雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

070424 日々歌う

2007-04-24 23:20:18 | 日々歌ふ


市場フェチ国家フェチをば隠さざる男を長にわれら戴く
(男=をのこ、長=をさ)


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<002:晴>から2

2007-04-24 20:09:46 | 題詠blog2007から


晴れたからここから先はいらないと捨てられたのか蝙蝠傘よ(野良ゆうき

百円ショップででも買ったのでしょうか。
いくら安いからとはいえ、雨上がりにビニール傘などが道端に投げ捨てられている光景を見ると、寒々しくなります。
そうした<雨の切れ目が縁の切れ目>といった光景が、投げ捨てられた傘の立場に寄り添うように、ペーソスとユーモアをもって巧みに歌われています。

                            *

あの晴れた朝に廃墟となる街に少女のあなたがいたのだという (野樹かずみ)

ヒロシマ、ナガサキのどちらか。
60年以上の昔の、<あの晴れた朝に廃墟となる街に少女のあなたがいたのだという>のです。
辛うじて生き残った<あなた>と作者の関係はわかりません。
いずれにしても<あなた>は作者にとって大切な人でしょう。
その<あなた>が生き残ったことと、その廃墟となった街に起きたことへの想いが、ともに静かに伝わってきます。

                            *

こんな日に限っていつも快晴で 罪の意識が増す逢瀬です(育葉

人目を忍ぶ逢瀬の日に限ってのカンカン照り。
たしかに罪の意識も増すでしょうね。
思わずそう納得してしまう、ユーモアがあります。



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