見ると薄ら笑いを浮かべていた
一瞬キレそうになったがそんな度胸があるわけもなくその場を立ち去った
家に戻っても怒りが収まらず悶々としていた
何せ拾わず謝らず笑っているのだ
まるで汚いものをあざ笑うかのようにである

やはり店長を呼びつけ説教すべきだったか
しかし後ろも大勢並んでおり無理である
だから脳内でキレて店長とその女を土下座させてる姿を思い浮かべながら消化しようとしていた

そしてその時ふと思った
ひょっとして俺の手に触れたくなかったのではないか
俺ってそんなキモいのか・・
今までまったく意識してなかったがそうに違いないと確信した
別にカッコいいと思ってたわけでもなく何も考えていなかったのである
本当に無意識にレジに並び清算していたのだ
レジがどんな奴だろうが空いてる列に普通に並んでいたのだ

しかしそれ以降若い女性のレジに並ぶとみんな手が触れないように慎重に渡してることに気づいた
つまり以前から避けられてたのに気づいていなかったのである

それ以来若い女性のレジは意識して避けるようになった
別に今は自分がキモいことを自覚してるんでどうってことないんだが、
相手に気を使わせるのが忍びないのである
1番最悪のシチュエーションは並ぶ直前に目が合うことである
このときの気まずさは半端ない
頼むから私のとこに来ないでくれと訴えかけているような目である

そして俺はまず店内に入るとレジの顔ぶれをチェックして、
どこに並ぶか決めるんだがそこで目が合うのも困る
とにかく並ぶ瞬間までレジの人間とは目が合ってはいけないのだ

また信じられないかもしれないがレジを見て買い物を断念することもある
若い男女しかいないときはレジに並ぶ気が起きないのだ
だからレジが1つしかないコンビニにはめったに行かない
その1つが若い奴だったら逃げ場がないからである
恐らくここ10年で3回ぐらいしか行ってないのではないだろうか
20年に遡っても10回は行ってないはずである

よく職場の同僚にその話をすると信じてもらえないんだが、
この時代にこれほどコンビニに行かない人間はいないだろう
もちろんレジだけではなく値段が高いというのが最大の理由である
そしてレジであり狭い空間に閉じ込められてる圧迫感だろうか
とにかくコンビニの雰囲気がダメである

店内がおばちゃんで溢れてるほうが安心であり落ち着くのだ
もちろんレジもおばちゃんが最高である
もっとも電子マネーになってくれれば煩わしさから解放されるんだが、
カード1つでどこでも買い物ができる時代はいつ来るのだろうか
この分野が思ったより進んでいない気がする

これを読んでもらえれば前回書いた出来事が、
いかにうれしかったか分かってもらえただろう
コメント
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