雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

060112 日々歌う

2006-01-12 10:36:02 | 日々歌ふ
スパッツにズボン重ねてなほ寒き朝に見ゆるミニスカの群れ

軍服の成れの果てこそ学生にふさはしけれの迷妄深く

ドクターの医者か博士かマンボウの肩書きなればドクトルといふ

ベーゼとかキュッセンなどとキスのこと言ひて口吸ふ世代もありし

斑なるキリンの肌も好ましき大樹の名すら出づ来ぬときの

野の雪に光ほのかにやはらかく明るみさせば春の待たるる

凍てつきし緑彩る紅き実の目にもさやかに大気乾きて

飛沫上げ川面に独り若鳥の気性も荒くユリカモメ舞ふ
(飛沫=しぶき)

生み親の没落せしも<無印>の世界に羽ばたく<MUJI>といふ名で

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